前野良先生を偲ぶ会のご案内
謹んでご案内申し上げます。政治学者で、また市民運動に深く関わってこられた前野良先生が去る5月18日に逝去されました。享年94歳でした。
前野先生は、九州大学法文学部卒業後、東亜研究所、政治経済研究所などを経て、1957年に社会主義政治経済研究所を創設、長野大学、東京経済大学などで教鞭をとられ、グラムシの政治思想、ハンガリー、チェコ、ユーゴなど東欧・ソ連の現存する社会主義の批判的研究、フランスの自主管理理論、イギリスの批判的科学理論、ポーランド「連帯」運動の思想など、反骨の政治学者として多くの研究に従事されてきました。また、原水禁運動をはじめ、ノーニュークス・アジアフォーラム、ポーランド「連帯」支援活動、日韓民衆連帯運動、進出企業問題など、反核・反原発・平和・人権の幅広い市民運動に関わってこられました。
私たちは前野先生から多くのことを学びました。先生が亡くなられた今も、“批判的な視点を大切に”との先生のお言葉が私たちの胸の中に生き続けています。
生前、市民運動や研究活動のうえでお世話になった関係者で相談し、下記にて「前野良先生を偲ぶ会」を開催することにしました。皆様ご多用のところとは存じますが、ご参集いただければ幸いです。
[お願い]会場準備の都合上、お手数でも6月30日までに出欠のご連絡をお顔いいたします。ご都合がつかない方は、メッセージをお寄せください。「偲ぶ会」の席で紹介させていただきます。また、賛同費をお寄せいただいた方には、別途発行する「偲ぶ会報告集」をお届けさせていただきます。よろしくお顔いいたします。
2007年6月15日
「前野良先生を偲ぶ会」実行委員会
<前野良先生を偲ぶ全開催要項>
◆日 時:7月25日(水)午後1時半納4時
◆会 場:文京区民センター(2A会議室)下鉄「春日駅」下車 03(3814)6731
◆内 容:開会挨拶(市川定夫原水禁議長)
<第1部>前野先生の理輪と活動
@グラムシ研究と民衆の政治哲学(伊藤晃)
Aポーランド「連帯」と社会変革(水谷境)
B原水禁運動と反核・平和の思想(豊崎博光)
C労働運動と前野先生(樋口鴬三)
D市民運動と前野先生(吉松繋)
<第2部>献杯・懇談・ご挨拶
@献杯(清水澄子元参議院議員)
A懇談(参加者一言メッセージ)
Bご遺族ご挨拶
◆参加費:3000円
◆主 催:「前野良先生を偲ぶ会」実行委員会
◆連絡先:原水爆禁止日本国民会議(原水禁) TEL:03−5289−8224 FAX:03−5289−8223
(事務局)たんばぼ舎 〒101-0061千代田区三崎町2−6−2 ダイナミックビル5F
TEL:03−3238−9035 FAX:03−3238−0797
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