443.小田実さんの新著『9.11と9条――小田実平和論集』出版 (2006/11/30掲載)
小田実さんが、平和論集『9.11と9条』を出版されました。大月書店刊 定価 2,800円+税です。A5版518ページもある本ですが、9・11以降の事態とそのなかにおける憲法9条の意義についての論をメインとしつつ、しかし、1961年の『何でも見てやろう』、65年1月の『難死の思想』や1968年の佐世保・エンタープライズ闘争についての論、脱走兵援助に関する論など、ベ平連での活動中の重要論文も掲載しており、半世紀近くにわたる小田さんの平和に関する一貫した姿勢をたどりつつ、現在の問題を考えるには、最適な出版物といえるでしょう。