Subject: [fem-events 845] インドネシアの詩人ドロセアさんプロフィール
From: AJWRC <ajwrc@jca.apc.org>
Date: Fri, 16 Nov 2001 21:15:07 +0900
Seq: 845
http://www.jca.apc.org/fem/news/events/ | お知らせ & イベント | └――─ fem-events@jca.apc.org ―――┘ femの皆さま アジア女性資料センターの大内 朋子と申します。 昨日お知らせしたインドネシアのフェミニスト詩人ドロセアさんを囲む会ですが、 彼女の詳しいプロフィールと作品の一部をご紹介します。 28日の夜211号室です。貴重な機会ですのでぜひご参加ください。ご予約お待ちしてい ます。 大内 朋子 =============================== ドロテア・ローザさんプロフィール 1963年生まれ。16歳から作品を書き始める。大学でインドネシア文学を学んだ 後、ジャーナリスト、フリーライターとして働く。詩作以外にも短編、エッセイ、絵 画、戯曲等の創作活動に携わる。彼女の作品はインドネシアの主要な雑誌や新聞で取 り上げられている。 現在、「インドネシア・テラ」というNGOの代表、文化・教育・社会問題に関する調査、 出版、資料収集、ネットワーキングに取り組んでいる。 多くの作品は個人的な題材を取り上げているが、フェミニストとしての鋭さがある。 そのほかの作品には、自身の経験や、ここ数年のインドネシア社会、政治の急激な変 化に対する彼女の考えが書かれている。 彼女の詩の一篇(抜粋)を以下にご紹介します。この詩は、通常のインドネシアの詩 とは対照的です。たいてい、ロマンティック・ラブは(ほとんどの場合男性によって 書かれている)、男性の力強さと女性の従属、男女の「もたれあう」関係の中での誠 実さや自然さが強調されていますが、ドロテアさんの詩はこのような考え方を拒否し ています。 彼女の詩に登場する女性は、血気盛んで意思をもち、単なる男性の補完物以上の存在 です。以下の「結婚日記」という詩は、ふつう結婚に期待される献身の言葉で始まり ません。むしろ拒絶で始まります。 わたしがあなたと結婚した時 わたしは誠実であるとあなたに約束しませんでした 事実、あなたはわたしの奴隷となることに同意しました (中略) どうしたら壁がつくれるのかを教えてください 扉のないわたしの家に。わたしの服従を閉じ込める (中略) わたしにあなたを今抱かせて わたしの渇きがやっと 満たされる前に (…続く…) -------------------------------------------- アジア女性資料センター 〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町14-10-311 TEL:03-3780-5245 FAX:03-3463-9752 E-mail:ajwrc@jca.apc.org fem-net =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= fem-events@jca.apc.org は、お知らせ、イベント情報の案内にご利用ください 投稿は自動的に http://www.jca.apc.org/fem/news/index.html に掲示します。 このメッセージに対する購読者向けのコメントはこの情報エリアではなく、 fem-net 一般討議エリア fem-general@jca.apc.org 宛に送ってください。 このメールに対する返信は fem-general@jca.apc.org 宛にセットしてあります。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= fem-net