Subject: [fem-women2000 110] Re: マイノリティに属する女性に対する二重差別の研究会のご案内
From: "三井マリ子" <mariko-m@qa2.so-net.ne.jp>
Date: Wed, 08 Dec 1999 12:43:16 +0900
Seq: 110
男女平等の社会をつくりたい親愛なる友人のみなさん: 以下を衆議院の特別委員会委員長などに 直接届けるlobbu活動をします。賛同者は同行を! また、これをどんどん転送して下さるとうれしいです。 三井マリ子(全国フェミニスト議員連盟世話人) 時:1999/12/9 (木)10時に衆議院第1会館受付集合。その後16時まで説得工作 所:衆議院議員会館の各議員控え室 当日の携帯電話:090ー8595ー6421(三井) ____________________________________ 衆議院比例区定数20削減法案への反対を求める要請文 小渕恵三内閣総理大臣 青木幹雄女性問題担当大臣 政治倫理確立・公職選挙法改正特別委員会委員長・理事・委員 各政党党首 1999年12月9日 「男女共同参画社会基本法」が施行され、これにより、日本国は法によって、女性 と男性がともに政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受しかつともに責任を担 う社会をめざすことになりました。 この施行後、半年も経ない国会において、衆議院議員選挙の小選挙区比例代表並立 制における比例区定数200を20削減する法案(以下「比例定数削減法案」)が、審議 されようとしています。 私たち全国フェミニスト議員連盟は、この「比例定数削減法案」は、政治的分野に おける男女共同参画を阻む可能性がきわめて高い法案であると考えます。また、国際 的にも、小選挙区制は女性に不利であることが指摘されています。しかるに、委員長 以下38名がことごとく男性で占められている「政治倫理確立・公職選挙法改正特別委 員会」において、そうした危険性や問題点を含めた議論がなされるでしょうか。その 委員会の構成自体に危惧を覚えます。しかし、一縷の望みをかけ、全国フェミニスト 議員連盟の以下の反対理由をお示しいたします。男女が均等に参画して初めてスター トするといわれる「真の民主主義」の構築に向け、法案に反対していただけますよう 心から要請いたします。 1) 前回総選挙における女性当選者23人のうち7割は比例区であり、衆議院議員にお ける女性の進出は比例区導入による点が大きい(注1) 2) 同選挙の女性の小選挙区当選者は1人を除き全員が現職議員であり、小選挙区に おいて女性が新たに当選する確率は著しく低い。また、その当選者のほとんどは、党 首または党の代表的ポストにあるか父親または祖父に有力政治家を持つ人物であり、 きわめて稀な例外的存在であるこうした女性以外は当選の可能性はないことを示して いる(同上) 3) 世界の女性議員割合と選挙制度の関係によると、女性割合が高い国ほど比例代表 制選挙を採用しており、女性議員進出には、比例代表制が有効である(注2) 4) 日本の衆議院における女性議員割合は、世界の第1院に占める女性比率調査によ ると、 161ヶ国中123位という低さであり(注3)、また、政策方針決定過程にどの位女性が参 加しているかを測定した調査によると、日本は95年の27位から98年の38位と順位を落 としている(注4)。政府や政党は、北京「行動綱領」によって政策決定の男女数の均 衡が求められているが、日本の政府や政党は、今こそ、他国に追随を許さないほどの 積極性をもって具体的な工夫を遂行しなければ世界における日本の地位は下落するば かりである 全国フェミニスト議員連盟(代表 石崎たかよ・鐘ケ江洋子) 担当:国際分科会(中嶋里美・三井マリ子・渡辺光子) 連絡先:東京都三鷹市下連雀4-12-1-204 三井方 全国フェミニスト議員連盟事務局 TEL: 0422-76-1032 FAX:0422-76-1034 Email: mariko-m@qa2.so-net.ne.jp 注1) 『月刊女性情報』1999/11 (パド・ウイメンズ・オフィス) 注2)『男を消せ!:ノルウエーを変えた女のクーデター』 (三井マリ子、毎日新聞社、1999) 注3)『月刊婦人展望』1999/1(市川房枝記念会出版部) 注4)『月刊女性情報』1999/6 ---------- >差出人 : "熊本理抄" <imadrjc@ff.iij4u.or.jp> >宛先 : fem-women2000@jca.apc.org >件名 : [fem-women2000 109] マイノリティに属する女性に対する二重差別の研究会のご 案内 >送信日時 : 1999年 12月 3日 (金) 10:43 AM > > ■■■マイノリティ女性に対する二重差別研究第1回研究会のご案内■■■ > > 私たち反差別国際運動日本委員会(IMADR-JC)は、被差別部落出身者、アイヌ民族、 > 障害者、在日・滞日外国人など日本国内のマイノリティの問題に取り組んでいます。 > 国内はもちろん、国際的にも十分に認識されているとはいいがたいマイノリティの女 > 性の問題について、1995年の中国・北京世界女性会議で蓄積した経験や情報を共有し > 、さらにネットワークを発展させ、2000年の女性会議においても提言を行っていきた > いと考えています。 > また、2001年に開催される「反人種主義・差別撤廃世界会議」へもマイノリティ女性 > の立場から提言を行っていく必要があります。 > そこで、女性2000年会議ならびに2001年反人種主義・差別撤廃世界会議へ向けて、 > マイノリティ女性に対する二重差別の研究会を開催します。 > マイノリティ女性に関する具体的なケース、統計、データなど情報を収集し、現状を > 把握するとともに、関係資料・文献等の報告を参加者で企画しながら、二重差別の分 > 析を皆さんと一緒に行いながら、ネットワークを拡大していきたと思います。 > また、このメールをご覧の皆さまで女性2000年会議に向けた取り組みについてご報告 > いただける方は、ぜひIMADR-JC事務局までご連絡をください。よろしくお願いします > 。 > 当日は、IMADRジュネーブ事務所からも参加を得て、国連レベルでの二重差別の取り > 組みに対する動きや、カナダに留学しているIMADR関係者からニューヨークの最新情 > 報も聞けることになっています。 > ぜひご参加ください! > > oと きo 12月21日(火)午後6時半~ > oところo 松本治一郎記念会館(港区六本木3-5-11、日比谷線六本木駅3番出口から > 徒歩7分) > o参加費o 300円 > o申込みo ご出席の方は、IMADR-JCまでご連絡ください。 > ���お問い合わせ・お申し込み��� > 反差別国際運動日本委員会(IMADR-JC) > 〒106-0032 東京都港区六本木3-5-11 > TEL/FAX:03-3568-7709 E-mail: imadrjc@ff.iij4u.or.jp > >