51 反戦平和活動は実は「人命救助活動」だった。反戦を恥じることも恐れることもない (内田 司)(2003.02.24掲載)

 最近はっと気が付いたのですが、 「反戦運動は人命救助活動ではないか」ということです。勇敢な行為によって目の前で人命が救われたとき、だれもが「歓呼の声」をあげて喜ぶのではないでしょうか。
 勇敢な人命救助の行為と、イラクの人たちの人命を戦争(アメリカ政府の侵略)から守る反戦運動、活動はべつに一部の反体制の変人たちの気まぐれや酔狂なことではなくて、体制の弾圧を恐れなければいけないようなことではなくて、人間としてごく当たり前の、自然なことなのではないのでしょうか。そして人命を守る力は私たちのだれもが実は持っている。事前のちょっとした知識やとっさの機転でだれもが実行できる。ほんのちょっとの勇気さえあれば。人に笑われても、会社で圧迫される「おそれ」があっても、反戦活動に堂々と取り組むことになんらためらう必要はないのではないのでしょうか。
 (もっとも、活動が過激化することだけは絶えず自制しなければなりませんが)。反戦・軍縮・平和活動に取り組むということは、じつはひとりひとりが「消防士・救命救急士・ライフセーバー・看護士(医療従事者)など、人命を守る役目の人」の役目を果たしているのではないでしょうか。だから、反戦・平和の活動に参加することは、なんら「アブナイ」ことでも「トクベツ」なことでもなく、ものすごく大切なことだと私は痛切に感じます。

送信日時= 2003年 2月 19日(水曜) 22:02:38

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