日時:2005年2月27日
場所:東京都・文京区民センター
この集会の主旨については<集会案内ビラ>をご覧下さい。
この集会のメインスピーカーとなったロベルト・サモラさんは、2005年2月16日に来日予定でしたが、二日遅れの来日となりました。そのために、成田空港に着いた直後に沖縄に飛んで集会を行ったのです。その後、日本全国を飛び回っての殺人的な<スケジュール>にもかかわらず、若さにものをいわせて、精力的に集会をこなしてくれました。彼が勝ち取った<判決文(日本語訳文)>もあわせてご覧下さい。
「ブッシュに挑んだ大学生とビラに示してあるので、どんな人かと思ったら、普通の若者じゃん」という声が聞かれるように、実に気さくな人でした。彼が裁判を行うことになった理由を示してくれたのですが、特別にたいそうなことをしたとの感覚は全くなく、言うなれば「おかしいものはダメ」ということでした。彼は法学部の学生なので、その表現として、法律を使ったということのようです。
日本に10年以上滞在している、サモラさんの先輩が駆け付けてくれました。コスタリカの歌を数曲披露して、会場の雰囲気を盛り上げてくれたので、さらに楽しい会となりました。歌の内容はほとんど分かりませんでしたが・・・。
日本からは四人の若者が壇上にあがり、自分とコスタリカの関連を紹介して、サモラさんに、色々な質問をぶつけました。「人権を自覚したのはどんな時か」「日本での活動にはどのような方策があるか」等々、中には答えにくい問いかけもあったのに、絶対にごまかすことはしないで、考え考え示している態度に、好感を持った人が多かったようです。若者事情はコスタリカでもそれほどの違いはないようなので、日本でも希望が持てました。
パネリストは単に質問をするだけでなく、自分にとってコスタリカはどのように捉えたかを説明していたので迫力がありました。この写真は、スライドを使って、コスタリカを訪問したときに遭遇した、大統領選挙の様子です。選挙期間中はコスタリカ国中がお祭り騒ぎであり、子どもも重要な選挙スタッフとなって活躍していました。
会場一杯の参加者はサモラさんに魅了されていました。サモラさんの言葉によると、若い人が多いと言うことです。見かけではなく、気持ちが若いということでした。みんなの熱気に感じたのでしょうね。
会場では、コスタリカを訪問してきた人が撮影した写真を展示して、コスタリカの様子を紹介していました。ここに写っているのは大統領選挙に使った投票用紙です。候補者の名前や所属政党だけでなく、候補者の顔写真も印刷されており、文字の読めない人でも投票に差し支えないようになっています。下段左端の候補者が当選した人、すなわち、現大統領のパチェコ氏です。
会場一杯に、コスタリカ平和コーヒーのかぐわしい香りがただよっており、サモラさんもリラックスして集会を楽しんでいたようでした。コスタリカ平和コーヒーの試飲コーナーには、入れ替わり立ち替わり人が立ち寄って、「世界一おいしい」コーヒーを味わっていました。頒布を申し込んだ人も少なくなかったようです。
集会終了後は、近くのレストランで懇親会が行われました。ここでも、話の輪が広がり、あっという間に時間が過ぎてしまったのです。翌日、サモラさんは広島に飛んで集会を行うというハードスケジュールですが、それにもかかわらず、全く気にしないで、最後まで楽しく付き合ってくれました。
東京ディズニーランドに行ってみないかとさそったら、ブッシュの息がかかっている所は絶対にヤダということでした。