Subject: [fem-events 1214] キャンパス・セクシュアル・ハラスメント全国ネットワー全国集会のお知らせ(7月20日・21日、東京)
From: YOSHINO Taro <acb@jca.apc.org>
Date: Sun, 14 Jul 2002 11:10:01 +0900
Seq: 1214
http://www.jca.apc.org/fem/news/events/ | お知らせ & イベント | └――─ fem-events@jca.apc.org ―――┘ 皆様へ キャンパス・セクハラ・全国ネット、関西ブロックの吉野です。 いよいよ来週末に迫った、第8回全国集会の案内です。 今回、場所は東京・慶応大学の三田キャンパスです。 お近くのみなさま(そうでなくても)、ぜひご参加ください。 吉野 太郎 acb@jca.apc.org −−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ☆☆キャンパス・セクシュアル・ハラスメント全国ネットワーク☆☆☆ ☆☆ 第8回全国集会 ☆☆☆ ■■テーマ『被害を受けた人の権利保持と権利回復』■■ 場所:2002年7月20日(土)〜21日(日)、於 慶應義塾大学三田キャンパス西校舎 ※アクセス方法については http://www.keio.ac.jp/access.html を ご覧ください。 参加費:(事前申し込みは不要です.参加費は当日お願いいたします.) 一般(全国ネット会員) 1000円 一般(全国ネット非会員 2000円 学生 500円 以下、 ◆プログラム◆ ◆第8回全国集会のご案内 全国事務局 戒能民江(お茶の水女子大学)◆ ◆プログラム(詳細)◆ です。 また、同じ内容を全国ネットホームページ http://www.jca.apc.org/shoc/ からもたどることができます。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◆プログラム◆ ○7月20日(土) ☆12:30 受付開始 ☆13:00〜15:15 ワークショップ(5プログラム並行して行われます) ・「大学におけるセクシュアル・ハラスメント対策−策定と運用の実態−」 ・「レッツ! ビデオ分析」 ・「からだで感じるエンパワメント−女性のための暴力撃退プログラム−」 ・「キャンパス・ハラスメントに対する学生のエンパワーメント」 ・「ケースを通して考える−大学ができること,すべきこと −SH委員向け研修プログラムの体験ワークショップ−」(人数制限あり) ☆15:30〜17:30 フォーラムシアター ☆18:30〜 懇親会 ○7月21日(日) ☆10:00〜12:00 分科会 (3分科会並行して行われます) ・第1分科会「二次被害について考える」 ・第2分科会「大学における権利保持と権利回復」 ・第3分科会「裁判などの場での権利回復」 ☆13:00〜16:00 全体会 ☆13:00〜14:00 基調講演「大学生の性暴力被害」 小西 聖子氏(武蔵野女子大学教員) ☆14:15〜16:00 全体討論(司会 戒能 民江) 連絡先 全国ネットワーク事務局 戒能民江 TEL&FAX 03-5978-5789(研究室直通) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◆第8回全国集会のご案内 全国事務局 戒能民江(お茶の水女子大学)◆ 7月20日(土)、21日(日)の2日間、東京で第8回全国集会を開催します。全体 テーマは「被害を受けた人の権利保持と権利回復」です。 この間、大学におけるセクシュアル・ハラスメント対策が進展し、多くの大学 で対応のしくみがつくられました。被 害の掘り起しが進み、加害者の処分も増 えています。まだそれほど多くはありませんが、ガイドラインの見直しや 相談 員の研修、啓発・教育、実態調査などセクシュアル・ハラスメント対策に積極的 に取り組むところがでてきまし た。 しかし、大学の対応は依然として処分に終始し、被害を受けた人の尊重や権利 保持・回復の視点が欠落した状 況はまったく改善されていません。それどころ か、不適切な大学の対応や二次被害で被害が深刻化し、学習・研 究・就労環境 のみならず、未来を奪うほどの影響を、被害を受けた人の生活全般に与えていま す。 裁判では、セクシュアル・ハラスメント被害への無理解と偏見に基づく判決 が続きました。マスメディアの世界でも、キャンパス・セクシュアル・ハラス メント防止の動きがあたかも「言葉狩り」を行い、学問の自由や表現の自由を 脅かしているという論調が登場しています。バックラッシュの始まりです。 昨年の全国集会では、大学のセクシュアル・ハラスメント対策の次段階を見 据えながら、現状と課題を話し合い ました。議論のなかで、被害の救済の視点 が不可欠であること、セクシュアル・ハラスメントは大学等における学 習・研 究環境の問題であることが明確になったと思います。 今回の全国集会では、セカンド・ステージをさらに切り拓いていくために、被 害の救済の要である「被害を受けた 人の権利」の問題を取り上げることになり ました。具体的には、2日目の分科会で「二次被害」、「大学における権利回復」、 「裁判などの場での権利回復」の三つのアプローチから検討します。 2日目の全体会で、分科会の議論をもとにみなさんで話し合い、「被害を受け た人の権利保持・権利回復のための提言」をまとめたいと考えています。 基調講演は、女性に対する暴力被害に取り組んでこられた精神科医の 小西聖子さんにお願いしました。「目からうろこ」のお話が聞けるものと思い ます。ご期待ください。 また、今回の全国集会では、二つの新しい試みを行います。一つが1日目の ワークショップです。個性豊かなプロ グラムが揃いました。二つ目が同じく1日目 の「フォーラムシアター」。