456. 「鶴見和子の『詩学』」を特集した『環』(藤原書店)刊行。 2007/03/14掲載)

 本欄 No.441 の(3)でご報告した「鶴見和子さんを偲ぶ会」(昨06年11月20日)での発言、内容も全部収録した「鶴見和子の『詩学』」を特集した藤原書店発行の季刊学芸総合雑誌『環』Vol.28(2007 Winter)(左の図)が、このほど刊行されました。菊大判 382ページで、定価は3,200円+税です。
 鶴見和子さんの学問、思想、人柄を知るための絶好の特集です。大石芳野、坂本良江、澤地久枝、鶴見俊輔、寺井美奈子、吉川勇一さんら、ベ平連関係者の発言や文も多数掲載されています。
 なお、同書店からは、鶴見和子さんの最後のメッセージと対話集を編集した『遺言――斃れてのち元(はじ)まる』(右の図)も今年2月に刊行されています。定価 2,200円+税。「日本列島戦略基地に組み込まれ修羅を招くや我が去りし後に」「九条はありても堰となさざるを なくては奈落へ雪崩れゆくらん」(同書より)。
 どちらも、お奨めです。

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