451.『季刊 運動<経験>』が栗原幸夫さんの『未来形の過去から――無党の運動論に向って』を特集、ベ平連運動について言及した論文を多数収録。2007/02/15掲載)

 栗原幸夫さんの新著『未来形の過去から――無党の運動論に向って』(右の写真L)については、本欄 No.445 ですでにお伝えしましたが、反天皇制運動連絡会が編集し、社会評論社から発売されている季刊誌『季刊 運動〈経験〉』の2007年第20号(左の写真)は、「〈特集〉『無党の運動』をめぐって」を組み、以下のように多くの人が寄稿しています。
 そのうち、かなり多くの論が、ベ平連運動や、ベ平連と共労党(共産主義労働者党)との関係二関連した記述を含んでいます。
 栗原さんの本とともに、この雑誌も、ベ平連運動と党派との関係などに関心をもたれる方にとっては必読の文献としてご紹介します。定価 1,200円+税。
 この特集の内容は以下の通りです。

 ○一人でも始める反戦市民運動――べ平連運動小史    福富節男
 ○栗原幸夫さんの『未来形の過去から』によせて       吉川勇一
 ○「無党の運動」と多くの党たち                  武藤一羊
 ○無党の運動論は民衆運動の一般理論でありうるか     伊藤晃
 ○党という問題をいま、どう考えるか
    〜「党こそ諸悪の根源である」への共感と違和感     白川真澄
 ○記憶につながる現在――断章                 田守順子
 ○運動〈経験〉の「相互理解」(交流)という方法
    ――栗原幸夫『未来形の過去から−無党の運動論に向って』をめぐって  天野恵一
 ○敢えて「党」という選択をする立場               国富建治
 ○「シングル・イシュー」は世代をつなぐ
    ――『未来形の過去から』に応えて            桜井大子
 ○「運動経験」との出会いについて               北野誉
 ○「無党の運動論に向って」                   青山薫
 ○「やり方」と「転機」から考える「無党の運動」
    ――「つい昨日の話」と「未来形の過去」のあいだ   道場親信
 ○運動形態としての「無党」                    水島たかし

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