Subject: [fem-events 1436] 男女賃金差別裁判の到達点と課題
From: akaishi chieko <akaishi@jca.apc.org>
Date: Sun, 02 Mar 2003 23:49:51 +0900
Seq: 1436

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管理人から代理投稿します


 住友電工裁判への証人採用の件では、たくさんのメールをいただき、ありが
とうご
ざいました。それにつづくイベントのお知らせです。
正路怜子
reiko-s@tcn.zaq.ne.jp


 男女平等の流れをもっともっと強くすることが、バックラッシュに対抗する一番い
い方法です。なんとしても女性が経済的に自立できること、働く男女が安心して働け
る社会を。いま同じコースで採用された場合の男女差別賃金裁判では、原告がほぼ勝
訴する流れが出てきました。しかし、コースが違う場合は住友電工・住友化学のよう
に「男女別採用は憲法違反ではあるが、公序良俗違反ではない」という判決でした。
いま高裁に日本の学者の英知を結集したすばらしい鑑定意見書を提出して争っており
ます。男女別採用こそ、公然たる男女差別ではないでしょうか。採用区分が違うか
ら、コースが違うから均等待遇はできないという論理を打ち破るために、大きな世論
のうねりをつくりましょう。
3月7日に、中島通子弁護士を大阪にお招きして次のようなシンポジウムをいたしま
すので、お近くの方はぜひお越しください。







男女賃金差別裁判の到達点と課題




昭和シェルの勝訴判決を持って

中島通子弁護士が大阪へ





60年代の結婚退職裁判で、女たちは働き続ける権利は獲得したものの、平等に働く
権利はなかなか定着しなかった。それから40年、女性の賃金・昇格をめぐる裁判はど
んどん前進している。塩野義・シャープ・商工中金・京ガス・野村證券・芝信用金庫・
昭和シェルと、さまざまな職種で女性たちが裁判に立ち上がり、勝利している。

次は、採用区分やコースが違うことによる「間接差別」を問う裁判が焦点である。いま
住友メーカー裁判の山場をむかえ、女たちの裁判の到達点と課題を明らかにしましょ
う。



1月に判決のあった昭和シェル石油の男女差別裁判では、賃金8年分とボーナス・退職
金、そして将来払われるべき年金をいれて、原告一人で4536万円を獲得。男女差別に
よって、女たちがどれだけの損害を受けていることか。この画期的な判決をもって、
中島通子弁護士が東京より駆けつけてくれます。女も男も働きやすい社会をめざし
て、とことん議論しましょう。





3月7日(金)6時半から9時

ドーンセンター大会議室〈天満橋駅下車・10分〉




主催 ワーキング・ウイメンズ・ネットワーク〈大阪市中央区大手前1-5-6-403 月・水
・金の12時から6時 電話06-6941-8700 ホームページwww.ne.jp/asahi/wwn/wwin/〉



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