遊びと夢通信Digest

Last updated : 1996.12.24

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小笠原旅行の話

from 本田 えーねん さん ( http://www.jca.or.jp/~honda/ )、 吉田 茂 さん ( http://www.jca.or.jp/~seagull/)

えーねん
こんにちは、えーねんです。 突然ですが、小笠原にいって来ました。東京竹芝桟橋から小笠原丸で片道30時間 の航海でたどり着きました。
吉田茂
おつかれさま?でした。楽しい一時を過ごされたようですね。
えーねん
いやいや、疲れたというのではなくて、元気になったです。 ほんとに。

やはり、現地には、まだかなりの自然が残されていました。 港のすぐ側に珊瑚がいて、シュノーケリングだけでもとても楽しめました。

現地にいた9日間毎日シュノーケリングをしてました。これは、はまりますね。 初めは耳ぬきがつらかったけれど、だんだん慣れて多分8〜9mは潜れるように なりました。

吉田茂
「耳抜き」できないとつらいですよね〜。 わたしゃ、無理にいきんで鼻血を出してしまったこともあります・・・~_~
えーねん
夜は夜で、とても夜空がきれいで、ほんとに満天の星ってゆうのはこういうもの なんだな〜と実感しました。

PCは持って行くことはもっていったのですが、まったくさわろうなんて気が起きま せんでした。

それから、イルカとも泳いできたんですよ。

吉田茂
イルカと泳いだのは初めてですか?良かったらもっと詳しく教えて下さい。 私は一昨年の夏以来、シュノーケリングをしていないので、メールを読んでうらやま しい限りです。
えーねん
それで、イルカですけれど、はじめて泳ぎました。 小笠原についた次の日にドルフィンスイムのボートに乗って会いにいったわけ です。それからマンタにも会えたのですよ。
吉田茂
マンタにも会えたんですか! いいなー・・・
えーねん
このまま、ずっと住んでいたいなーなどとほんとに思いましたです。
吉田茂
よーく分かります。
えーねん
うーんなぜ戻ってきたのかな^^;;

なんだか、お手紙みたいになってしまいました。

吉田茂
こんなお手紙は最高です。 またよろしく。
えーねん
こちらこそよろしくです。

皆さんは夏休みはいかがすごされましたか?

吉田茂
私はこの夏、東北地方を行脚してきました。駆け足でしたが、とても良かったです。

とくに、たったの1日だけでしたが、ガイアシンフォニーの2番に出てきた「森のイ スキア」に行って、佐藤初女さんとイスキアスタッフの手料理を一緒に食べられたの が最高の時間でした。

えーねん
それは、すばらしいですね。その感想もぜひぜひ。
吉田茂
そうですか、喜んで感想を述べましょう。(ナンチャッテ・・・)

ガイアシンフォニー#2を見てから、「森のイスキア行って、初女さんの手料理を食 べたい」とかねがね思っていた私にとって、そこに泊まれることが出来ると聞いたと きは驚喜でした。

でも最初は素泊まりだけということだったので、チョッピリがっかりでもあったので すが、実際に行ってみたら、初女さんから、「ちょうど弘前に来ていた修道女さんの 送別会&何かの集まりをやるので一緒に食事(宴会)をどうですか?」と誘われたの でした。

この時の喜びたるや^_^_^_^_^_^_^(想像して下さい)

あと宴会では、地元の「ねぷた」の笛奏者の方の演奏や、一緒に行ったミネハハの歌 と初女さんの朗読のジョイント等々・・・・ こんなに幸せでよいのかしらと言うような、うっとりした一時を過ごしたのでした。

初女さんは、翌日北海道で講演があると言うにも関わらず、けっこう遅くまでつきあ って下さり、最後にあの「おにぎり」を握った手で、私たちの手を「おにぎり」して くれたのでした。

うーん、打鍵していても幸せな気分に浸れます・・・有り難うございました。

p.s. そのほか、五色沼、三内丸山遺跡、大湯環状列石、奥入瀬渓谷、田沢湖などなど、東 北地方の中央部を縦断してきたのでした。

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芋掘りレポート

from 吉田 茂 さん ( http://www.jca.or.jp/~seagull/)

10/27(日)午後、澄み切った秋晴れの中、生まれて初めての芋掘りに行ってきました。 地主は光末さんで小作人?が戸塚さんの畑は、川崎市の郊外の住宅地の真ん中に有り ます。

芋と落花生以外は何が育っているか分からないと言った畑は、 みんな生き生きと自由に茎や葉を伸ばしていて、芋掘り初心者はどこから手を付けて 良いのかちょっと悩んでしまいました。

初めは恐る恐る遠巻きに掘っていたのですが、だんだんアバウトになってきて、大事 な芋ごと掘ってしまう場面も多々ありました(お芋さん御免なさい)。 話には聞いていたけど芋ってあんな風に生えているんですね....

