70 地下広場通信・「私たちのカンパが……」  (大木晴子)  (送信日時: 2003年 09月15日(月曜) 21:.44:28 )(2003.09.16掲載)new-kaiten.gif (8593 バイト)

 『技術と人間』8月・9月合併号に西口での行動を一緒に始めた細井明美さんが6月にイラクへ行った時の報告「占領下のバグダットを訪ねて」が掲載されています。思いの伝わる素晴らしい文章です。その中に、カンパの話が……
 そのカンパには、西口で参加している私たちも気持ちと一緒に仲間入りしました。細井さんは「これで、薬を届けるわ!」と言って出かけましたが現地で状況判断し、イラクの若者たちが学校を再建したいという願いの一部、割られていた全部の蛍光灯やスイッチなどの為に使ったと帰国報告で話してくれました。その時、西口の参加者はみんな心の中に優しい風を感じました。
 私は、同時に「多額のお金を出すだけの日本の援助は?」「イージス艦に使うお金があるのならイラクに出来ることたくさんあるのに!」と思いました。
 働いていない私は、カンパをするためにたくさん「殺すな」バッジを売りました。1月からのデモや集会で一個三百円のバッジを…… その一部が確実にイラクの人たちに届くと思うと頑張ることができます。
 先週の「チョムスキー9・11」の集会では、75個、13日の集会・デモで25個を買っていただきました。私は何時も「殺すな」バッジを持って歩いています。ほしい方は何時でも声をかけて下さいね。
 私は、イラクへ直接出かけて活動をしておられるジャミラーさん、そしてみんなの気持ちと一緒にカンパを届けてくれる細井さんに思いを託し、自分に出来ること頑張ります。
 大阪でイラク報告をした細井さんは、そこで集められたカンパを届ける為に今月末にイラクへ出かけます。大阪は、野球の事だけでなく元気です。朝日新聞に出た地下広場の記事も昔の集会の写真も大切な言葉も東京版と違いカットされずに掲載されました。そのコピーを見た東京の友人からこんなメイルが届きました。
 「先週、新宿西口地下広場に行って、晴子さんからスタンディングの新聞記事切り抜きCOPYをもらいました。そしたら、東京版とは全く違うではないの! 東京版は第2社会面掲載だし、何より記事が意図的に短くされているの。当時の国鉄・警察による規制を描いた部分、イラク戦争直前の反戦デモの記述がすっぽり抜けている。文章がセンチメンタルになっているのは、時代背景を示した重要な部分がカットされているからだった。69年のベトナム反戦フォーク集会の写真もカットされているし。極めつけは小見出し。「一瞥の人にも伝わるはず」が「一瞥だけで伝わる」になっている。これでは、何のことやらさっぱりわからない。」
  大阪の方からもお便りが届きました。「石原氏を再選した多くの東京都民の中にもあなたの行動で考えを変えてくれる人が出てくることでしょう。」と…… この方の願いが叶うように、皆で頑張りましょう。(おおきせいこ)

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