407 飯沼二郎さんを偲ぶ会の正式ご案内。(05/10/14掲載)

 No.406 で「飯沼二郎さんを偲ぶ会」についての鈴木正穂さんからのメールをご紹介しましたが、このほど、正式なご案内状が出されましたので、以下に転載いたします。

飯沼二郎先生を偲ぶ会ご案内
 飯沼二郎先生は2005年9月24日未明、自宅近くの丘の上の病院でお亡くなりになりました。享年87歳でした。ご意志により親族による密葬が翌25日に執り行われました。
 飯沼先生は、ご専門の農業経済学や農業史において多くの業績を挙げられましたが、その一方で、長年にわたってさまざまな市民運動に参加してこられました。
 1965年に活動を始めた京都べ平連では、代表を務められ、7年にわたって続いた「ベトナムに平和を!」を訴える定例デモにも毎月参加されました。デモの先頭に立って歩かれていた飯沼先生の姿がいまも目に浮かびます。
 1969年からは雑誌『朝鮮人』を刊行されましたが、これはペ平連運動への関わりとならぶ市民運動の一環でありました。先生はさらに勤務先の京都大学人文科学研究所において、朝鮮近代史に関わる共同研究会を組織されるなど、学問研究の面でも朝鮮問題・在日朝鮮人問題に深い関わりを持たれることになりました。
 京都大学を退職されたあとの1980年代以降には、「原爆の図」展の開催を主宰され、さらに「君が代」訴訟の原告団長として、京都における市民運動の中心として活動されました。こうした先生の諸活動のバックとして、生涯を通じたクリスチャンとしてのお姿がありました。
 私たちはいま、飯沼先生と何らかの局面で接点を得られたことの幸運と、それが先生の死によって中断されたことへの悔恨を、あらためて感じています。その想いを共有するものが相集って、下記のとおり飯沼先生を偲ぶ集いを持ちたいと思います。
 みなさまのご参加をお願い申し上げます。
                                  
     日 時:2005年11月5日(土)午後6時〜
     場 所:京大会館201号室
         [京都市左京区宮田河原町15−9 電話075(751)8311]
     会 費:6000円

                               2005年10月
             (よびかけ人)
             石田紀郎  小野誠之  妻 在彦  北上田毅
             金 時鐘  塩沢由典  鈴木正穂  高橋幸子
             田中貴人  槌田 劭  鶴見俊輔  水野直樹

               〔連絡先]604−号187
                 京都市中京区御池通烏丸東入京ビル7階烏丸法律事務所
                    電話:075(223)2714 FAX:O75(223)2718
                                     関谷滋
                                 
  準備の都合上、(お声をかけられた方がいらっしゃればその方を含めて)ご出欠のご返事を10月24日までにいただきたくお願い申しげます。

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