千葉のまちづくりをサポートする当センターの運営スタッフがそれぞれの専門分野についてシリーズで、心の交流企画《露天風呂》にて報告します。各運営委員の発題を受けて参加者を交えたフリーディスカッションを行います。その中で新たな視点やまちづくりの取り組みへの意欲を醸成し、千葉のまちづくりを活性化できるよう期待しています。
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■主 催 |
特定非営利活動法人 千葉まちづくりサポートセンター(連絡先:電話090-9970-1749) |
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■時 間 |
午後6時半〜9時
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■場 所 |
千葉大学西千葉キャンパス自然科学系総合研究棟5階セミナールーム(工学部11号館裏の新しい建物、JR西千葉駅下車山側通用門を抜けて直進する)
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■参加費 |
資料代500円(事前申込みは必要ありません)
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平成18年 |
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・12月22日(金) |
「どうぶつ問題ってなんだろう??〜みんな同じ地球の仲間〜」中野真紀子さん |
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生き物は、みんな等しく45億年の歴史をしょっている。。と、思う。
枝分かれして、みんな各々の方向にいったんだろうけど、みんな兄弟姉妹みたいなも のではないでしょうか???
動物問題は遠い世界の話ではない。私たちの隣で起きていること。 それはイコール、人間問題。と解釈してもいいぐらい、動物に起こる事情はきちんと
人間にも起こります!
悲しいことも嬉しいことも、みんなで共有したい。解決の糸口をみつけたい。 しっぽの有無は問題ではない。 |
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・6月3日(土) |
「農の心〜生きるものたちとの共存を目指して」熱田忠男さん |
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開催時間:午後3時〜5時 |
講師紹介:千葉県野栄町(現・匝瑳市)で、消費者のグループ「菜っ葉の会」 の協力を得ながら、30年以上、妻治江さんとともに無農薬農業を営む。ボーンセンター会員、「谷津田創り隊」隊長 |
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・5月19日(金) |
「千葉県における協働推進
のための制度環境調査報告」宮田事務局長
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柏市、船橋市、市原市、大網白里町、栄町を対象に、住民と行政双方の協働への取り組みをインタビューで調べ、協働促進策を考えました。まちづくりの制度環境について、日頃住民活動をされている方々と意見交換ができればと、楽しみにしています。ぜひご参加ください。 |
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・4月21日(金) |
「ADR(裁判外紛争処理制度)ってな〜に!?」栗原副代表 |
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政府が2004年12月に「裁判外紛争解決手続きの利用の促進に
関する法律」をつくったことはあまり知られていません。 施行日を2年6ヶ月以内としているので、2007年4月頃には施行される 予定です。
簡単に言ってしまえば、その内容は日本の「裁判外紛争処理」、 いわゆる民事調停・家事調停のほとんどは裁判所出行われている司法型ADR
で、現場の専門家でない法律の専門家によって行われていており、時間もかかり、 弁護士費用などもばかにならない状況です。 日本には国民生活センターや消費者センターのような行政型ADRもありますが、
苦情処理・斡旋の役割が中心であり、更に行政型ADRを増やしていくことには 行革・小さな政府づくりの視点から問題があると言えます。 そこで、期待されるのが民間ADRですが、日本ではこれまで民間ADRが
あまり利用されてきませんでした。裁判所に比べて信用力がないことや 業界団体が創設したものが多く、業界よりではないかとの疑いがあったためです。
2004年の新しい法律は、民間ADRを法務省が認証を与えるもので、 NPO法人も対象になると考えられています。 業界団体の認証が増えるのではなく、弁護士や司法書士等の専門家と連携して
さまざまな分野において専門NPO法人が活躍することが必要と考えます。 その意味でこれも市民参加の制度です。 日本のADRと現在起こっていることについて紹介し、露天風呂で話し合ってみたいと考えています。 |
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・3月24日(金) |
「自然エネルギーの現実性と地域社会の再構築の必要性」会員 柳沢吉則
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現在、石油の価格は高騰、需給は逼迫し、エネルギーの主役の立場を失う可能性が出てきています。一方、自然エネルギーは技術革新及び量産効果により経済性が向上し、実用に近づいています。本風呂では、純粋な経済学的論点でなく、科学技術論から見た自然エネルギーの経済性について考察し、また、問題点の克服の一案として地域型エネルギー利用を提案します。
第1節では、科学技術論から見たエネルギーの類型により、既存エネルギー、自然エネルギーの経済面の問題点を分類します。第2節では今現在の石油価格と比較して、自然エネルギーがどのくらいのコスト競争力があるか、電気エネルギーへの変換時点での比較により考察します。第3節では自然エネルギーの問題点であるエネルギーの集積の困難さを克服する為の一提案として、地域型エネルギー利用について概説します。 |
