1968年1月
小田実・人間としての思想と行動(文芸)
R・ベイリー・脱走米兵のノート(文芸)
野間宏、日高六郎、山尾三省、田英夫・〈座〉“脱走”事件をめぐって(文芸)
武藤一羊・反戦エスカレーションの構図(月刊社会党)
吉川勇一・朝鮮戦争とベトナム戦争(コリア評論)
吉川勇一・模索しつつ前進する世界の反戦運動(朝ジ14)
四人の米兵“イントレピッド”式大脱走のテクニック(プレイボーイ16)
“核の年”とエンタープライズ(エコ30)
1968年2月
小田実・人問・ある個人的考察(展)
日高六郎・政治運動・市民運動・学生運動(朝ジ11)
倉田令二朗・「10日のデモ」と佐世保市民(朝ジ11)
矢動丸広・佐世保市民誕生す(朝ジ11)
いいだもも・ エンタープライズ佐世保寄港(図新10)(いいだもも『時代を挑発する』仮面社 1969年刊にも掲載)
奥野卓爾ほか・〈座〉高校生と反戦運動(朝ジ18)
ヤン・デンマン・佐世保劇の決算報告(週新3)
“エンプラ”で稼いだ五日間(週文5)
阻止行動の生んだ連帯と断絶(朝ジ4)
単行本・詩のべ平連「べトナム反戦詩集第5集 白いアスファルト」詩のベ平連
1968年3月
小田実・「物」と「人問」(世)
吉川勇一・市民運動参加のすすめ(成蹊大学新聞28)
吉川勇一・〈インタ〉米兵脱走事件とマスコミ(新聞通信調査会報)
竹内静子・七〇年統一戦線の可能性(エコ12)
篠原一・市民運動の論理と構造(朝ジ17)
力武伊佐夫・佐世保市民「無言のデモ」(朝ジ17)
都心に入ってきたベトナム戦争(朝ジ24)
1968年4月
吉川勇一・市民運動'68の認識(思科)
平井孝治・激突の間に立って(思科)
鶴見良行・信頼感の欠如を埋めるために(毎12)
北欧のイントレピッド脱走兵(サ毎1)
脱走兵が日本で見た「幻」(週新5)
王子市民と成田の住民(朝ジ14)
〈ルポ〉臨戦態勢に入った日本列島――ベトナム作戦に直結する岩国基地(潮)
1968年5月
武藤一羊・新統一戦線の主体と戦場(現眼)
竹内成明・吉本隆明と小田実(展)
和田英夫・市民運動のなかの憲法(朝ジ12)
脱走米兵の出国ルート確立?警察はお手あげ(毎10)
多様性と独自性を結合――4・27国際反戦統一行動の教訓(朝ジ12)
米軍の残虐・脱走兵が暴露(赤13)
単行本・小田実編「市民運動とは何か」徳間書店
1968年6月
小中陽太郎・反戦運動と民主主義の抜け穴(現眼)
小中陽太郎・われらのうちなる機動隊(思科)
鶴見良行・米国ニューレフトとの対話@A(朝ジ9,16)
金井佳子・武装米兵と相対したこころ(朝ジ9)
武藤一羊・ニューレフトの精神構造(朝ジ9)
福富節男・六・一五に結集する反戦市民運動(朝ジ23)
小中陽太郎・私たちの安保@(婦民28)
恒成和子・保守的知識人に対する根本的疑問(現理)
〈グラ〉さまざまなグループ・ひとつの行動――ベトナム反戦市民集会(朝グ28)
多彩な市民運動の展開――70年を先取りした「6・15」(朝ジ30)
〈注〉小中陽太郎「私たちの安保」は婦人民主新聞に以後1970年6月25日まで99回にわたり連載。
1968年7月
塩沢由典・金東希の問いかけたもの(思科)
報告・6・15集会――一九六八(読新1)
七〇年戦線への試行と統一(エコ2)
吉川勇一・市民運動と70年(労働ニュース13〜18)
大沢真一郎・新しい〈民〉のエネルギー(読人15)
いいだもも・ 米軍火薬庫と草加次郎(エコ16)(いいだもも『時代を挑発する』仮面社 1969年刊にも掲載)
石田郁夫・市民運動の新しい波(労問)
「べ平連」の「国際会議」と沖縄での「活動」について(赤31)
単行本・小田実著「人問・ある個人的考察」筑摩書房
1968年8月
日高六郎・直接民主主義と“六月行動”(世)
花崎皋平ほか・「6・15」共同行動の記録(世)
武藤一羊・学生叛乱の告知するもの(世)
鶴見俊輔・戦後の次の世代(世)
小田実・10人の「JAD」たち(朝グ23)
吉川勇一・戦争と“be a man”(朝グラ23)
小田実・畦がこわれる(朝ジ25)
「変革」するべ平連運動(朝14)
B52撤去デモで27人が逮捕、べ平連学生主婦ら(沖縄タイムス16夕)
特集脱走アメリカ兵(朝グ23)
もりあがる反戦の声(朝グ30)
1968年9月
吉川勇一・反戦デモ・大学紛争・「秩序」(展)
粟原達男・〈グラ〉第1土曜日午後2時集合――BEHEIREN定例デモ(フォトアート)
吉岡忍・転機に立つべ平連(朝ジ1)☆村岡五十次・加害者と被害者の二重性(朝ジ1)
