319. 第3回訪越団記録集『反戦・平和の旅』刊行(03/10/24掲載)

 今年の7月25日〜8月1日、ベトナムを訪問した「第三次ベトナム訪問団」(団長=小田実さん)の記録集『反戦・平和の旅』(A4版35ページ)が刊行された。これには、参加した以下の人びとの文や詩が掲載されている。
 小田実、今村直、山口たか、小林久公、祝部陸大、中川進、山口幸夫、山口裕衣、松下精二、石井治之、小田なら、玄順恵、北川靖一郎、北川美紀、前川協子、金井和子、森田安洋、中島絢子、島村三津夫、濱田滋子(掲載順)
 この報告集をご希望の方は、下記にご連絡を。
 581-0867 八尾市山本町3-6-8 北川靖一郎 
  発行の中心となった訪問団事務局長の北川靖一郎さんは、以下のようにのべている。
 …… 回の訪問団は、昨年の第一次及び第二次訪問団の成果を引き継ぎ、発展させようとの思いから、実現しました。
  第三次訪問団は、三つの提案を、グエン・チ・ビン(現在、ベトナム平和と発展基金総裁)さんやヴー・スワン・ホン(ベトナム諸国友好団体連合会会長)さんらベトナム側に行いました(報告集の5ページを参照して下さい)。この提案に対し、ベトナム平和委員会の責任者から別紙のような、前向きの回答が寄せられています。また、「子供の絵の展覧会」については、大阪市の関連団体である「ピース・大阪」が来年5月開催(期間は1ヵ月強)の検討を開始しました。
 以上の状況から、ベトナム側が三点の提案に関するゴーサインが出た段階で、私ども日本側において、「日越市民交流」を、運動体として立ち上げる必要性を感じています。
 ベトナム・世界に心を寄せられている皆様方からの積極的な助言、援助を待て、「日越市民交流」を、立ち上げたいと思います。 
 この「日越市民交流」を立ち上げる基金並びに今後の運営資金も多額にのぽる、と予想されます。この点でも、皆様方の嘆かいご支援をいただければ、と思い、下記に送付先を記しました。宜しく願います(当面の間、市民の意見30・関西の口座を利用します)。
 2003年10月15日
 郵便振替口座番号 00930-9-138722 加入者名:市民の意見30関西 ……

2003年8月25日        ハノイ


小田実様

 2003年8月18日付けの手紙をファクスでありがとうございました。あなたからの手紙はベトナム祖国戦線中央委員会書記長フイン・ダム氏とベトナム友好団体連合会会長ヴー・スアン・ホン氏に転送しました。
 あなたが提案されたの三つの提案は、ベトナム平和委員会、ベトナム平和と開発基金、およびベトナム日本友好協会で検討しています。

1.2004年4月にハノイ、あるいはホーチミンで世界平和会議を開催することについて、ベトナム平和委員会はベトナムの閑連機関と協識中であり、進展があればお知らせします。
2.私たちは「市民交流プログラム」を発足させようという考えを支持します。ベトナム平和委員会とベトナム日本友好協会は、実施するについてあなたの秘書の中西和子氏と一緒に仕事をするつもりです。
3.私たちは日本でべトナムの子供たちの絵の展覧会を組織するという提案を歓迎します。旧べ平連のメンバーたちがこのイベントのスポンサーになることができるのかお知らせください。

あなたとの仕事を楽しみにしています。

敬具

コン・ダイ・ミン
ベトナム平和委員会執行書記

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