Subject: [fem-events 980] 2/17バタラー〜セクハラ/DV加害者の実像と対策〜
From: Satoko Matsuura <satoko@jca.apc.org>
Date: Tue, 15 Jan 2002 01:52:58 +0900
Seq: 980

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キャンパス・セクハラ全国ネット北仲さんの地元の
[wanet]メーリングリストへの発信を転送します。

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北仲です。
キャンパス・セクハラ全国ネット東海の講演会のお知らせです。
ぜひお越しください。
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北仲千里 kitanaka@zj8.so-net.ne.jp
名古屋大学 大学院研究生(社会学)
phone&fax 052-883-0141
名古屋大学でセクシュアル・ハラスメントを考えるネットワーク(NSNW)
http://www2.jimu.nagoya-u.ac.jp/circle/sonota/nsnw/
kitanaka@t9.ezweb.ne.jp(携帯)


講演会
「バタラー〜セクハラ/DV加害者の実像と対策〜」
講師 沼崎一郎さん(東北大学教員)
2月17日 午後1:30〜3:30

 セクシュアル・ハラスメントやドメスティック・バイオレンスの被害が
周囲から理解されず、被害者が責められたり、二次被害にあうことが後を
絶ちません。その理由の一つに、社会や周囲の人たちが持っている加害者
イメージが、実像とかけ離れているということがあるのです。
暴力をふるうのはどのような男たちなのでしょう?
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 バタラーとは「相手を支配する手段として暴力を選ぶ」男です。
単に衝動的に暴力を振うのではなく、相手に恐怖心を与え、
恐ろしいから従わざるを得ないという状況に相手を追い込む
目的で、様々な暴力を「選んで」使う男です。支配しようとす
る相手も、妻や子といった「弱い」相手に限られます。自分の
勢力下にある弱者だけをターゲットとし、暴力の恐怖によって
自分の意のままにコントロールしようとする男、そのために
暴力を「使い分ける」男、それがバタラーなのです。
 バタラーについて学んでみて、しみじみ感じたのが「セクハ
ラ教員はバタラーである」ということでした。そして、アメリカ
社会がバタラーに騙されてきたように、「私たちはセクハラ
教員に騙されてきたのではないか」ということでした。 (中略)
 「まさかあの先生がセクハラなんて!」と思うことはありませ
んか。律儀で真面目で勉強熱心で知られる先生で、「とても
セクハラするような男性には見えない」ということが。これが
曲者です。そもそも「見るからにセクハラしそう」な男などい
ません。
    キャンパス・セクハラ全国ネットニューズレター掲載の沼崎さんの文章より

場所 名古屋市教育館(名古屋市教育センター分館) 講堂
  〒460-0003 中区錦三丁目16-6  電話: 961-2541  最寄駅: 栄  バス停: 
栄
参加費 1000円
主催団体(順不同) フェミニスト・サポートセンター東海
       キャンパス・セクシュアル・ハラスメント全国ネットワーク東海ブロ 
ック
       愛知 “人間と性”教育研究協議会


問い合わせ先
 フェミニスト・サポートセンター東海 phone/fax 052-979-0350 
キャンパス・セクハラ全国ネット東海 北仲 kitanaka@zj8.so-net.ne.jp

  
沼崎一郎さん プロフィール
 東北大学大学院文学研究科助教授。専攻は、文化人類学、
東アジア研究、人権論、男性学。1997年より、キャンパス・セ
クシュアル・ハラスメント全国ネットワーク東北ブロック代表とし
て、大学におけるセクシュアル・ハラスメント問題に取り組む。
夫婦別姓選択制実現と婚外子差別撤廃のための民法改正
運動、支配的な「男らしさ」を問い直す男性運動にも参加。
育児と市民運動の両立を目指す一児の父。
 セクハラ/DV関連の著作
:『キャンパス・セクシュアル・ハラスメント対応ガイド?あなたに
できること、あなたがすべきこと』(嵯峨野書院、2001年4月)
「騙されずにバタラー(DV加害者)を見極められますか?
     ―アメリカの教訓―」(『アディクションと家族』18巻3号、2001年9月)
「セクハラ教員はバタラーである―性暴力を「選ぶ」教員を見逃すな!―」
    (『キャンパス・セクシュアルハラスメント全国ネットワーク・ニューズレ
ター』第15号、2001年9月)
「DVは男らしさの病か?―私とバタラーの間―」(『メンズネットワーク』63号、
近刊)
 翻訳:デイヴィッド・アダムス著「DV加害者男性のための治療モデルの分析
   ―フェミニズムを支持する男性カウンセラーの立場から―」
(『アディクションと家族』18巻4号、2001年12月)
-- 


松浦さと子 
office. 072-839-9316 fax. 06-6353-8722
satoko@jca.apc.org(メールは今後、こちらにくださいませ)
http://www.tunagu.gr.jp/fujimae/


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