作田啓一、鶴見良行、樋口謹一、松田道雄、武藤一羊・〈座〉「反戦」から「変革」へ、市民運動の変貌(朝ジ1)
小田実・人間として生きるために――べ平連の“変質論”に答える(週朝6)
小田実・チェコの怒りをわが怒りとして(週読6)
後藤孝典・憲法は清水徹雄君を守りうるか(朝ジ29)
鶴見俊輔・わだつみ・安保・ベトナムをつらぬくもの(声)
小林トミ・日米市民会議に参加して(声)
井川一久・〈ルポ〉沖縄基地反対の実カ行使(朝ジ1)
「おとひめ丸」のべ平連主婦(週新7)
その名も“浪平連”闘土たちのジレンマ(週サ14)
〈グラ〉戦争が目の前に運ばれて来た――市民グループの“基地見学”(朝グ6)
〈グラ〉ベトナムから戻った日本人米兵――清水徹雄さんの場合(朝グ27)
単行本・詩のべ平連「べトナム反戦詩集第6集 グラビアの顔」詩のベ平連
1968年10月
小田実・反乱者としての人間(中公)
小田実・動きとことばと声と(文芸)
小田実・世界でいま何が始まっているか(婦公)
鶴見俊輔・日本とアメリカの対話(世)
松田道雄・支配の論理と抵抗の論理(展)
いいだもも・道化の戴冠=石原慎太郎(現眼)
和田春樹・私が見出したベトナム(思科)
田守順子・王子(思科)
吉川勇一・割当動員への疑間(月刊全電通)
小中陽太郎・あなたはいま〈離脱〉できるか(読人14)
小田実・変革の主体としての市民――反戦運動の原理・状況・展望(朝ジ27)
飯沼二郎・日本近代化の諸問題(理想)☆石田郁夫・変革に踏みだすべ平連(労問)
飛鳥井雅道・国際主義はどこへ――「ゲバラ日記」とベ平連そしてチェコ事件(新日文)
岩井章・安保廃棄を目指して――小田実氏との対話(総評25)
匿名・〈投〉育てよう、デモする権利(朝27ひととき)
粟原富雄・〈投〉なぜ清水君が出た(朝ジ20,27)
「べ平連」の運動と「変革」への志向(三田新聞23)
日本人の反戦広告と脱走兵「シミズ」の評判(週新5)
仮面ぬいだ「べ平連」――つくられた“群衆”の核に(自新30)
1968年11月
小田実・「第三世界」と「小ヨーロッパ」(世)
小田実・日本人であることの義務(現眼)
小田実・ややこしい世界への旅(宝石)
塩沢由典・単位からの出発――ひとつの組織論(思科)
樋口謹一・べ平連――学生と市民の間(中公・臨増)
清水徹雄・平和に生きたい(現眼)
角南俊輔・彼に日本国憲法がある(現眼)
武藤一羊・反戦運動と七〇年安保戦線(月刊軍事研究)
小林トミ・声なき声の若者たち(思科)
五味正彦・べ反学連の立場から(思科)
松田道雄・変革の可能性と必要性(展)
清水徹雄・〈インタ〉ふたたびM16は握らない(軍事研究)
日高六郎・新宿が提起したもの(朝ジ3)
いいだもも・10・21新宿デモの道(
図新9)(いいだもも『時代を挑発する』仮面社 1969年刊にも掲載)
山口文憲・釧路の“大包囲作戦”(朝ジ24)
JATECのX氏・〈インタ〉脱走ルートは市民の中に(朝ジ24)
鶴見良行・北爆停止の意味するもの(毎4夕)
小中陽太郎・行動的日本人J小田実(平バ18)
石田郁夫・70年に向けての断絶と統一(朝ジ3)
若い力が演じた新宿ハプニング(朝ジ3)
竹内静子・国際反戦デーの新宿(エコ5)
なんばみゆき・〈投〉小田実さんへ(朝ジ10)
阿比古欣二・〈投〉裁かるべきは“思想”の欠落(読新4)
斎藤淑子・〈投〉立派なデモで権利を大切に(朝1ひととき)
単行本・小田実・鶴見俊輔編「反戦と変革――六八年京都国際会議からの報告」学芸書房
1968年12月
小田実・ふたたびベトナム反戦を(世)
小田実・戦車を予感していたオッサンたち(宝)
小中陽太郎・反戦の理念――「手づくり」の提唱(現眼)
小中陽太郎・小田実――戦後民主主義の旗手(時)
小田実、岩井章・〈対〉反安保行動の主体と思想(現眼)
古屋能子・〈投〉沖縄8・15闘争の報告(世)
矢動丸宏・なだれはしめた市民――佐世保19日市民の会(朝ジ15)
大塚初江・潮のひいたあとに――王子野戦病院阻止のたたかい(朝ジ15)
倉田令二朗・行動を通して自己変革へ――福岡10の日デモの会など(朝ジ15)
佐久間勝彦・いつの日か主役に――成田の平和を守る市民の会(朝ジ15)
松田道雄・市民運動の新しさと広さ(朝ジ15)
小田実・重要な事実をかかぬマスコミ(婦民29)
小田実・小国への旅から(朝グ13)
新村正史・〈ルポ〉10月反戦行動と70年闘争(世)
佐木隆三・ハミ出し人生をゆく――小田実(My Way)
村上兵衛・小田実――饒舌に平和を売る男(新評)