観客と一緒に短いドラマをつくりながら問題を考え ていくという演劇集団をお呼びしました。 全国集会は年に1度、顔を合わせて議論や情報交換をおこない、交流を深める 場です。全国ネットも会員数が増え、考え方や立場の多様化が進んでいます。 議論の難しさもあるでしょうが、率直な意見交換が行われ、セクシュアル・ハ ラスメント防止へ向けて、また新たな第一歩を踏み出すことができればと願って います。 会員の方も、まだ会員でない方も、多くの方がたのご参加をお待ちしております。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◆プログラム内容(詳細)◆ ●ワークショップ 7月20日(土)13:00〜15:15 ★「大学におけるセクシュアル・ハラスメント対策−策定と運用の実態−」 大学でのセクシュアル・ハラスメント対策の策定と運用の実態を探り、 今後のあるべき方向性を考えます。 ★ガイドライン策定の現実---事例報告 運用実態報告---全国600大学アンケートにみる大学の課題と努力 ★「レッツ! ビデオ分析」 市販されているセクシュアル・ハラスメントに関するビデオを九州ブロッ クで分析したものを報告しながら、参加者と一緒にいくつかビデオを見て意見 交換し、どのようなものが望ましいかを考えたい。 ★「からだで感じるエンパワメント−女性のための暴力撃退プログラム−」 女性の自尊感情の回復とエンパワメントに寄与するためのプログラムです。 セクシュアル・ハラスメントや 痴漢、レイプなど女性への暴力から自分を守 る方法を言葉での応酬と身体的防御の両面から学び、最小限 の力で暴力に対 処するテクニックを提供します。 ★「キャンパス・ハラスメントに対する学生のエンパワーメント」 キャンパス・セクシュアル・ハラスメント防止/学生のエンパワーメントの ために、学生自らが学生向けに実 施する研修プログラムを一緒に作っていき ます。 ★「ケースを通して考える−大学ができること,すべきこと−SH委員向け研修 プログラムの体験ワークショップ−」 架空のキャンパスSH事例について、グループに別れ、大学としてとるべき 解決までの道筋を話し合ってみ る。その中で、「大学の中での権利保持、権利 回復のための方策」についても話し合いたい。このワークショップの参加者は 大学等でSH対策委員等を担当している教職員に限らせていただきます。 ●フォーラムシアター 7月20日(土)15:30〜17:30(会場:地下生協食堂) パフォーマンスグループ「フォーラムシアター」によるキャンパス・セク シュアル・ハラスメントをテーマにした演劇です。参加者のワークにより演劇 は完成しますので、ぜひ積極的・能動的な参加を期待しています。 ●分科会 7月21日(日)10:00〜12:00 ★第1分科会「二次被害について考える」 コーディネーター:田中かず子・辻 智子 理解者であるはずの周りの人によって、被害者がさらに傷つけられる二次被害。 二次被害は見えにくく、防ぎにくいが、そのダメージは大きい。この分科会では、 事前にフォーカスグループで二次被害について議論を し、それをふまえて分科 会で問題提起をするとともに、分科会参加者と議論を深める。 ★第2分科会「大学における権利保持と権利回復」 コーディネーター:北仲 千里 大学の対応でもっとも欠けているのは、被害を受けた人の権利の保持や権利 回復という視点である。安全 とプライバシーの保持、学習・研究活動・就労 権の保障、被害からの回復の支援を、当事者の立場にたって 行っていくため に、権利保持・回復を妨げるものはなにか、権利保持・回復のために必要なし くみ・方法など について話し合い、大学が責任をもって取り組むべき課題を 具体的に明らかにしていく。 ★第3分科会「裁判などの場での権利回復」 コーディネーター:大村 芳昭・金子 幸代 セクシュアル・ハラスメントの被害者が、自らの権利や尊厳を回復するため に用いる手段の1つが裁判で す。裁判という方法論には様々な限界や問題点 もありますが、裁判によって得られるものもあります。この分 科会では、権利 回復方法としての裁判について考えてみたいと思います。 ●懇親会 会員相互の交流を図るため懇親会を以下の通り実施します。参加については、 受付時にお伺いします。奮ってご参加ください。 日程:7月20日(土)(第一日目)18:30〜20:30 会場:地下生協食堂 参加費:一般 3000円 学生 1500円 ◆その他連絡◆ ★図書などの販売について 関連図書などの販売スペースを休憩室に設ける予定です。販売を希望される方は、 当日直接会場にお持ちください。 ★ギャラリーの設置について 同じく休憩室に、各大学のリーフレットやポスターなどを展示する「ギャラリー」 を設置する予定です。さまざまな大学での取り組み状況を知るためにも、是非足をお運び ください。また、全国集会に参加される方、集会当日で構い ませんので、ぜひ皆さんの 大学のリーフレット・ポスターをお持ちください! ★全国大会へ参加する学生への交通費補助(学生向け、12日に締め切りました) (ここまで) fem-net =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= fem-events@jca.apc.org は、お知らせ、イベント情報の案内にご利用ください 投稿は自動的に http://www.jca.apc.org/fem/news/index.html に掲示します。 このメッセージに対する購読者向けのコメントはこの情報エリアではなく、 fem-net 一般討議エリア fem-general@jca.apc.org 宛に送ってください。 このメールに対する返信は fem-general@jca.apc.org 宛にセットしてあります。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= fem-net