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・1月27日(金) |
「ごみ焼却と埋立処分〜『ごみ行政』への提言」川本運営委員
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全世界の焼却炉の3分の2が日本に集中するほどの「焼却天国」の結果、毎年5千トンもの水銀が大気中に捨てられ、深刻な汚染が進行しているといいます。一方、千葉の原風景であり水源地でもある谷津田は不法投棄や最終処分の場と化しています。ごみの大幅削減は緊急の課題です。千葉市内の産廃処分場計画反対運動、千葉市ゼロ・ウェイスト(ごみゼロ)提言作成、千葉市ごみを考える市民懇談会委員としての取組等を踏まえ、ごみ行政への提言と、「市民自治」社会の実現が不可欠であることを訴えます。
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平成17年 |
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・12月22日(木) |
「道、交通」谷口運営委員
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道といえば、大きな道路から路地までいろいろあります。地域を分断する川のような都市計画道路事業や地域のコミュニテイ道路事業が私の暮らす街の住民生活に大きな影響を与えています。人口減、超高齢社会が到来する中で、どのようなみちづくりが必要なのか考えてみたいと思います。
また、千葉県や千葉市にとって大赤字のモノレール事業。県・市の税金をつぎこんで延伸ありきの再建計画が動き始めようとしています。モノレールを利用できるのはほんの一部の地域です。まずは千葉市の交通ビジョンが必要です。区毎に住民参加の議論の場をつくり、移動支援が必要な人たちへの福祉サービスも念頭におきながら、電車・バス・モノレール・生活道路整備・歩道整備など税金投入の優先順位を総合的なまちづくりの視点でとらえたいと思います。
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・11月25日(金) |
「地域福祉でまちづくり」原田運営委員(稲毛区地域福祉計画策定委員長) |
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ゲストスピーカー:茂木俊輔さん(特定非営利活動法人
千葉・在宅ケア市民ネットワークピュア)
同 :相澤富代さん(美浜区地域福祉計画策定委員) |
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千葉市でまもなく策定される地域福祉計画は「新しい」計画です。市民委員(稲毛区策定委員長)として策定に深く関わった報告者が、計画策定の経緯、市民参加で進めた成果やおもしろさ、地域福祉を推進することの意義などを紹介し、みなさんと計画の推進に向けた機運を高めていけたらと思います。また、千葉市で地域福祉活動に携わっているゲストスピーカーをお二人お招きし、活動の紹介や、まちづくりと福祉の接点について、あるいはボーンセンターへの期待(叱咤激励?)などについてもお話いただく予定です。なお、お二人は千葉大学との接点も持っておられるので、「千葉大学との連携」もキーワードになるでしょう。“地域福祉”と聞いて感心を持った方も、「私は関係ない」と思った方も、なんだかよくわからない...という方も、ぜひみなさんご参集ください。新しいまちづくりの視点がきっと見えてくると思います。 |
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・10月28日(金) |
「千葉の自然に見る温暖化」鈴木優子副代表
(下泉・森のサミット代表、環境省環境カウンセラー・千葉県環境学習アドバイザー) |
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温暖化とヒートアイランド現象がもたらした猛暑の夏でした。「温暖化しらべ、クマゼミはいませんか」の調査をしています。南方性のクマゼミが県内各地に生息している情報をどう考えたらよいのでしょうか。市民環境調査の意義や身近な自然への気づきセミナールです。まちづくりNPOのみなさまに、生きものからのシグナルをジー・ジリジリ、ミーン・ミーン、カナ・カナ、シャー・シャーとお伝えします。100年後のまちと、生き残りライフスタイルについて話し合いましょう。熱めと、ぬるめをご用意してお待ちいたします。 |
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・9月30日(金) |
「景観・開発・建築」福川裕一代表(千葉大学環境システム学科教授)
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まちづくりという言葉は少々手垢がつき過ぎています。そこでボーンセンターの前代表延藤安弘氏は「まち育て」と言い換えていましたが、現代表の福川氏は「都市を養育する」と言います。現在、政官財が推進する「都市再生」で日本の都市は変貌しつつあります。日本国内のみならずスペイン、英国、米国の事例を徹底検証し、都市を育む思想がいかに築き上げられてきたか、真の都市再生に向けた具体的方策とは何か提起します(「持続可能な都市」〜欧米の試みから何を学か〜福川裕一、矢作弘、岡部明子共著より)。 |
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「事例報告」「幕張駅南口再開発から市民参加のまちづくりを考える」竹内悦子、渋谷泰孝(千葉大学自然科学研究科都市環境システム専攻修士課程) |
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JR幕張駅南口は花見川区の拠点地区として、また幕張新都心への玄関口として再開発計画が20年もの長期間協議されてきましたが、経済状況の変化等で中止となりました。平成13年から市民参加でまちづくりを考え、活動しています。課題をたくさんかかえながらの活動の報告です。
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