Subject: [fem-events 291] 衆院選女性の伸び率50%以上に!
From: "Mariko Mitsui" <mariko-m@qa2.so-net.ne.jp>
Date: Mon, 26 Jun 2000 06:21:08 +0900
Seq: 291

おはようございます。選挙サイト・チームとして
次のような記者発表をしました。 お知り合いの
Pressに転送をおねがいします。


-----------------------------------------
Press release  衆議院選挙結果

女性の伸び率50%以上に!

女性の当選者は35人で、全体の7.3%と、1946
年の8.3%に迫る勢いとなった。

これは、前回総選挙の当選者23人に比較する
と、伸び率50%以上となる。
最高得票の人のみしか当選させない小選挙区
に、女性が166人、13.9%立候補し奮闘した。
そのうち、当選者は13人で、300議席中わず
かに4.3%である。

世襲候補が目立ったものの、地方議員や地方
行政の実績を生かした女性が当選できたこと
は、展望を持てる。
地域的には、東京で小選挙区当選者が誰も出
なかったのに対し、大阪や兵庫で複数当選を
果たすなど、西高東低の結果となった。
これを党派別に見ると、自民(4)、民主(3)、
社民(3)、保守(1)、無所属の会(1)、無所属
(1)である。

一方、比例区の方を見ると、女性の当選者は
180人中22人で12.2%と、当選率は小選挙区
の3倍である。
党派別では、自民(4)、民主(3)、公明(3)、
自由(1)、共産(4)、社民(7)と、社民の健闘
が目立った。

女性議員の当選にむすびつく比例区が削減
されたため、女性議員減が危惧されていた。
しかし、女性を議会に増やそうという女性たち
の声に押され、ほぼすべての政党で女性候補
を増やしたことや、女性たちの選挙キャンペ
ーンの勢いなどが背景にあろう。

しかし、この7.3%という割合は、1998年11月
1日現在のIPU(*)国際比較によると、164ヶ国中
105位のランキングにあたり、依然としてG8
中、最下位であることに変化はない。この実態
を直視し、政党には今後さらに女性候補を増
やす努力を望みたい。


2000年6月26日5時40分現在

総選挙 女を減らすな! チーム
http://www.jca.apc.org/fem/senkyo/
(fem-netの姉妹店)


(*)IPU列国議会同盟
 http://www.ipu.org/iss-e/women.htm
 IPU (Inter-Parliamentary Union)とはスイスのジュネーブに本部を持つ、100以上
の国の議会を
 結ぶ国際組織。議会への女性の参加の増大などに世界規模で取り組んでいる。

_____________________

三井マリ子

総選挙 女を減らすな! General Election: Increase Women!
http://www.jca.apc.org/fem/senkyo/


fem-net =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
fem-events@jca.apc.org は、お知らせ、イベント情報の案内にご利用ください
投稿は自動的に http://www.jca.apc.org/fem/news/index.html に掲示します。

 このメッセージに対する購読者向けのコメントはこの情報エリアではなく、
 fem-net 一般討議エリア  fem-general@jca.apc.org  宛に送ってください。
このメールに対する返信は fem-general@jca.apc.org 宛にセットしてあります。
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= fem-net

Return to Index
Return to fem-events HOME