1970年1月
鈴木正穂・六九年二月・坐り込み(思科)
小田実・社会党よ、「大人」のふりをするな(朝ジ11)☆小田実・ワシントンからの報告(2)(サ毎7)
小田実・私は死がこわい――市民の良心と行動(読28,29,30各夕)
吉川勇一・警察の手入れと「証拠品押収」(オブ11)
宇田義太郎・ゲリラたちはどこへ行った?(宝)
高橋芳男・べ平連はどこへ行く――市民運動と統一戦線(文化評論)
後藤孝典・もう一つの捜査、治安活動としての捜索、押収(人権新聞1)
今年は米兵の大量脱走が日本で起る(週ポ1)
ベトナム脱走兵シミズの日本逃亡生活――故郷にもはいれない「べ平連の英雄」(週新3)
デモ・ゲバ、ナンセンスの発火点はここだ!(平パ5)☆脱走兵秘密会見記のオソマツ(週新17)
ベ平連の活動家(1)吉川勇一――情報時代の天才(読人5)
同(2)鶴見良行――遊撃手の役割果す(読人12)
同(3)小中陽太郎――マスコミの窓口(読人19)
同(4)久能昭――全力投球の仕事(読人26)
単行本・吉岡忍編著「フォーク・ゲリラとは何者か」自由国民社
1970年2月
小田実・幽霊旅行者がデモをする――「この国」「あの国」そして私(1)(世)
室謙二・町内会、自警団の復活(思科)
小田実・アメリカを揺がす内部からの告発(朝グ6)
小田実・私にとっての安保とは(毎グ7増)
清水知久・こちら反戦放送局・朝霞・根岸(朝グ6)武藤一羊・公然たる軍隊内反乱・反戦GI新聞(朝グ6)
兵土はどちらかを選べる――脱走兵の手記(朝グ6)
福島菊次郎・〈グラ〉行くぞ“紅毛”べ平連(現)
ヘンリー・レイズ・オー・ミスティク、このトリオ(二十世紀)
宇田義太郎・街の歌声はフォーク喫茶から(宝)
〈書〉「時代はかわる」(婦公)
「人間再発見」べ平連――支える“関西的発想”(朝20大阪版)
密入国革命家に翻弄された京都の文化人(週新21)
新左翼べ平連とは――人民の総武装と革命へ(警鐘15)
べ平連の活動家(5)武藤一羊――反体制そのもの(読人2)
同(6)鈴木武樹――広い“守備範囲”(読人9)
小田実・私にとって安保とは(毎グ・増7)
原田三朗・再編にのり出す新左翼(毎グ・増7)
単行本・鶴見良行著「反権力の思想と行動」盛田書店
1970年3月
小田実・ひとりひとりから――現在の状況のなかで(展)
小田実・誰に、何が見えているか(世)
小田実・「民衆の弁護人」をつくり出そう――小西誠の裁判のために(ニューミュジック・マガジン)
和田春樹・自衛隊と市民運動――「大泉市民の集い」にみる現実(エコ30)
林健郎・朝日新聞・安保特集批判(自)
「自衛隊の中に反戦組織を」(朝ジ8)
自衛隊員むしばむべ平連(自新24)
脱走兵とともに幕した三日間(朝24)(この記事については、岩垂弘「もの書きを目指す人びとへ――わが体験的マスコミ論――」の第64回 脱走米兵と暮らす」http://www.econfn.com/iwadare/page172.html を参照のこと。
週刊アンポ“造反社員のすすめ”にどう対処する(サ毎29)
単行本・堀田善衞著「橋上幻像」新潮社
1970年4月
北沢恒彦・ベトナム解放戦争における「隠された」道の思想(思科)
蜂須賀五郎・脱走兵から人間へ(思科)
小西誠・白衛隊員の敵と味方(労問)
べ平連、自衛隊闘争に取組み(全貌)
また起こったべ平速と警視庁の確執(週現2)
まかり通る「事前検閲」――「週刊アンポ」ゲラ提出事件(朝ジ5)
山田宗睦・人と思想――小田実(朝23)
小さく見えまぁーす、衣替えした「週刊アンポ」(夕フ28)
単行本・松田道雄「革命と市民的自由」筑摩書房
1970年5月
小田実・表現の自由を奪うのは誰か(文春)
吉川勇一・べ平連、六九年から七〇年へ――市民運動の可能性(世)
スチーブ・ジュールダン(武藤一羊訳)・ベトナム脱走兵の日本亡命日記(宝)
いいだもも・反抗する若者たち――ゲバゲバの通過儀礼(公評) (いいだもも『世紀末への序章』産報 1972年刊にも掲載)
深見進介・脱走援助から米兵との共闘へ――JATECは歩みつづける(朝ジ10)
小田実・ふたたびすべてが始った――走り書きのアピール(朝ジ17)
地に生きる――小林トミさん(朝7)
四・二八沖縄デーの混迷(朝ジ10)
取材妨害認める四人の機動隊員(読18)
