Subject: [fem-events 855] Fw: 12/8マリア・ミースシンポジウムおしらせ 
From: Kimiko <oden@jca.apc.org>
Date: Tue, 20 Nov 2001 00:24:48 +0900
Seq: 855

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Forwarded by Kimiko <oden@jca.apc.org>
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 From:    Kimiko <oden@jca.apc.org>
 To:      oden@jca.apc.org
 Date:    Tue, 20 Nov 2001 00:08:08 +0900
 Subject: Fw: 12/8マリア・ミースシンポジウムおしらせ 
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小笠原です。

申し込みの必要なシンポジウムの案内を、複数のMLに転送します。
ゲストのマリア・ミースさんは、数年前にも来日されましたが、そのとき、
沖縄の女性たちに送るために、基地と軍隊の撤去を求める女性たちの寄せ書きを
大きな布に書いてもらっていましたら、すぐに快く応じてくれました。
理論だけでなく、一緒に行動してくれそうな、きさくで力強い女性だと思いました。
重複した方、ごめんなさい。

=====以下転送======

*****************************
  マリア・ミースさんを迎えて、ピープルズ・プラン研究所
12.8シンポジウム迫る!お申し込みはお早めに!!
> *****************************

 ピープルズ・プラン研究所の今年度のシンポジウムのお知らせです。今年はド
イツからマリア・ミースさんをお迎えし、グローバル化・戦争システム・オルタ
ナティブな世界という3大テーマを関連させる壮大な問題提起をたっぷり一時間
にわたってしていただくことになりました。
 ミースさんは、マルクス主義フェミニズムの論客として、またエコロジー運動の
実践家として、南北の暴力的世界構造にエコロジーとジェンダーの問題を複合的に
組み込んで理論展開し、さらにピープルの視点でのオルタナティブを提示してきた
理論家・思想家です。ミースさんの新たな問題提起から新鮮な刺激を受けたいと思
います。日本側のパネリストはいずれもそれぞれの専門で活躍中の
論客ですから、実りある議論が期待されます。
 ミースさんは世界的に著名な学者であるだけでなく、精力的な活動家でもあり
ます。遺伝子組換え作物や多国間貿易協定(MAI)の反対運動、ATTACケルンでの活
動など、反グローバリゼーションの運動、また 9・ 11後の報復戦争にたいしてもは
っきりと反戦の立場を表明して、ヨーロッパの平和運動に参加しています。PP研も参
加した反テロ・反戦の共同声明にも賛同していただきました。

 どうかお出かけ下さい。会場のスペースと通訳のレシーバーに限りがありますので、
早めにお申し込み下さい。(末尾に申し込み用紙あります)
以下はプログラムです。

 
  ピープルズ・プラン研究所 シンポジウム
      マリア・ミースさんを迎えて
   グローバル資本主義を越える――戦争・暴力・文化・ジェンダー・階級
   
   2001年12月8日(土)1:00pm−5:30pm
 
   マリア・ミース・斎藤日出治・古田睦美・川本隆史(予定)
    
