Subject: [fem-events 1341] 12.1 「女性天皇制」を考えるシンポジウム
From: stkm@jca.apc.org (suto K)
Date: Fri, 22 Nov 2002 02:12:52 +0900
Seq: 1341

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女性と天皇制研究会・首藤久美子と申します。

このたび、「女性天皇制」を考える集いを開催します。
天皇制って、戸籍などで差別をわざわざつくっては「認知」することで
序列をつくる、そういう存在だと思います。そうやってずっと
「女」を差別してきながら、ここぞとばかりに「トップ」に据えて、
「男女平等です」というおめでたさ、うんざりです。
それどころか、事実上浩宮、秋篠宮で途絶える「皇統」が
女性天皇制の実現によって延々続くかと思うと、ホントうんざりです。

同じ思いでいるみなさま、ぜひご参加ください。

このシンポジウムの主旨へのご意見、「こういう課題もあるよ!」
というご提案もお待ちしてます。
差別的・攻撃的な、そして分断に満ちた日常を変えるために、
ぜひ一緒に考えていきましょう。よろしくお願いします!

(賛同者は現在、85 名です。メール上では公表を控えさせていただきます)

 ※先にご案内しておりました当日の発言者、予定の北原恵さんから
  佐藤文明さんに変更になっております。ご容赦ください。

【ご友人への転送大歓迎です! 他のメーリングリストへの転載はご容赦ください
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女性天皇はいらない! 天皇制はもっといらない!
 ――皇室の「男女平等」で私たちの何が変わるの? 12・1シンポジウム

日時:2002年12月1日(日) 13時半開場
場所:早稲田大学国際会議場 3F 第1会議室
   地下鉄東西線「早稲田駅」、都電「早稲田」駅下車、
   JR「高田馬場」駅よりバス
発言:鈴木裕子さん(女性史・女性運動研究)
   佐藤文明さん(戸籍研究)  
主催:女性と天皇制研究会
参加費:1000円

 今年の12月1日で天皇の孫・愛子誕生から一年になります。昨年の誕生をき
っかけとして、皇室典範の改定=「女性天皇」容認論が再度、活発化してきまし
た。この論議の中では、女性天皇制を認めることは「男女平等を実現するもの」
であると、歓迎する声もあがっています。その一方で、すでに内閣法制局はプロ
ジェクトチームを組み、皇室典範改定の具体的作業に入っているとも言われてい
ます。
 しかし、女性が天皇になることで、天皇制を容認するこの社会がはたして「民
主的」になるでしょうか。天皇制―皇室典範による性差別は、女性天皇を認める
・認めないということではなく、天皇制そのものの問題なのではないでしょうか。
 むしろ、女性天皇は、「つなぎ」として機能することによって天皇制を延命さ
せ、今ある性差別から目をそらさせるためのものである、と私たちは考えます。
「男女共同参画」が叫ばれている現在でも、家族のあり方、社会のあり方の中に
は性差別がまだまだ多くあります。また天皇制=世襲制・身分制に裏打ちされた
「男女平等」は、「国力」としての能力主義に女性も参入していく可能性を秘め
ています。私たちは、今こそ、女性をとりまく様々な問題と天皇制との関係を明
らかにし、女性天皇はいらない! 天皇制はもっといらない! という声をはっ
きりとあげていきたいと思います。ぜひご参加ください。

呼びかけ人(女性と天皇制研究会)
井桁 碧、遠藤仁美、大橋由香子、梶川 彩、京極紀子、
小柳暁子、桜井大子、佐藤文明、鈴木裕子、首藤久美子、
田浪亜央江、山本有紀乃、吉田朋子

■■■女性と天皇制研究会とは■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
「皇太子妃の妊娠・愛子出産」「女性天皇待望論」……女性天皇の擁立が、
天皇制の維持にとって現実的な課題となり、「男女平等」や「男女共同参
画社会」にふさわしいのだ、という意見も出てきています。
 皇太子妃の呼び方ひとつとっても、たとえば「雅子様」「雅子さん」
「マサコ」「雅子氏」「雅子妃」など色々あり、天皇制と私たちがとりむ
すんでいる関係の多様さ・複雑さをあらわしています。
 あの人のことを何と呼ぶ? あの人の結婚や出産がなぜこんなに歓迎さ
れるの? 女性が天皇になると「男女共同参画社会」が実現されるの?―
―これらの疑問に始まり、フェミニズムの視点から天皇制を捉え直し、私
たちのありようを規定している天皇制について考え、討論する場を、
2002年春にスタートさせました。
 家族制度や戸籍の問題、「男女共同参画」との関係、女性兵士問題、セ
ックス・生殖(世襲制)問題、皇室典範改「正」問題、差別制度としての
天皇制など、さまざまな社会問題とクロスさせながら、女性と天皇制につ
いて考える研究会です。

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「女性天皇はいらない、天皇制はもっといらない!」と思う方、賛同人に
なってください。ファックス(03-3818-8676)、
メール(stkm@jca.apc.org)へ「賛同します」の一言とお名前を書いて
送ってください。そして、この集会への希望や、当日参加できないけど
ひとこと言いたいという方、ぜひメッセージも一緒にお送り下さい。
当日の資料にお載せします。

* * * * * * * * * * * * * 
女性と天皇制研究会 
お問合せは/首藤(スドウ)stkm@jca.apc.org
tel 03-3818-7576(午後のみ) fax 03-3818-8676




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