でも、掘っていて土の中から紅(赤紫?)色の芋や落花生の実が顔を出す瞬間は、 とても感動的です。 大きいのや小さいのや曲がりくねったのや、細いの太いの長いのと何でもござれで、 売っているのとはずいぶん違うなーという感じです。

途中、光末さんのお子さんの由宇陽チャン(10ヶ月)が、土を食べてしまうなどの ハプニングもありましたが(土壌改良されていてきっとおいしい土だったんでしょう )、そんなこんなで、無事芋掘りは無事終わったのでした。

思ったより収穫があり、戸塚さんの家でとれたての芋や落花生その他得体の知れない もの?を、みんなで食したのですが、とてもおいしかったです。

秋のひととき、とても貴重な体験ができました。 光末さん、戸塚さんどうも有り難うございました。

また企画して下さい。(他力本願な私)

吉田 茂

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バブルの話

from 竹永 ひろゆき さん ( http://www.interport.net/~hiro/Nuts/ )

ニューヨーク発「週刊Nuts」9月24日号 NO.133 より。


 さて、前々から書こうと思ってたことがあります。それは、数年前、日本で破裂し た「バブル」についてです。

 「そんなのフル〜〜イ。」という声が聞こえて参ります。そういう方々のお気持ち 、よく分かります。

 しかし、です。世の中、やっぱりこれだけは言っとかんとね、ということがあるの であります。

 わたくし、思いますに、この「バブル」に関する反省の色というものが、日本、あ るいは、日本人全体にあまり見られないような気がするのであります。罪のなすり付 け合いというのは、よく目にします。でも、「やっぱ、オレもあの時は、こういう所 がいけなかったんだよな。」という主旨の文及びコメントなどを、わたくし、目にし たことがないのであります。

 「バブル」を客観的に分析したものには、何度か出会いました。しかし、「バブル 」について、主観的に反省しているものには、お目にかかったことがないのであります。

 わたくし、思うのですが、「バブル」に関するそういう「主観的反省」つまり「悲 しいけど、オレ、あの頃、バカだったよな」的記録というのも、「客観的分析」つま り「君たち、そこがバカなんだよ、ハッハッハ」的記録と共に、後世のために残して おく必要があるのではないでしょうか。

 「わしらのオヤジやジイさんは、こんな間違いをしたんやね。」ということを、私 たちのガキや孫たちにできるだけ詳しく深く分かってもらうために、それらの両方が 必要だと、わたくし、考えるのであります。

 ちなみに、あの「バブル」の頃、わたくしは、新宿のションベン横丁の焼鳥屋で、 ビールなどカッ食らいながら、「日本はこのまま世界のトップをバク進するんじゃ、 ガッハッハ」などとほざいておりました。まあ、私の場合は、株などに運用するお金 がなかったため、「バブル」の美味しいところも、マズいところも味わうことはなか ったのですが、あの頃、かなり調子に乗ってたことは間違いありません。

 それにしても、私たち日本人っていうのは、こういう失敗をやらかした時に反省( この「反省」は、「それまでのやり方をコロっと変える」という意味での反省ではな く、「自分が何をやったのか、何がいけなかったのかを深く考える」という意味での 「反省」です)するのが、非常に下手な民族なのであります。そのことは、第二次世 界大戦後の記録を見れば明かなのであります。

 最近、『現代政治の思想と行動』(丸山眞男著)という本を読んだのですが、それ に第二次世界大戦後にドイツと日本で行われた戦争裁判の比較論的なものが載ってお りました。

 その内容を簡単に言いますと、「ドイツの代表的悪いやつら(ナチスの連中ね)は 、少なくとも、自分たちが何をやったとか、それに対して自分たちにはどういう責任 があるかというぐらいのことは分かってたんだけど、日本の代表的悪いやつら(東条 のハゲおやじとか)は、その辺のことさえじぇんじぇん分かっておらず、誰にどんな 責任があるかなんか、さっぱり分かんから困ったもんよのう。」というものなのであ ります。

 で、それを通して著者は、「この傾向は、日本人全体にも当てはまるのよね。」て なことを言っとるのであります。

 これを読んだ時、「この日本人の無責任さ、自己分析力の無さって、”バブル”に も当てはまるんでないの。」と、わたくし、思いました。  まあ、「日本人は、反省すんのが下手で、都合の悪いことはすぐ忘れよる」と言っ てるだけでは、物事は前には進みませんので、よりよく反省するために何か良い方法 を考えねばなりません。

 そこで、わたくしにひとつアイデアがあるのであります。

 わたくしのとりあえずの目的は、「バブル」についての「あの頃、オレはバカだっ た」的反省の記録を後世に残すことなのであります。

 では、どうやってそれを実現させるか。

 まず、あの「バブル」の頃、その中枢にいた人間で、それも、飛びっきりバカな人 間を探し出します。そして、その方をなんとか説得して、『私がバブルの犯人だ!』 という本を書かせるのであります。

 この題名ですと、内容はソコソコでも、かなり売れるはずです。

 そうするとですね、「わしも、わしも」と金に目のくらんだ人間が出てきてですね 、『イヤイヤ私がバブルの犯人だ!』なんて題の本を書いたりするのであります。

 で、もしそれが出版されちゃったりすると、みんなで寄ってたかって、『何をおっ しゃる私がバブルの犯人よ!』、『いい加減にしなさい君たち:私がホントのバブル の犯人だ!』、『今までのはみんなウソ:私がバブルの”超”犯人なのだ!』、なん て本を出すことウケ合いなのであります。

 そこまでいろんな本が出ますと、こっちが予想もしなかったようなドロドロした話 が出てきたりするのであります。で、そのドロドロ度をお互いに競争し合うようにな ったら、もう完ペキ。それは、すばらしい「あの頃、オレはバカだった」的反省の記 録となるはずです。

 皆さん、わたくしのアイデア、いかがなものでしょうか。

 ちょっと世の中をナメ過ぎてますでしょうか。

 ま、楽しく行こや。

 そんなとこです。

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