  明治学院大学:国際会議室
  前売り1000円 当日1200円
 
 
  衝撃的な9月11日事件、それに続く米国の報復戦争が荒れ狂う中、ピープル
 ズ・プラン研究所では、ドイツのエコロジカル・フェミニスト、マリア・ミース
 さんを迎えて恒例のシンポジウムを開きます。上からのグローバル化を推進する
 今日の世界資本主義を、どうのように、何に向かって乗り越えるかという大テー
 マをミースさんに真っ向から論じていただき、私たちがいまどこにいるのか、何
 を乗り越え、何を創造すべきか、を議論したいと思います。
 ミースさんは、インド社会の研究者として、またフェミニスト・エコロジスト実
 践家として、民衆の運動と歩みをともにしながら、先駆的な理論を作ってきまし
 た。80年代、ミースさんは、フェミニズム、エコロジー、南北問題の総合的視点
 から、今日の資本主義を、本源的蓄積を継続する家父長制的資本主義として描き
 出しました。(「世界規模の蓄積と家父長制」は「国際分業と女性」として邦訳)。
 90年代になって、「底辺に向かっての競争」が全世界で激化する中で、ジェン
ダー
 政治に浸透された新しい階級分化が進行し、その中でミースさんの指摘した「労
 働の主婦化」はますますその輪郭が目に見えるようになったと言えます。
 ミースさんはいま「下からのグローバル化」を唱えて精力的に活動しています。
 そしてアメリカの報復戦争に明確な反対を表明しています。9月11日事件と米
 国の「反テロ」戦争は、いまやグローバル化を、社会・経済だけでなく、戦争と
 暴力の次元でもつかみなおされなければならないことを示しています。シンポジ
 ウムでは、ミースさんからの刺激を受けて、足元の暮らしと「グローバル化」を
 つなげ、新しい社会のあり方を求める思想と理論を探りたいと思います。
  パネル討論では、古田睦美さんからミースさんの理論を発展させる提起を、斎
 藤日出治さんからは、国民国家を越える民衆のグローバル化の試みを、川本さん
 からはロールズやアマルティア・センの議論を参照しつつ社会理論とのかみ合い
 を提起していただき,ミースさんの基調提起を深めていきたいと思います。
 
 午後12:30開場 1:00 開会、開会あいさつ
 基調講演: 1:10〜2:10 マリア・ミース (同時通訳)
 休憩:	  2:10〜2:20
 パネル討論:2:20〜4:20 
  マリア・ミース・斎藤日出治・古田睦美・川本隆史(予定)
 休憩:   4:20〜4:30
 全体討論: 4:30〜5:30
 
 交流会(ミースさんを囲んで):19:00〜21:00 食事付 2000円
 
 (シンポジウムの後、ピープルズ・プラン研究所の年次総会を開きます。
 研究会員、購読会員の方はご出席下さい。19時からの交流会は
 シンポジウム参加者はどな たでも参加できます)。
 
 発言者プロフィール
 
 マリア・ミース  1938年生まれ。ドイツの社会学博士。ドイツを中心に国際的に
 活躍するフェミニストの代表的存在。インドに長く滞在し、都市と農村女性が抱
 える問題について調査を行なった。マルクス主義フェミニズムの蓄積から構築さ
 れた家父長制的資本主義の分析を通してエコロジーに迫り世界システムを解き明
 かす。訳書に「世界システムと女性」(藤原書店)「国際分業と女性」(日本経
 済評論社)「食糧と女性」(PARCブックレット)「エコ・フェミニズム」(新曜
 社・来年発刊)がある。
  
斉藤日出治(さいとうひではる) 1945年生まれ。大阪産業大学教員。現代資本主
義論。グローバリゼーションに対抗する社会形成のヘゲモニーの可能性を、理論
 と運動の面から探る。著書に『国家を越える市民社会』(現代企画室)など。訳
 書にミシェル・アグリエッタ他著「貨幣の暴力――金融危機のレギュラシオン・
 アプローチ」アラン・コッタ著「狼狽する資本主義」(法政大学出版局)など。
 
 古田睦美(ふるたむつみ) 1961年生まれ。長野大学教員。社会学・女性学専攻。
 「世界システムと女性」の翻訳を通してはじめてマリア・ミースの思想を日本に
 本格的に紹介する。自らもエコフェミ実践者として、サブシステンスなライフス
 タイルを追求している。著書に「アンペイドワークとは何か」(藤原書店)など。

 
  川本隆史(かわもとたかし) 1951年生まれ。東北大学教員。倫理学専攻。現
 代をどう生きるかという問いに正面から切りこむ思想的格闘を続ける。著書に
 『現代倫理学の冒険』(創文社)『ロールズ──正義の原理』(講談社),アマ
 ルティア・セン著『合理的な愚か者』(勁草書房)など。
 
 
 **********************************
 ピープルズ・プラン研究所
 169−0072新宿区大久保 2−4−15−3F
 tel/fax:03-5273-8362
 http://www.jca.apc.org/ppsg/
 ppsg@jca.apc.org
 榊原 裕美

========切り取り==================

12/8 マリア・ミース シンポジウムに申し込みます。

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小笠原公子@神奈川
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