「うるま島 ひやみかち 御万人(うまんちゅ)ラジオ」スタート
――放送資金のご協力を――
(『市民の意見30の会・東京ニュース』 No.57 1999/12/03 より)
集会やデモ、あるいは新聞などへの意見広告……に加え、自前のラジオ番組という方法があったのだ。と、沖縄からのよびかけに目をみはり、うれしがっている。
11月からスタートした「うるま島 ひやみかち 御万人(うまんちゅ)ラジオ」(ROKラジオ沖縄=864kHz)で、毎週土曜日午後4時からの30分番組だ。
「ひやみかち」は、よっこらしょ、というようなかけ声であり、民謡「ひやみかち節」では倒れても倒れても起きあがる、とうたっているそうだ。自前の番組――ということは、資金、企画、運営、出演を全部自分たちだけでやるわけで、2回目の20日には名護市辺野古の女性たちの話が、3回目は韓国で平和運動をしている女性の話が、うまんちゅネットの高江洲あやのさんのDJで電波にのった。このあとも、基地や環境など、さまざまな人びとによる企画が進行中という。
「自前の」という時、大きな、そして頭の痛い問題はお金。30分の番組枠は1ヵ月20万円で、番組は1年間つづく。資金を確保してのスタートではなく、高江洲さんによると「この時期をのがしては……で、見切り発車しました」。「この時期」についての説明はここでは不要だろう。で、目下「一口株主」を募集中。一口1万円を1ヵ月に一度1年間出資する人(合計12万円)が「株主」だ。12万円という金額に青ざめてしまうが、グループで、あるいは友人知人に声をかけて、5人で、10人で一口というのもOKだそう。「株主」には、放送された番組の録音テープを2週間に一度のぺースで郵送してくれるという。また、「株主」はちょっときつい、という人は支援協力金を――2〜3千円振り込んでいただけると大助かりです、とのこと。
なお、この放送はパーフェクトTVで全国どこででも聴けるし、放送内容をホームページ( http://www.jca.apc.org/~higa/OKINAWA/umantyu/oki-radio.html )で見ることができるそうだ。
▽郵便振替 01790-7-2194
加入者名 基地はいらない! うまんちゅネット
ひやみかち工房
(通信欄に「うるま島 ひやみかち 御万人ラジオ」と明記してください)
▽申込み・問い合せ先 高江洲あやの 沖縄県佐敷町字新里129
(TEL&FAX 098-947-1237)
(田守順子・事務局)