Subject: [fem-events 2042] (no title)
From: "uki. Kawagahara" <khr@i-ml.com>
Date: Fri, 20 Aug 2004 08:08:52 +0900
Seq: 2042

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                   └――─ fem-events@jca.apc.org ―――┘

以下、転送いたします。

【転送転載 歓迎】
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来たる8月22日(日)、下記のような上映会が京都で行われます。

『リストラとたたかう男』は一見地味な題名ですが、
非常に面白く重要なテーマを扱ったもので、一度は観る価値がある作品、
と思いました。
雑誌や新聞、週刊金曜日など各紙誌でも高く評価されたおすすめ映画です。
(主人公・松沢弘さんのトークもあります)

関西ではなかなか上映される機会が少ない作品です。
お近くの方は、この機会にぜひぜひ足をお運びください!
絶対損はしないと思います(おそらく)。

     ○────────────────────◆○◆
     
■上映&トーク

ドキュメンタリー・フィルム・ライブラリー上映&講演会(京都)

『リストラとたたかう男 −フジ産経グループ記者・松沢 弘−』
(2003年/カラー/ビデオ/70分)

監督・撮影・編集:松原明・佐々木有美(ビデオプレス作品)
公式サイト:http://homepage3.nifty.com/videopress/matuzawa.html

☆「人らしく生きよう――国労冬物語」のビデオプレス最新作!

―――この国は一体どうなっているのだろう
   企業が平然と社員の首をきる
   裁判所は憲法を蹂躙する

   あの!フジサンケイグループを相手に
   あの!最高裁を舞台にたたかう男
   「日本のマイケル・ムーア」松沢 弘!!
   彼を京都に招いて「巨大メディアの裏側」を聞きましょう!

★第9回平和・協同ジャーナリスト基金奨励賞受賞作品

上映日時:8月22日(日)(2004年)

★タイムテーブル

13:00 上映  14:20 松沢 弘トークショー
15:30 上映  16:40 松沢 弘トークショー
18:00 上映

★14:20、16:40 松沢 弘トークショー(講演)あり!
 テーマ:「マスコミは何故、戦争に反対できないのか
           〜企業ジャーナリズムの構造と病理」

講師紹介:松沢 弘さん(ジャーナリスト)
神奈川県出身。フジサンケイグループ・日本工業新聞記者(解雇無効裁判
闘争中)。元同紙論説委員。
大規模なリストラを計画する会社の姿勢に反対し、1994年に新労組「反リス
トラ産経労」を結成して、委員長に。同社の産経労組は、会社と一体となっ
てリストラを推進する「御用組合」だった。新労組結成の翌月、松沢さんは
論説委員から千葉支局長への配置転換命令を受け、同年9月に懲戒不当
解雇される。

料金:一般 1,000円、ドフィル会員 700円
会場:ひと・まち交流館 京都 第1・2会議室(河原町五条下る東側)
   (京阪「五条」駅下車徒歩8分 地下鉄烏丸線「五条」駅下車徒歩10分
   JR京都駅から市バス17,205号系統「河原町正面」下車 約5分)
   TEL:075-354-8711  FAX:075-354-8712
地図:http://www.hitomachi-kyoto.jp/access.html

主催・問い合わせ:ドキュメンタリー・フィルム・ライブラリー
TEL&FAX:075-344-2371 E-mail:dofil87@infoseek.jp
URI: http://dofil87.hp.infoseek.co.jp/


◆解説(公式サイトより)

 巨大マスコミに挑むジャーナリスト  木下 昌明(映画評論家)

これは日本のマスコミ界にあって最も反動的な大企業・フジサンケイグループ
に挑んだ一人の男のドキュメンタリーである。

 わたしは2年まえ、街角で「反リストラ産経労」ののぼりを掲げた小集団を
みかけたことがある。それは新鮮な驚きだった。昔よんだ『産経新聞残酷物
語』の冊子が脳裏をよぎったからである。そこは組合の弾圧・御用化で、労働
者の魂をぬきとった有名な企業だった。そこに、働く者の権利を求めて新しく
組合を立ち上げた男がいた。その男松沢弘は新聞記者で、企業はかれを島
流し配転したあげく、異常にも懲戒解雇にした。この蹂躪にかれは9年間闘い
つづけている。

 これを撮ったのが、国鉄のJR民営化でリストラされた国労の争議を撮った
『人らしく生きよう−国労冬物語』の佐々木有美・松原明のビデオプレス−これ
にもわたしは驚かされた。同じリストラ問題といっても、『人らしく』は大集団
のたたかいだったのに、こちらはたった一人の地道な活動だ。

 しかし、松沢のたたかいは一人であっても決して一人でなく、作品はかれに
照明をあてていくなかで、金物屋を営む母親の心のささえや、同じく時事通信
を解雇された労組書記長の山口俊明、いつも社前でダンボールのロボットに
入ってビラをまく(倒産解雇にあった)小川修など不条理な社会とたたかってき
た人々に支援されていることも浮かび上がらせる。そしてかれはクラシックが
好きで、どんな時でも笑顔の心やさしい男であることも。作品の後半、そんな
かれがフジテレビの日枝会長の豪邸や株主総会に押しかけて堂々と自己主張
するシーンは圧巻。そこにおのが人生をかけて支配体制に挑みつづけるジャー
ナリストの反骨がよみとれよう。―また1本、たたかう労働者の映画が生まれた。
 
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