NewsLetter 9 Cover
CPR News Letter Vol 9
1996年4月
さる2月25日(日)、東京でCPR第2回総会 ・記念講演会が開催されました。
アンドリュー・コイル氏、ヴィヴィアン・スターン氏が講演
海渡雄一
2月22日、関西CPRの主催によりお二人他、コメンテーターとして水谷規男さん(三重短期大学)と前野育三さん(関西学院大学)を招くという豪華メンバーで、「英国行刑改革運動に学ぶ〜国際人権NGOを迎えて〜」をテーマにセミナーを開催しました(7ページ)。短い期間に企画された皆さん、ご苦労様でした。
東京拘置所改築問題、その後
すでにニュースVol.8で紹介した東京拘置所の改築問題ですが、これは今後の老朽化した拘禁施設改築のモデル・ケースと考えられます。今年はこの問題について、「北九州矯正センター構想」と共に継続的に取り組むことになりました。ここに経過を報告します(15ページ)。
3月25日、熊本刑務所の複数の刑務官が人事院に対し行政措置要求を行い、記者会見を行ないました。刑務官の労働条件の改善は、必ず被拘禁者の人権を尊重することにもつながるとの考えから、CPRでは刑務官部会を発足させ、現場の刑務官の様々な訴えに応えてきました。今後機会があれば、この問題をより詳細に報告することができると思います(16ページ)。
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追加情報 96/5/31<処分に対する不服の理由>
- 5月23日、CPRが弁護士会館で記者会見を行い、この件に関連して懲戒解雇という不当な処分を受けた一名の元刑務官が、人事院へ提訴したことを明らかにし、事件の問題点を指摘した。<処分に対する不服の理由>は、人事院へ提出した文書の一つです。