Subject: [fem-events 558] 6/23 名古屋で女性政策の将来とDV を考える
From: "井上 匡子" <inoue@gakusen.ac.jp>
Date: Wed, 30 May 2001 11:02:43 +0900
Seq: 558
皆様 愛知学泉大学の井上匡子です。 名古屋で新しい女性政策のあり方をDVを題材に考えるシンポジウムです。 是非ご来場の上、議論に加わってください。 ***************************** (転載歓迎。よろしくお願いします) <シンポジウム開催のお知らせ> 愛知学泉大学コミュニティ政策研究所・第7回シンポジ ウム 「男女共同参画社会と地方自治体の女性政策 ――ドメスティック・バイオレンス根絶の ために――」 Gender Equality in Society and Local Government: Establishing a Community Free from Domestic Violence (DV) <日 時> 2001年6月23日(土) 午後2時から午後5時30分まで <会 場> 名古屋国際会議場 会議室231 (愛知県名古屋市熱田区熱田西町1 番1号) 入場無料 愛知学泉大学コミュニティ政策研究所は、地域住民が安心して暮らせるコミュニティ の形成の課題に応えるために、地域コミュニティの発展に寄与することをめざして、研 究活動に力を注いでおります。 そこでその一環として、このたび本研究所では、上記のテーマで、アメリカ合衆国マ サチューセッツ州ケンブリッジ市の女性委員会委員長ナンシー・ライアンさん、名古屋 市総務局男女共同参画推進室の山下仁美さんをお招きし、シンポジウムを開催いたし ます。 つきましては、本シンポジウムの成功のため、みなさまのご参加をいただきたく、ご 案内申し上げます。 なお、本シンポジウムの詳細につきましては、 下記またはweb page (http://www.gakusen.ac.jp/r-compol/)をご覧ください。 2001年5月吉日 愛知学泉大学コミュニティ政策研究所 所長 山崎丈夫 <シンポジアスト及び報告タイトル> Nancy Ryan氏 アメリカ合衆国マサチューセッツ州ケンブリッジ市女性委員 会委員長 「ケンブリッジ市ドメスティック・バイオレンス根絶への道 ―関係諸機関との連 携と行政の役割」 山下 仁美氏 名古屋市総務局男女共同参画推進室主査 「名古屋市における男女共同参画の取組み ―男女共同参 画プランなごや21」 井上 匡子氏 愛知学泉大学コミュニティ政策学部助教授 「男女共同参画社会基本法と地方自治体の女性政策」 <Nancy Ryan氏略歴> アメリカ合衆国マサチューセッツ州ケンブリッジ市の女性委員会の委員長。家庭内 暴力の根絶、女性の健康に関するサービスの提供、教育機関での男女の平等の確 保、 貧困に苦しむ女性への援助などを実施。ケンブリッジ市のDVフリーゾーンの発 案者であり、DV根絶のためのシステム開発および長期的プロジェクトのコーディネー ターとして活躍中。 ネブラスカ大学で文学の博士号を取得後、ニューヨーク市立大学・マサチューセッツ 大学で教鞭を執る。マサチューセッツ州のアメリカン・シビル・リバティ・ユニオン の議 長を二期務め、現在は女性の権利に関する会議の司会も務めている。夫Barry Phillips氏とケンブリッジ市に在住。 <企画者からのメッセージ> ドメスティク・バイオレンス(DV=親しい関係の間での暴力)は、長い間家庭の中の 問題、私的な問題とされ潜在化してきましたが、ようやく近年になり、社会的に取り 組み、解決を目指すべき問題と考えられるようになってきました。しかし社会的に取 り組むといっても、具体的にはどうしたら良いのでしょうか。 行政は? 司法は? 市民グループは? 地域コミュニティは? そしてそれらの 間の連携は? 99年に女性に対する暴力の根絶を柱の一つとした「男女共同参画社会基本法」が 成立しました。この法律は地方自治体に様々な形で施策の実施を義務づけ・要請し ています。加えてつい先日「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する 法律」が制定されました。これらの法律により、地方自治体の女性政策はどのように 変わるのでしょうか。また、DV根絶に向けた対策は進展するのでしょうか。 今回のシンポジウムでは、ナンシー・ライアンさんをお招きし、関係諸機関の連携の 重要性と難しさ、そこでの行政の役割についてお話いただきます。また、名古屋市総 務局男女共同参画推進室から山下仁美さんをお招きし、現在の取り組みについて、 またこれからの方向についてお話しいただきます。DVを題材に、私たちにより身近な 地方自治体の女性政策のあり方について、そして私たち一人一人が市民として 何を したらよいのかを、みなさんとともに考えてゆきたいと思います。 愛知学泉大学コミュニティ政策研究所第5プロジェクト 井 上匡子 <主 催> 愛知学泉大学コミュニティ政策研究所 〒471-8532 愛知県豊田市大池町汐取1 TEL 0565-35-7098 E-Mail s-compol@gakusen.ac.jp http://www.gakusen.ac.jp/r-compol/ 本シンポジウムへのお問い合わせは上記までお寄せ下さい。 <企 画> 愛知学泉大学コミュニティ政策研究所第5プロジェクト 「国際化と人権―異文化の関係を個人の視点で考える―」をテーマとしている 研究者グループです。現代は国家と個人の関係が改めて問い直されているとい う視点を共有し、文学、社会学、法学など専門を異にするメンバーが共同研究を しています。 これまでは外国人の問題・国民国家の見直しなどについて研究し てきましたが、昨年度から「女性の人権と国際化」・「多文化」をキーワード として 研究会や読書会を積み重ねています。 詳しくは、以下のWeb ページをご覧下さい。 http://www.gakusen.ac.jp/r-compol/pj5.htm プロジェクト責任者 村林聖子(法哲学・法思想史) 井上匡子(法思想史・法哲学・ フェミニズム) 菅野正彦(中世英語英文学) 西山惠美(アメリカ文学・アメ リカフェミニズム) 建石真公子(憲法・フランス憲 法・国際人権法) 都築くるみ(都市社会学・エス ニシティ論) ****************************************************************** *-*-*-*-*-*-*-*-* 井上 匡子 愛知学泉大学 コミュニティ政策学部 (法思想史・法哲学・フェミニズム) E-mail : inoue@gakusen.ac.jp Tel : 0565-35-1313 (代) 〒471-8532 豊田市大池町汐取1 URL:http://www.gakusen.ac.jp/inoue/ fem-net =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= fem-events@jca.apc.org は、お知らせ、イベント情報の案内にご利用ください 投稿は自動的に http://www.jca.apc.org/fem/news/index.html に掲示します。 このメッセージに対する購読者向けのコメントはこの情報エリアではなく、 fem-net 一般討議エリア fem-general@jca.apc.org 宛に送ってください。 このメールに対する返信は fem-general@jca.apc.org 宛にセットしてあります。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= fem-net