Subject: [fem-events 682] ミルナ・マック裁判支援（転送）
From: "yama" <ANC49871@nifty.com>
Date: Tue, 25 Sep 2001 23:08:48 +0900
Seq: 682

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こんばんは、アムネスティ京都グループの
山崎と申します。

アムネスティ京都グループでも先日を
含めて何度か話していただいている
ワシントンのグアテマラ連帯ＮＧＯのスタッフ
をされてる新川志保子さんから下記のメールが
来ました。

カンパなど協力してみようという方は下記の振込先に
お願いします。

では、皆さんお元気で！！





こんにちわ。新川です。

先週のワールドトレードセンターとペンタゴン爆撃というすさまじい事件で、他のも
ろもろのことがふっとんでしまいましたが、皆さんいかがお過ごしですか。
9月下旬に予定されていた世銀とIMFの会議もキャンセルになり、それにあわせて予定
していた大規模な反グローバリゼーションの動員もポシャッテしまいました。NISGUA
もこのコアリションに入っていたのですが、これまでの努力が水の泡です。

さて、下記に簡単に説明しましたが、マック事件の裁判が始まります。　下に要請文
をつけましたのでぜひご一読ください。そして協力をお願いします。

なお、ミルナ・マック事件については、『グアテマラ・虐殺の記憶』（岩波書店刊P
４０）に説明が
載っています。

新川　志保子


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ミルナ・マック裁判　始まる

1990年に軍により殺害された文化人類学者ミルナ・マック事件の裁判が、きたる10月
10日より始まります。　ミルナ殺害の実行犯はすでに実刑判決を受けて服役中です
が、今回の裁判は殺害を計画・命令した軍高官（autores　intelectuales）に対する
もので、内戦中の軍全体の責任をも同時に裁くものであり、これはグアテマラ史上初
めての裁判となります。
　裁判を起こしているのは、ミルナの妹ヘレン・マックさんです。ヘレンさんはグア
テマラにおける司法制度改革を推進するためにミルナ・マック基金を創設し、多くの
活動を続けています。1997年にはアムネスティや支援グループの招きで日本を訪問し
スピーキングツアーを行ったこともあります。
　この裁判が公正に行われるかどうかは、今後の虐殺事件の裁判（リオス・モントや
ルカス・ガルシアなどの軍事独裁者を裁く）にも大きく影響を与える極めて重要なこ
とです。グアテマラの司法制度が機能しているかどうかの試金石ともなります。裁判
に対する嫌がらせ（マック基金関係者への脅迫や追跡など）はすでに始まっていま
す。
　画期的な判決が出たヘラルディ裁判も、その後判事が脅迫を受け国外亡命を余儀な
くされたり、凶悪犯70名ほどが「組織的」に脱獄する事件などが相次ぎ、公正な裁判
のために努力する人たちが危険にさらされています。
　このような状況を考えると、この裁判に対する国際社会の監視がこれまでにもまし
て重要となります。すでにグアテマラ・スカラーズ・ネットワーク（グアテマラ研究
者ネットワーク）は研究者による意見広告をグアテマラの新聞に掲載することを決定
しました。私が勤務するグアテマラ連帯ネットワークでは、NGO、市民社会からの意
見広告を掲載するための賛同団体募集と募金を始めています。裁判が始まるのはもう
すぐで準備の時間が短いことと、多くの力を結集したいということで、米国、カナ
ダ、日本のグループで共同の意見広告をだそうと思います。ぜひご協力ください。

お金の集約は「中米の人びとと手をつなぐ会」にお願いすることになりました。
郵便振替口座番号は　00140　6　700474　です。

広告文案はマック基金で準備してくれています。こちらに届き次第皆さんにお知らせ
しますが、主な内容は　大統領、最高裁判所長官、検事長に対して、マック裁判が公
正に行われるように、そして裁判関係者の安全を保障するように要請するものです。

ぜひ皆さんのご協力をお願いします。

新川

　

意見広告を出します

＜ミルナ・マック事件＞








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