許せぬ“警察暴力”――「知る自由」の妨害続発(読20)
行き過ぎた警戒体制――警察国家にはさせぬ(読21夕)
〈投〉許せないカメラマン暴行事件(3点読21)
強まるデモ規制(労働ニュース23)
“70年”はいまここに(2)左翼の反応はにぶく遅く(朝ジ24)
「行動をうながす新聞――「整列休メ」の発刊(朝ジ31)
自衛隊の反戦新聞「整列休メ」と愛国心の研究(週読22)
十年前の安保大闘争を再現できるか「革新陣営」(サ毎31)
単行本・セイムア・ハーシュ著(小田実監訳)「ソンミ」草思社
詩のべ平連「べトナム反戦詩集第9集 緋」詩のベ平連
1970年6月
小田実・何を私たちは始めているか(世)
小林トミ・指導者なんかいらない(思科臨増)
小田実、日高六郎・〈対〉人間と国家と安保と(エコ3)
小田実・自分の足で歩く市民たち(朝グ26)
小田実・「身にしみる」ことに「身銭を切る」こと(朝ジ21)
もののべながおき・小西運動と市民の論理(朝ジ21)
山口文憲・高揚する新潟・新発田(朝ジ21)
久能昭・自衛隊の精神教育法(朝ジ21)
和田春樹・岩国の反戦米兵は抵抗する(朝ジ21)
大江健三郎・強権の優位と正当性の「幻」(毎18夕)
鶴見俊輔・〈インタ〉反戦と文化人(中日新聞15)
久野収・市民運動の意味(声)
べ平連、目立たずとも辛抱強く、きょうもデモは統く(朝6)
安保は遠く……(1)(中国新聞8)
安保の群像(2)人権意識の全面に(朝11)
治安当局を悩ます在日米軍反戦紙に載った米兵叛乱計画(週現11)
群発ミニデモ(毎14)
安保断面70夏(3)全員逮捕してくれ――百人委(毎18)
〈グラ〉人間をつぶす安保をつぶせ!――べ平連の「アンポ毎日デモ」(朝グ26)
〈グラ〉天下の大もの・小田実(週文22)
中山千夏・関西虫問答(週文22)
三菱重工を獲憾させたべ平連小田実の“一株戦術”(週ポ19)
ぴりり“小粒デモ”――市民、アイデア競う(朝21)
七〇年代闘争二日目――市民運動の行方は(朝24)
反安保一〇年の落差(日経24)
水口宏三・世代の交替を痛感――べ平連方式を評価(日経24)
会田雄次・アジに慣れた市民――反米感情は強まりそう(日経24)
「安保ハンターイ」、デモをする婦人たち(毎20・家庭)
市民ら二日がかり、都心で立往生騒ぎ(読24)
〈グラ〉「反戦憲法」を貫く偉丈夫――「トイツメ会」の北添忠雄さん(朝グ26)
新しい羽ばたきの前に――反安保6・14新左翼行動(朝ジ28)
“土曜ショー”復活の主役――逮捕されるための“百人委員会”(平パ29)
べ平連の“毎日デモ”に参加した市民(平パ29)
高畠通敏・十年(声)
単行本・古山洋三・和田春樹・清水知久編「米国軍隊は解体する」三一書房(新書)
1970年7月
小田実・十年が経った、そして……(中公)
小田実・なぜ黙っているのだろう(婦公)
和田あき子・こちら朝霞反戦放送局(週朝2)
小中陽太郎・〈対〉ニューレフト式ケイバ必勝法(平パ6)
岩田弘・「安保闘争」の終焉(朝ジ5)
〈グラ〉私の場所F小田実さん(婦公)
七〇年安保決戦・自衛隊叛軍闘争・べ平連(二〇世紀)
チョボチョボ・デモのヤングたち「世の中死んでるよォ」(週朝2)
〈グラ〉安保と青春――一七〇年の変貌(週朝2)
「経営不振じゃないんだぞ」――「週刊アンポ」が廃刊(週読3)
べ平連に狙われた三菱重工の大騒動(週現16)
一九七〇年六月三二日(朝ジ5)
小林泰彦・現地ルポ・反戦タウン〈岩国〉(平パ20)
これが米軍基地暴動を起した反戦組織の全貌だ!(週言24)
鉄条網の中のアングラペーパー――在日米軍基地に流れるGI反戦ブルース(サ毎26)
イントレピッドの脱走兵が歌手や映画俳優になった(プレイボーイ28)
沖縄米軍に反戦組織(読24夕)山口文憲・安保ゲリラ(1)(婦民3)
小沢遼子・安保ゲリラ(1)(婦民10)
単行本・小田実著「何を私たちは始めているのか」三一書房、
飯沼二郎著「キリスト者と市民運動」未来社、
小西誠著「反戦自衛官」合同出版社
(編注)小沢遼子「安保ゲリラ」は、その後、山口文憲「安保ゲリラ」と交替で、1974年7月現在、「婦人民主新聞」に継続連載されている。
1970年8月
小田実・「しごと」と「くらし」――人間状況としての「くらし」と直結する闘いへ(展)
小西誠・反戦自衛官は告発する(中公)
