98. 戸井昌造さん逝去、19日に「戸井昌造を送る宴」(00/04/18

 「絵かき」(と、戸井さんは自称されていました)の戸井さんが4月17日の午前5時におなくなりになりました。再発した胃がんが死因でした。

 18日の夜、自宅でお通夜があり、私(吉川)も参加しましたが、実に穏やかなお顔でした。ご子息の作家、戸井十月さんによりますと、ほとんど苦しみはなく、家族に囲まれて、静かに息をひきとられたとのことです。

 戸井さんは、ベ平連時代、さまざまな活動に参加され、集会やデモは常連と言ってもよく、また、『週刊アンポ』の編集や、ベ平連作成の書物(たとえば、小田実・鶴見俊輔・吉川勇一編『市民の暦』朝日新聞社刊)に挿絵を多く書いてくださるなど、大きな貢献をしてくださいました。著書は多数ありますが、最近刊は、昨年春に出版された平凡社文庫の『戦争案内』でした。 4月に予定されて延期になっていた個展も、近く、遺族の方によって開催される予定だそうです。

 なお、以下のような集まりが予定されていますので、緊急ですがご案内いたします。(以上、吉川勇一記)

「戸井昌造を送る宴」

父、昌造は胃癌の転移再発のため、去る4月17日の夜明けに他界しました。
最後まで好奇心を失わず、人との交流を楽しもうとした、父らしく陽気で、そして安ら
かな逝き方でした。
父は人生を大いに楽しみ、よく生きました。
父が生前、冗談半分真面目半分に私に話していたプランに沿い、送る宴を催してやりた
いと思います。
形式張った告別式などではありません。
普段着で集まっていただき、彼岸へ旅立つ昌造を送っていただけたら幸いです。

                      母、錦子にかわって――戸井十月

■日時/ 4月19日(水)午後6時より
■観音寺/新宿区高田馬場3−37−26
     TEL/03−5389−0010
JR山手線、地下鉄東西線、西武新宿線とも、高田馬場駅下車徒歩15分。
高田馬場駅から早稲田通りを小滝橋通り方面(早稲田大学とは反対方向)に約1キロ歩
いてください。途中、右側に東京三菱銀行、スーパー西友、さらに行った左側にシチズ
ンボウルがあります。都営バスの停留所・高田馬場4丁目の先の右側に「観音寺」があ
ります。

  ニュース欄先頭へ   ホームページ先頭へ