日時:2002年8月10日午前11時〜午後8時
場所:城北法律事務所
台風の襲来により、大多数の参加者が利用を予定していた列車が運休となり、合宿予定の場所にたどり着くことは不可能に近いことになった。通常はそこでふて寝をすることになろうが、どっこい、当会の意気は収まることは無く、急遽、城北法律事務所において、合宿で予定していた勉強会などを行った。
主なものは、浦田一郎さんのレクチュア「平和主義と憲法学」、一橋大学学生グループ・PARMANの「コスタリカ訪問報告」、鈴木敦士さんの「韓国訪問報告」であった。その後に今後の予定を話し合った。
「合宿」会の一場面。この時は、PARMANのコスタリカ訪問報告。外には、台風が吹き荒れていたが、誰も気にする人は無し。
浦田一郎さんのレクチュアでは、非武装平和主義解釈に対する批判と反論が紹介された。やみくもに学問の自由を押し進めると、民主主義や平和主義を否定する学問をも容認して、平和をぶちこわす危険性があることも示された。
PARMANのコスタリカ訪問報告では、南部の熱帯雨林帯に行った経験から、自然保護は自然に行うものであることや、クラスが一つしかない学校を訪問して、教育とは何かを考えたことなどをパソコンのスライドショーを使って生き生きと示した。
鈴木敦士さんの韓国訪問は、韓国の民主主義のための弁護士団体「民弁(みんびょん)」が主催した交流会に参加したもの。韓国の民衆運動は非常に盛り上がっている、日本の過去の植民地政策についての反省は足りないと考えられている、などが話された。南北の境界や駐留米軍による中学生轢殺事件現場にも訪問した。
話を聞いただけでは、会の意義は無いと、全員がそれぞれに今後の抱負を語り合う。韓国から人を呼んで話を聞こう・・・、コスタリカの財政はどうなっている・・・、非軍事を人に伝えるには・・・、等々、とどまるところを知らず。
10月12日の合宿本番を楽しみにして記念にパチリ。