小田実・続自立する市民(1)ベトナムの微笑――グェン・チ・ビン夫人(朝グ14)
小田実・同(2)小西誠――ひとりで始めた青年(朝グ21)
同(3)KYODAITEKI NA AISATSU――フランツ・ショーマン氏(朝28)
丸山邦男・ドキュメント七〇年六月――何が起こらなかったか(婦公)
須藤雅男・話の特集レポート・安保(話特)
脱走米兵、相次ぎ帰隊(読10夕)
1970年9月
小田実・「国家の顔」と「自分の顔」(文春)
小田実・続自立する市民(4)イイジマ氏の一家と「アジア系アメリカ人行動委員会」(朝4)
同(5)目前の不正にガマンがならない――飯沼二郎氏(朝グ11)
同(6)「素人」を誇る弁護士――角南俊輔氏(朝グ18)
同(7)鈴木修三さん――「あくまで面倒をみる」という思想(朝グ25)
A・ブリー、小西誠、鶴見良行・〈座〉日米反軍兵士の出会い(朝ジ13)
「9・18」を間い直す(上・下)(毎17,18)
“進路”警戒べ平連、無気味な“一株”台風(東18)
九・一八記念集会・軍国主義時代の罪状を告発(朝22夕)
日本から追われる反戦アメリカ人(週朝25)
米軍板付基地に反戦機関紙、内部反乱呼びかけ(朝26)
高まる米兵の反戦運動――べールをぬいだ女性秘密工作員(毎28)
ジョン・フィリッブ・ロウ・〈小〉われらが歓呼して仰いだ旗(1)(すばる1)(注)J・P・ロウの小説は、その後「すばる」第7号(72年春季)まで7回連載された。
単行本・「週刊アンポ合本」週刊アンポ社
1970年10月
真継伸彦、村松剛・〈対〉小西元三曹誌上裁判(諸)
小田実・中年男の個人的な訴え――アイマイで微妙ではある、しかもシンの通ったくちがいのためには(朝ジ4)
山口文憲・五年間のグルグル回り(朝ジ4)
小田実・続自立する市民(8)小言幸兵衛にもならぬ「心情三派」にもならぬ さて自分自身はどうするのか――「満州事変のころ生まれた人の会」(朝グ9)
小田実・同(9)かつがない教育者――無着成恭氏(朝グ16)
小田実・同(10)「公害」という「差別」にとりくむ――宇井純氏(朝グ30)
間島英子・目にあまる脱走米兵行状記(新評)
70年代の百人(10)世なおし小田実(朝1)
三沢に反戦スナック、べ平連が資金(朝6)
反軍GI新聞続々(朝ジ11)
GIアングラ新聞の反軍攻撃――在日米軍当局が大ショツク(プレイボーイ27)
勝山泰佑・〈グラ〉反戦スナック(週朝30)
反戦スナックに巣くう“はみだし野郎”たち(週朝30)
米軍が反軍集会――岩国基地(毎2、読2)
単行本・小田実「小田実全仕事 9 評論3 人間から人間へ……」河出書房新社
大沢正道、内村剛介編「われらのうちなる反国家」太平出版社(この中に小林卜ミ「声なき声の十年」、向井孝「『イオム』通信の五年間」、金井佳子「大衆的すわり込み運動の視点」、鈴木正穂「わが友ポール彼は反戦脱走米兵」を収録)。
詩のべ平連「べトナム反戦詩集第10集 泥の革命」詩のベ平連
1970年11月
小田実・人間らしく生きるために――ひとつの提言(現)
鶴見良行・解くことと聞くこと(朝ジ29)
小野誠之・反戦脱走兵弁護の意味(朝ジ29)
小沢純子・ノームを預った二週間(朝ジ29)
和田春樹・私たちと兵士たちの祭(朝グ13)
基地内米兵と握手した「反戦放送」――埼玉県・朝霞(朝グ13)
JATEC・裁かれるのはどちらか(朝ジ29)
反軍GI新聞集(朝ジ29)
アル・ホワイト・米軍兵士は叛乱する(問題小説)
相田浩・“ポスト安保”の反代々木系各派――70年闘争から70年代闘争へ(20世紀)
米兵に“除隊”よびかける反戦女性バーバラさん(赤7)
私自身の確認のために――われら若者70(サ毎8)
〈グラ〉岩国基地の反戦工作員(サ毎8)
米軍事法廷に日本人弁護士――公訴棄却を申立て(朝12)
〈グラ〉BASE・IWAKUNI――日米共存が投げかけた波紋と変貌(週ポ20)
軍事基地の中から反戦の“のろし”――在沖米軍兵士グルーブが計画(沖タイ29)
単行本・小田実著「問題のなかでしゃべる」講談社
1970年12月
小中陽太郎、バーバラ・バイ・〈対〉ニッポンの国、イマとても神経質ネ(平パ21)
'70、人・そのとき(13)(14)吉川勇一(読26,27)
三島由紀夫・ヤング・ベ平連――年齢の怒り(週ポ25)
寒空に開戦ニュース、べ平連が早朝反戦集会(東8夕)