14. 中間選挙とフローレンスの大デモ (現地時間 11月10日 17:02:19発 日本時間 11日 10:03:10受信)
一昨日、北カリフォルニアはオークランドに戻りました。3週間の日本滞在でした。最後の数日は、江戸川アパート(かつての同潤会アパート)建て替えために、父と母がかつて住んでいた1階の部屋の掃除・ごみ捨てをしていました。時差ぼけと、雨の季節のせいで、寒い。これから2月ぐらいまで、雨が降ります。
11月5日のアメリカ中間選挙の結果に、ガッカリしなかったと言えば嘘になります。ブッシュ共和党の勝利で、国内政治的にはいよいよ戦争がやりやすくなった。国際政治的にはロシアとフランスにある形で譲歩しながらも、国連決議に制約されることなく、イラクへの戦争を始めることができる、とアメリカ政府は言います。アメリカ政府は、なんとしても戦争をしたい。しかしこの中間選挙の結果を見て、いよいよイラク反戦運動をしないと、と思った人も多いはずです。そういう意味で、この選挙はいい結果を生むだろう。と、帰ってきてすぐに女房と話をしました。なお我が地区選出のバーバラ・リーは当選しました。
今日のニューヨーク・タイムスの一面には、イタリアのフローレンス(フィレンツェ)での大デモの写真が載っています。(写真は省略)デモは、ヨーロッパの反グローバル化運動が組織したもので、ヨーロッパ各地から人が集まってきたようです。フローレンス市は暴動化することを警戒して、反デモのキャンペーンをはったらしいのですが、無事に終わったようです。
アメリカの中間選挙にはがっかりしたけど、ヨーロッパのグローバル化運動がイラク反戦運動に重なっていくのは、いいニュースです。ニューヨーク・タイムスの記事によれば、45万人(フローレンス市発表)、またオンライン読売の記事によれば50万人が集まったそうです。オンライン読売の記事は、反デモキャンペーンにひっぱられて、好意的な記事ではないね。フィレンツェから秦野るり子さんという人が書いている。(後略)