643. 中川文男(ペンネームは中川六平)さん逝去。 (2013/09/05掲載)
岩国での「ほびっと」のマネジャーだった作家の中川六平(ペンネームで、本名は中川文男、1950年生)さんが、9月5日、食道がんで逝去されました。63歳。深い哀悼の意を表します。
8月末には、京都の鈴木正穂さんからメールで、入院中だが元気だという知らせが来たばかりでしたが……。鈴木さんによれば、武蔵境の病院に見舞いに行ったが、「以前に比べて、10数キロほど痩せて、また治療のために入れ歯!を外していましたが、予想していたより元気で相変わらず口は達者でした。明日から3週間、放射線治療に入るということです。当分は喋れそうにないようですが、意気軒昂でした……」という話だったのです。(右の写真は8月24日、左が中川さん、右は鈴木正穂さん)
まだ葬儀など詳しいことは判りませんが、とりあえずのお知らせです。詳細は追ってお知らせします。
中川さんの主著は『ほびっと 戦争をとめた喫茶店――ベ平連 1970-1975 in イワクニ』(2009年 講談社 \1,800+税、右の写真)ほか、『「歩く学問」の達人』(晶文社)、『天皇百話・上下』(鶴見俊輔共著、ちくま文庫)があり、また、編集者としては、『小沢昭一随筆随談選集』(全6巻、晶文社)や『鶴見俊輔座談』(全10巻、晶文社)など多数があ
ります。