Subject: [fem-events 2034] 「アマンドラ!希望の歌」の上映(大阪・心斎橋)
From: Aisa Kiyosue <xd7a-kyse@asahi-net.or.jp>
Date: Fri, 13 Aug 2004 21:51:28 +0900
Seq: 2034

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こんにちは

清末愛砂です。
関西方面の方々へ

おすすめ映画の情報メールです。

映画「アマンドラ!希望の歌」 が、大阪・心斎橋シネマ・ドゥ
で、8月14日から20日まで上映されます。
http://www.walkerplus.com/kansai/latestmovie/mo2779.html

映画の紹介(公式ウェブサイトより)
http://www.amandla.info/

 物語は1940年代に南アフリカで始まる。よそものである白人による身勝手な人種隔離政策“アパルトヘイト”はもともとその
土地に住んでいた黒人たちを迫害し、すべての権利を奪った。「肌の色が違う」。それだけの理由で。逆らえば容赦なく殺される。
もしも、私たちがそんな過酷な状況におかれたら一体どうすればいいのだろうか? 銃もなければ、選挙権だってない。闘うにも術
がない。だけどそう、まだ残っているものがある。それは人間の「肉体」と「誇り」だ。「肉体と誇り」。最後に残されたこの2つ
で、残虐な敵と最も効果的に闘うには? ゲンコツ? 投石? シュプレヒコール? デモ行進? 答えは映画の中の黒人たちが見せてくれ
る。彼らはどんなに痛めつけられても【歌】を口ずさむことを止めなかったのだ。 
 
 彼らの最大にして最強の武器は【歌】だった。捉えられ絞首台に登らされても、歌い続けた。命が途切れるまでやむことのない
【歌】は、鉛の玉とはちがい、放たれた相手の体に永遠に残り続ける。命ではなく心を奪う。【歌】は世界で唯一の、鮮やかで美し
い武器だった。【歌】はまた、祈りにもなった。沢山の仲間が闘いの中で命を落としたが、彼らはその痛みを【歌】によって癒し、
新たな闘いに挑む勇気を取り戻した。1990年【歌】による革命は、40年以上にわたった黒人たちのアパルトヘイトとの闘い
を、ついに勝利に導いた。南アフリカ初の黒人大統領に就任したネルソン・マンデラは、それまで反逆の歌として歌うことを固く禁
じられていた『ンコシ・シケレリ・アフリカ』(『神よ、アフリカに祝福を』)を、新生南アフリカの国歌に制定した。人々はもう
何にも脅かされることなく、胸を張って自分たちの【歌】を歌える喜びに震えた。

 『アマンドラ!希望の歌』。これは世界の歴史の中で最も残忍な差別に対して、最も美しい方法で闘った人間たちの、リ−・ハ−
シュ監督によるドキュメンタリ−。怒りと憎しみが絶え間なく連鎖するこの世界で、彼らの残した美しい闘いの記録が、今を生きる
私たちになにかを気がつかせるかもしれない。【歌】は機関銃より、ひょっとすると、核ミサイルよりも、狡猾な政治家よりも強い
かもしれないのだ。 
 
  


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