264. 12月8日の「 殺すな!」集会(発明会館)で配布予定の資料全文(02/12/07 掲載)
12月8日の集会「殺すな! ――ベトナム・アフガン・パレスチナ・イラク……と私たち」(発明会館ホール)で参加者に配布する予定の文書の全文を以下にご紹介します。
目次
(1)
講師、パネリストの紹介(2)
関連する運動と計画(3) 外国に対するアメリカ合州国の直接軍事行動年表
(4)
ベトナム戦争・ベトナム反戦運動の基本文献-------------------------------------------------------------------------------
@ 講師・パネリストの紹介(敬称略)
1.
小田 実(おだ・まこと)――作家。1932年、大阪生まれ。少年時代より小説を書き始める(1950年、高校2年のときに『明後日の手記』、翌1951年出版)。東京大学文学部言語学科卒業。東京大学大学院西洋古典学科在学中にフルブライト奨学金でハーバード大学へ留学。留学後、世界各地を回って綴ったエッセイ『何でも見てやろう』(1961年)が大ベストセラーになる。翌62年『アメリカ』を出版。アメリカ文明に対するその鋭い批評精神が、60年代後半のベトナム戦争反対市民運動グループ「ベトナムに平和を!市民連合(べ平連)」での(中心人物の一人としての)活躍へと結実する。文学的方法としては、近代日本に固有の私小説的伝統を排し、戦後文学を特徴づける「全体小説」を標梼。その文学論をもとに、日本の各大学、ベルリン自由大学、ニューヨーク州立大学、メルボルン大学など世界各地の大学で教壇に立つ。著書に『HIROSHIMA』(ロータス賞受賞)『ベトナムから遠く離れて』『大阪シンフォニー』『玉砕』『「アポジ」を踏む』(川端康成文学貴受貴)『さかさ吊りの穴』『被災の思想難死の思想』『でもくらていあ』『これは「人間の国」か』『ひ妄りでもやる、ひとりでもやめる』『崇高について』(「ロンギノス」との共著)「くだく うめく わらう」「深い音」ほか多数がある。最新のものは『小田実評論撰』全4巻(筑摩書房)。阪神淡路大震災の後、災害被害者を援助するための市民立法運動で活動。現在、「市民の意見30・関西」および「良心的軍事拒否国家日本実現の会」代表。2..
鵜飼 哲(うがい・さとし)――一橋大学教授・フランス文学・思想専攻。1955年東京生れ。京都大学大学院文学研究科修了。著書に『抵抗への招待』みすず書房、1997、『償いのアルケオロジー』河出書房新社、1997、共著に『<ショアー>の衝撃』未来社、1995、『原理主義とは何か』河出書房新社、1996、共訳書に、ジュネ『恋する虜』人文書院、1994、デリダ『他の岬』1993、『盲者の記憶』1997、ともにみすず書房、フィヒテ、ルナン、バリバール他『国民とは何か』インスクリプト、1997、他がある。湾岸戦争後「パレスチナ交流センター「豊穣な記憶」」に参加、今年3月には国際作家議会の一員としてパレスチナ自治区を訪問した。雑誌『インパクション』編集委員。3.
梅林宏道(うめばやし・ひろみち)(――1937年生れ。1965年、東京大学数物系大学院> 博士課程修了。1972年8月、山口幸夫らと相模原「ただの市民が戦車を止める会」を結成し、米軍相模補給廠から南ベトナムに送られる戦車の搬出を阻止する闘争で活動。1980年、大学教員を辞してフリーに。現在、反核平和運動家として活動。市民の手による平和のためのシンクタンクNPO法人「ピース・デポ」の設立に力を注ぎ現在その代表。PCDS(太平洋軍備撤廃運動)国際コーディネーター、核軍縮議員ネットワーク東アジア・コーディネーター、国際NGO「中堅国家構想(MPI)」国際運営委員。隔週刊情報誌『核兵器 ・核実験モニター』編集責任者。著書に『在日米軍』(岩波新書)、『空母ミッドゥエ−と日本』、『アジア米軍と新ガイドライン』(以上、岩波ブックレット)、『情報公開法でとらえた在日米軍』(高文研、日本ジャーナリスト会議賞受賞)など多数。工学博士。4.
