Subject: [fem-events 1914] 【企画・ 3/27 ・大阪】「オヤジ的」な振る舞い、をどう考え
From: ひびのまこと <hip@barairo.net>
Date: Tue, 23 Mar 2004 08:19:27 +0900
Seq: 1914

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こんにちは。
京都のひびのです。
昨年始まった大阪の「bar 際」でのお話も、あと残すところ2回となりました。
以下、お知らせです。
メール末尾に「bar 際」や、城川さんの説明が付いています。

ひびの まこと

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ひびのはなし 第5回 3月27日(土)

●「オヤジ的」な振る舞い、をどう考えるか

 まず「声が大きい」。そしてとにかくたくさん話す。他の人に比べてはるかに 
長時間、一方的に話す。説教する。人が話しているときに割って入る。自分のし 
たい話しかしない。常に自分が話の中心にいないと気が済まない。
 その場で浮いていることに気がつかない。みんなに嫌がられているのに気がつ 
かないか、気がつかないふりをしてしゃべり続ける。
 こんな感じで、ミーティングや集会の場所を、そして職場を、あたりまえのよ 
うに私物化する「オヤジ」たち。「オヤジ的」な振る舞いをする人がいること 
で、場が荒れ、話し合いが妨げられたりもします。だからこそ、そういった立ち 
居振る舞いの人をあらかじめ場所から排除するにはどうしたらいいか、「オヤ 
ジ」と対話せずに排除するにはどうしたらいいか、多くの人が策を巡らしてきま 
した。
 しかし、例えばその場で間違った決定が行われようとしていて、たった一人で 
反対しなくてはいけない時。その場での多数意見の方が間違っている時。そんな 
時は一人で自分の意見を述べて説明しなくてはならず、話す時間は人より長くな 
ります。相手にどんなに嫌がられても、話し続けなくてはいけない時もありま 
す。周りから浮いているのは、少数意見である以上当然ですが、それも発言を止 
めて黙る理由にはなりません。そんな時に、多数派側の人が少数意見を抹殺する 
ための定番の文句が「あの人は浮いている」「皆に嫌がられている」です。
 実は「オヤジ的」な振る舞いをする人をあらかじめ場から排除しようとする 
様々な試みは、はじめの意図を離れて、必ず不適切に運用されます。「対話を拒 
否することができる」「誰かを排除することができる」という特権を持ったと 
き、人は、必ず、その特権を悪用し、自分と反対の意見を持つ者や嫌いな人へ 
の、嫌がらせ、不公平な扱いをしてしまいます。それどころか実は、ある人に対 
して「オヤジ」というレッテルを貼った自分の行為自体が、単に自分とは異なる 
意見を持つ人を黙らせるための政治的な陰謀であった可能性すらあるのです。
 「オヤジ問題」は、その場のヘゲモニー(力関係)を巡る争いの現場です。私 
も「正しい答え」を持っているわけではありません。今回は、いろいろ一緒に考 
えることができればうれしいです。

★日 時★  2004年3月27日(土)18時30分〜22時
       (時間のある方は、オールナイトでお話し)
★場 所★  Bar「際」
       大阪市中央区東心斎橋2−8−12
       ゴールドセンター2階
      (詳しくは主催者にお問い合わせ下さい。だいたいの場所は以 
下。)
http://www.mapion.co.jp/c/f? 
grp=all&uc=1&scl=5000&el=135%2F30%2F20.412&pnf=1&size=500%2C500&nl=34%2F4 
0%2F04.781

★参加費★ 1回/1500円(ソフトドリンクあり)
★定 員★ 15名(開催日前日までに電話にて予約要)
★連絡先★ Bar「際」 06−6211−3012(主催者)

●主催者挨拶
日比野さんとの出逢いは2003年8月。
バー「際」主宰の映画会で、単身アラブの地に向かった日比野さんに 現認報告 
をお願いした時です。
その話が実におもしろかった!
いでたち、アラブ報告もさることながら “ふつう”“なかま”“正しさ”など 
など・・・ すべての枠を問い返して始まる日比野さんの在り方は “今”に風穴 
をあける方法の一つだと響いてきます。
当日参加の方々からも「再び、三度」との要望がありました。
という次第で、この11月から 「ひびのはなし」」6回シリーズをスタートし 
ます。
ぜひお出かけください。
(Bar「際」)

●ひびの挨拶
パレスチナがらみで知り合った「Bar 際」の城川さんのご提案で、6回連続のお 
話しする企画をすることになりました。
「ひっぴぃ スペシャル in 大阪」のようなものになるのかしら。
8月に、城川さんのところで見せていただいたパレスチナの映画にも、「この事 
実を世界の人に伝えて!!」とサブラ・シャティーラの虐殺の現場で映画の撮影 
者に向かって叫ぶパレスチナの人の声が入っており、まさにいまと同じ状況が以 
前からずっと続いていることを実感させられました。
単純化した社会運動のアプローチとは違った、充実した話を丁寧にできること 
を、楽しみにしています。
(ひびの まこと)

●ひびのまことが語るひびのまこと(話し手の自己紹介)
魅惑の30代。
強制異性愛との闘い、「バイセクシャル」やトランスジェンダーの擁護、性別二 
元論への批判、性的暴力に対する取り組み、性労働者の権利の擁護、ドラァグク 
イーンショーの実践、パレスチナでの非暴力直接行動への参加、戦争に反対する 
呼びかけ、さまざまな社会運動の内部の問題点の指摘ーーー 私の関心と活動/ 
表現はいろいろです。そしてこれらは、一見別々のことのように思えるかもしれ 
ません。
しかし私の中では、どれも人としての生き方のスタイルを問う表現であり、同じ 
問題なのです。
・・・なんて話ができればいいな。
(ぜひ見てね→ http://barairo.net/)

●これまでの「ひびのはなし」の写真が以下に掲載されています。
第1回「変わる、ということ」
http://barairo.net/event/hibinohanashi/1-1129.html
第2回「特権を持つ者が、開き直るのでもなく、平謝りするのでもなく、逃げる 
のでもなく、
では、どうできるのか、一一一一一を考えてみる。」
http://barairo.net/event/hibinohanashi/2-1227.html

●「bar 際」や城川さんについては以下をごらんください。
http://www.freeml.com/message/kdml@freeml.com/0000033



以下署名
━━━━━━━━━━━━……‥・・ ・  ・  .
  ひびの まこと / HIBINO Makoto              ☆
  メール    hip@barairo.net
  サイト    http://barairo.net/
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