Subject: [fem-events 416] Sr.ヘレン・プレジャン来日講演会(1月30日夜・東京)
From: "SAKAI Takayuki" <sakai175@mb.infoweb.ne.jp>
Date: Fri, 5 Jan 2001 01:15:34 +0900
Seq: 416

 アムネスティのボランティアの坂井隆之です。あけましておめでとうござい
ます。

 数年前に、死刑制度を真正面から見つめた映画『デッドマン・ワーキング』
が日本でも劇場公開されて、話題になりました。主人公は実在するシスター、
ヘレン・プレジャンさんです。この映画は、死刑廃止!とも死刑存置!とも、
どちらもそう簡単には言わせない重いメッセージがこもった、優れた映画でし
た。映画の中でヘレンを演じたスーザン・サランドンは、その演技によってア
カデミー賞を受賞しました。映画の公開にあわせてSr.ヘレン・プレジャンの
来日講演会が各地で開かれました。

 そのSr.ヘレン・プレジャンが、再び来日します。1月30日に東京で講演会が
行われます。その中では、殺人事件で弟を殺された被害者遺族との対話にじっ
くり時間を取ります。また、翌31日には他団体主催による集会もあります。ヘ
レンさん本人の語りをじっくり聴くのはこちらも良いと思います。合わせて案
内いたします。

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【転載・転送歓迎】
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■映画「デッドマン・ウォーキング」の原作者、
■シスター・ヘレン・プレジャン来日講演会
■   
■   デッドマン・ウォーキング  ノー・モア
■     ―これ以上悲しみを増やさないために。
■        プレジャンさんと死刑事件被害者遺族との出会いを通じて
―
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 映画「デッドマン・ウォーキング」の原作者として一躍世界的に有名になっ
たあのヘレン・プレジャンさんが再び来日します。
 今回は、3年間の彼女の活動(主に死刑廃止や被害者支援活動)についてお
話してもらうとともに、日本の死刑事件の被害者遺族の方との対談も予定して
います。なぜ死刑制度を廃止したいと考えるのか、そして一方で犯罪被害者の
ためにどんな支えが必要なのか、などをともに考える会にしたいと思います。
お二人の話を聞きたい、ともに考えたいという方、多くのご参加をお待ちして
います。
            
◇日 時: 2001年1月30日(火)18:00会場18:30開演
◇場 所: 豊島区民センター
(東京都豊島区東池袋1‐20‐10 TEL:03-3984-7601)
(JR、地下鉄丸ノ内・有楽町線、西武線、東上線の池袋下車。東口から徒歩5
分)

◇参加費: 1,500円(資料代込み)

◇内 容: 下記は、現時点での予定です。
 ヘレン・プレジャンさんによる講演(およそ30分程度)
 プレジャンさんと原田正治さんとの対談(およそ1時間半程度)

◇主 催: アムネスティ・インターナショナル日本
       死刑廃止ネットワーク東京
        生命山シュバイツァー寺
◇問い合わせ先: アムネスティ・インターナショナル日本・東京事務所(担
当:石川)
電話03-3203-1050   
電子メール: akira_i@magical2.egg.or.jp

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◇講演者・主催者のご紹介:
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■シスター・ヘレン・プレジャン■
『デッドマン・ウォーキング(Dead Man Walking)』(邦訳は徳間文庫で96年
に出版)の著者として知られる。本書を題材にした同名の映画は、96年1月に
公開されアカデミー賞を受賞。
 シスタープレジャンは、1939年、米国ルイジアナ生まれ。57年からメダイユ
聖ヨゼフ修道女会に属している。81年にニューオーリンズの聖トーマス・ハウ
ジングプロジェクトで貧しい住民に接して以来、囚人の支援に携わるようにな
る。彼女はルイジアナ刑務所で死刑囚のカウンセリングをし、実際に執行の立
会いも経験している。それ以来、死刑制度について、講義や執筆活動、組織作
りなどの活動を行っている。また、こうした活動を通して犯罪被害者の遺族に
も接し、被害者支援組織の設立にも関与した。

■原田正治さん■
愛知県在住。1947年生まれ。1983年1月に京都府相楽郡において、保険金を搾
取する目的で交通事故にみせかけて殺された原田明男さんの兄(弟さんは4人
兄弟の末っ子、正治さんは長男)。原田さんを殺害した3名のうちの一人長谷
川敏彦死刑囚(名古屋拘置所在監)とは文通を通して、面会を決心し実現させ
た。昨年(2000年)には、「生きて償いを」と死刑の減刑を求める上申書を法
務大臣宛てに提出した。

■生命山シュバイツァー寺■
1973年、故古川泰龍氏により開山。古川氏は1920年に佐賀県真言宗常在寺に生
まれる。52年から死刑囚の教誨師を務めたが、その中で「福岡事件」の2人の
死刑囚と出会い、61年から2人の無罪を信じ再審運動をはじめる。古川氏は、
ほかにも末期ガン患者を対象にしたサナトロジー(死生学)の講義、日中戦争
強制労働殉難者慰霊塔の建立、「世界宗教者平和会議」の推進など精力的に活
動していた。昨年8月25日、福岡事件死後再審の実現を訴えながらも急逝。現
在は、家族がその遺志を継ぎ活動を続けている。今回の企画は、98年ルーマニ
アで開催された世界宗教平和会議で死刑廃止のシンポジウムのパネリストとし
て同席したシスター・プレジャンが、古川氏との会を日本で開きたいとアムネ
スティとシュバイツァー寺に呼びかけ実現した。

※福岡事件:1947年に福岡市内で闇取引のブローカーが射殺され、軍服の闇取
引にからむ強盗殺人事件として7人を逮捕。うち殺害の実行犯としてうち2人
(西武雄、石井健治郎)が死刑判決を受けた。しかし、実際は闇取引と射殺事
件は別の事件としてえん罪が疑われ、古川氏はその再審請求のために40年間奔
走。1975年、石井死刑囚は恩赦で無期懲役に減刑。西死刑囚は死刑執行され
た。  

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【こちらは転載不可】

「いのちの絵画展2001キャンペーン第1弾」
Sr.ヘレン・プレジャン来日記念講演会

「罪、赦し、そして『いのち』」

日時:2001年1月31日(水)19:00〜20:45

会場:カトリック麹町教会(聖イグナチオ教会)
(東京・四谷駅前)
(JR中央線・JR総武線・営団丸の内線・都営南北線)

主催:麹町教会・メルキゼデクの会
 上智大学カトリックセンター
 イエズス会社会司牧センター(03-3359-7655安藤氏)
後援:カトリック正義と平和協議会
 日本キリスト教協議会

参加費:無料

 



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