東京・教育会館(一橋ホール)の入口には、開場の30分前から人が並び始めた。結局、500人を超える人々が参集し、カレンさんの元気を取り入れて、世界平和に向けて活動を始めようという気概が溢れていた。
子供好きのカレンさんは、どのような質問にも丁寧に答えていた。結構むずかしい質問が出て、後ろで通訳する足立力也さんは四苦八苦。
子どもたちよりカレンさんにお礼の歌を贈った。しかし、カレンさんはじっとしていないで、子どもたちの方に進んでいって一緒に唄った。子どもたちもつられて、だんだんと、歌だけでなく踊りまで出てきて、最後には舞台裏でサポートをしていたおとなまで舞台に呼び上げ、にぎやかな交換会となってしまった。
休憩時に出てきた人により、ロビーは身動きがとれないほど。
子供からの交換メッセージ。日本の子供は「HOLA!」から始まるメッセージ。コスタリカの子供からは「こんにちは!」から始まる。お互いに良く相手の気持ちを考えていた。
子どもたちとの対話ですっかりとリラックスした様子で、普段よりもさらになめらかな口調で、そのあとのオトナ向け講演を行う。しかし、内容は相変わらずきびしい。
観客もつり込まれて、リラックスして聞いている。しかし、講演後のアンケートを見ると、かなりの緊張を持っていることがわかった。カレンさんの講演がいかに充実していたか。