364 薬害批判の先頭に立った高橋晄正さん(83歳)逝去。(04/11/10掲載)

 医学・薬学問題の評論家で、薬害批判の先頭に立ってこられた高橋晄正さんが11月3日、心筋梗塞で逝去された。享年83歳。
 高橋さんは、1970年、「薬を監視する国民運動の会」と言う市民団体を設立、厚生省の薬事行政などを批判する活動をつづけたが、1973年5月3〜4日には、東京・全逓会館で開かれたベ平連主催の「〈ベトナムに平和を〉市民会議」(全国から250人が参加)に出席、アリナミンなどの有害薬や石油タンパクの野放し状態について鋭い告発の報告をされている。
 著書には、『新版 からだが危ない―身辺毒性学』 (1991/11 三省堂)、『薬品食品公害の二〇年―「薬のひろば」活動の記録    シリーズ市民の活動 (9)』(1993/03 松籟社)、『新しい医学への道―現代医学の矛盾』(1994/01  紀伊国屋書店)など多数。

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