362 長谷川修児さんの『遊撃』久しぶりの刊行、以後は月刊化をめざす。(04/10/14掲載)
ベトナム反戦運動の中で、ユニークなガリ版刷りの『ベトナム反戦詩集』を発行し続けた長谷川修児さんは、その後、詩のガリ版刷りミニコミ誌『遊撃』を月刊で発行してきましたが、2001年5月の第318号以来、発行が中断されていました。
この10月、待望の第319号が発行されました。ガリ版刷りも健在です。この号には、府中市の影山留都さんの「バクダッド」という詩が巻頭に載り、長谷川さんの筆になる「2001年ミニコミ点描」では、神戸の和田英子さんらの「現代詩神戸研究会」の『現代詩神戸』(ほぼ季刊)についての詳しい紹介などが載せられています
。
同号の「編集前記」によると、今後は月刊として持続していきたいということです。また、長谷川さんは、それに続けて、この中断について「かくも長い発行中断になった理由についてひとこと記しておきます。母の介護にすべての時間を注ぐことになったからです。二〇〇四年九月三日なくなりました」と書かれています。長谷川さんのご母堂の逝去をお悼みします。