604.室謙二さん「ブックパーティ」 はとてもいい集まりでした。(2011/06/24掲載)
本欄前号603でご案内しました室謙二さんの著書、『天皇とマッカーサーのどちらが偉い?』(岩波書店)のブックパーティは、6月21日(火)午後6時より
東京・恵比寿南のアート カフェ フレンズで開催され、100人以上の方が集まり、興味深い話題がつぎつぎに述べられて、とてもいい会になりました(右が会場)。
会は、津野海太郎さん、黒川創さん、吉岡忍さんらが司会して、ベ平連のグループや、インターネット活動グループなど、さまざまな室さん関連のグループのメンバーが楽しい話題をだされました。(左は黒川さんと)
呼びかけ人の戸井十月さんは、ちょうど制癌剤の投与が始まったので欠席されましたが、鈴子夫人さんが参加されました。旧ベ平連グループでは、高橋武智さん、小中陽太郎さん、小澤遼子さん、吉岡忍さん、山口文憲さん、遠藤洋一さん、中川六平さん、阿部めぐみさんなど多くが来られていました。故いいだももさんのお孫さんという大学生の青年が自己紹介されたのには驚きました。(右下はベ平連グループの一部として左から、吉川、山口、吉岡、室のみなさん)。鶴見俊輔さんからはメッセージが送られましたが、鶴見太郎さんが参加されていました。
室さんからは、アメリカでの家族、親族、知人たちの多数の写真が紹介されながら、アメリカ社会の中で、どのような生き方、付き合いかたをしながら、アメリカへの移民となってきているのかという興味深い話しがされました。
また、加藤典洋さんからは、室さんのお爺さんの在朝鮮日本陸軍第20師団長の室兼次中将(1930年〜 1932年)だった話、および故芝生瑞和さんのお爺さんは荒木貞雄大将(陸軍大臣)で、戦後の時代になるとこの孫二人が韓国民主運動で金芝河(キム・ジハ)さんらの支援活動に活動されたことになる、という話がされ、室さんもこれと関連した面白い話が出されました。
そのほか、小澤遼子さん、中川六平さん、田中美津さんらからも、いろいろな話が出ました。
いずれ、この集まりの記録やDVDも編集、出されるはずです。(写真は上2枚は高村幸治さん、右下は室さん提供)