Subject: [fem-events 1963] 『にがい涙の大地から』上映&トーク(京都 6 ・ 20 )
From: "uki. Kawagahara" <khr@i-ml.com>
Date: Wed, 02 Jun 2004 09:17:34 +0900
Seq: 1963

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以下、他MLより転載情報です。

敗戦後に日本軍が中国に遺棄してきた毒ガス弾などによって、
今でも苦しんでいる人々がいます。
インドネシアの元「慰安婦」の映画
『Mardiyem 彼女の人生に起きたこと』を制作した海南監督の新作です。
一人でも多くの方に見ていただければと思います。
(重複の方は申し訳ありません)


転送歓迎
    ○──────────────────────◆○◆

上映&トーク

『にがい涙の大地から』(2004年/日本/カラー/ビデオ)
撮影・編集・監督 海南 友子

 ――2003年 中国ハルピンで
 27歳のリュウ・ミンに出会った。
 彼女の涙は止まらなかった。

公式サイト:http://www.kanatomoko.jp

★『Mardiyem 彼女の人生に起きたこと』の海南友子監督の
 最新作、京都にて特別先行上映会決定!

■特別プレ京都上映会

2004年6月20日(日)

上映 :16:30〜
トーク:18:00〜(海南 友子)

会場:京都YWCA(上京区室町出水上ル近衛町44)
地図:http://www.ywca.or.jp/kyoto/image/map.gif
参加費:大人1000円 学生500円
主催:「にがい涙の大地から」京都上映委員会 
後援:京都YWCA
協力:ドキュメンタリー・フィルム・ライブラリー   
お問い合せ TEL 075-702-5135(前日まで)
            TEL 075-431-0351(当日)
      http://www.ywca.or.jp/kyoto/

※映画の上映に関するお問い合せ TEL/FAX 03-3357-5140
 http://www.kanatomoko.jp

         ────────────────────────

■ストーリー

 劉敏(リュウ・ミン 27歳)の父親は1995年に旧日本軍の砲弾で命を
落とした。工事現場で突然爆発した砲弾は父親の両手を吹き飛ばし、
全身にやけどを負わせた。18日間苦しんで父は死んだ。後には、莫大
な医療費が借金になって残った。高校生だったリュウ・ミンと中学生
だった弟は学校を退学して借金を返すために働き続けている。

 李臣(リ・チェン 59歳)は1973年に川の浚渫作業中に旧日本軍の
毒ガス弾の事故にあった。全身が水膨れになり、両手はブドウのように
膨れ上がった。生死の境をさまよったあげく、深刻な毒ガスの後遺症が
残った。内臓、神経全てを蝕む毒ガス。30年たったいまも後遺症が
消えることはない。事故当時20歳だった妻は夫の代わりに建設現場で
働いて一家を養ってきた。
 
 戦争が終わって60年。
 中国の大地には、今も、日本が捨ててきた毒ガス兵器(大量破壊兵器)
や砲弾が人知れず眠っています。かつての戦争の置きみやげで、平和
な時代に、傷つき命を落とす人々。彼らの声に耳を傾けてください。

◆遺棄毒ガス・砲弾問題とは?

 日本はかつて中国を始めアジア各国を侵略しました。1932年には
中国東北部に「満州」という傀儡国家を建国させて、日本からは軍人や
民間人が多数移住して1945年の敗戦まで占領しました。その間に
中国全土で1000万人の中国人が殺されたと言われています。その中
には、国際条約で禁止されていた大量破壊兵器である毒ガス(化学)
兵器や細菌兵器などによって殺された人々も含まれています。戦争に
負けたとき、日本軍は所有していた毒ガス兵器などを隠すために組織
的に投棄して逃げました。

 いまでも、中国の大地には毒ガス弾だけでも70万から200万発眠っ
ていると言われています。敗戦後に、それらの兵器が原因で死傷した
中国人はおよそ2000人。2000年代に入っても毒ガスや砲弾が工事
現場などから見つかって死傷している人が出ています。
 詳しくは、『China-Japan Network 未来巡業』
       http://www.peace-justice.jp/ まで

    ○──────────────────────◆○◆

以上



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