―名誉毀損裁判 第10回口頭弁論報告―
2000年10月10日第一回口頭弁論により幕を開けた「上杉vs小林よしのり/名誉毀損判」、本日(2002/3/13)遂に結審いたしました。いやぁ、思ったより長かったですね。
途中、色々と「紆余曲折」(裁判所からの訴訟指揮等)があり、なかなかその全部を情報として発信できてはきませんでしたが、大方の流れだけは発表してきたつもりであります。
終盤、判事団の交替(全員!)があり、そこからはトントントンと一気に結審までまっしぐらでした。
事前に裁判所から「双方の主張の整理」が書面で提出されていて、本日はそれについて、双方の見解を出し合うといった趣の弁論でした。それと今日は、いつもの法廷ではなく、「ラウンド法廷」というとても狭い部屋でした。ちなみに傍聴は9人、殆ど小学館関係者。トッキー真面目、今日も来る(笑)。
小学館代理人曰く、(裁判所のまとめの中で)「『侮辱的な表現が多数使用され』という点ですが、『侮辱』の定義についてですね、もう少し具体的にと言うか、それであの…摘示表を作ってきましたので採用して頂ければ…」。裁判長、この時失笑です(本当)。「まぁ主旨は理解します。一応『整理』としては入れときますが、それで判決をどう書くかというのは裁判所の判断ですから」。歯牙にもかけて貰えなかったという印象です。
皆様新聞等でご存じの方も多いと思いますが、過日(2/19)、「林真須美vs新潮社/肖像権侵害訴訟」の一審判決が下りました。これ、まさに今裁判での上杉氏の為にあるような判決で、当然高橋弁護士は証拠として今回提出したわけです。小学館代理人、未練たらたらで、これにも反論したいようなことを裁判長に頼んでいましたが、まぁ今更何言っても無駄でしょう。一応受け取ってはくれるでしょうけど。
というわけで、双方の同意を確認し、15分足らずで「結審」が告げられました。判決日は、
5月28日 1:10〜 722号法廷です。
興味のある方は、ぜひ足をお運び下さい。
なお、6時くらいから「報告集会」を行う予定でいます。詳細は、決まり次第追って告知いたします。
取りあえず、一段落です。この間「会費・カンパ」等お寄せ下さった会員(または支援)の皆様、本当に「どうもありがとうございました」。「楽しむ会」を代表して、心からお礼申し上げます。
事務局 横山好雄