長野智子(ながの・ともこ)――「ザ・スクープ」キャスター。本名:伊藤智子。1962年アメリカ合州国ニュージャージー州生れ。上智大学外国語学部英語学科卒。 1985年 フジテレビのアナウンス部に入社。1990年結婚退職後、フリーアナウンサーとなる。1995年の秋より、お連れ合いのアメリカ赴任に伴いニューヨークに生活拠点を移す。1997年1月より、ニューヨーク大学・大学院において「メディア・エコロジー」を専攻し人間あるいは歴史に対して及ぼすメディアの影響について研究、1999年5月、修士課程を修得し、卒業。 著書に『普段着のニューヨーク』(扶桑社刊)、『可笑しなアメリカ・不思議なニホン』(青春出版社刊)など。最新刊は、中東パレスチナの取材体験を書いた「ニュースの現場から」(NTT出版)。5.
道場親信(みちば・ちかのぶ)──1967年愛知県生まれ。大学非常勤講師(日本社会科学史/社会運動論)。社会諸科学・社会思想と社会運動の交点を歴史の中で模索しながら書き物をしている。最近、韓国のアナキストbunG-bunGの反徴兵運動に連帯する活動をしていたが、そのなかで戦後の東アジアにおける暴力の連鎖・構造化という問題について考えるようになった。最近の論文として「東アジアの冷戦とナショナリズムの再審」『現代思想』2001.12、「1960年代における「地域」の発見と「公共性」の再定義」『現代思想』2002.5、「三里塚闘争への社会運動論的アプローチのために」『社会学論叢』144号(2002.6)、「反徴兵を日本で考えること」『市民の意見30の会・東京ニュース』73号(2002.8)、「戦後開拓と農民闘争」『現代思想』2002.11、「『菊と刀』と東アジア冷戦」『現代思想』2002.10〜03.1、「東北アジアの脱冷戦化のために」『現代思想』2002.11臨時増刊、など。6.
吉岡 忍(よしおか・しのぶ)――ノンフィクション作家。1948年長野県生まれ。高校生時代からベトナム戦争に関心を持ち、早稲田大学政治経済学部在学中からべ平連運動に参加、『ベ平連ニュース』『週刊アンポ』の編集、反戦米脱走兵援助などで活動。その頃から執筆活動を開始。教育、テクノロジーの現場を歩く一方、アメリカや東南アジアなどの外国取材を続ける。1987年、『墜落の夏』(新潮社)で講談社ノンフィクション賞を受賞。主な著書に『「事件」を見にゆく』『日本人ごっこ』(以上文春文庫)、『新聞で見た町』『路上のおとぎ話』(以上朝日新聞社)小説『月のナイフ』(理論社)、『M/世界の、憂鬱な先端』(文藝春秋)などがある。最近は、個人情報法案に反対する運動で活動。(電子メールアドレスは GEGOO717@nifty.ne.jp )A 関連する運動と計画
現在、および今後に予定されている主な反戦の行動を以下にいくつかご紹介します。それぞれの行動にぜひご参加ください。今後、この種の行動や計画はもっと増えると思います。それらの情報は、インターネット上の「旧ベ平連情報」のホームページに記載されており、頻繁に更新されていますので、インターネットをご利用になれる方は、随時ご覧くださいますよう。旧ベ平連のURL:
http://www.jca.apc.org/beheiren/1.
イラク攻撃に反対する共同声明11月28日、小田実さんらが呼びかけたイラク攻撃に反対する共同声明が記者会見で発表されました。声明の全文は以下のとおりです。
2002 ・9・11声明誰がどう考えても、 |
これには、
11月30日現在で、約750名の人びとが参加しています。まだ参加されていない方は、ぜひ加わってください。
飯沼二郎(京大名誉教授)、石川文洋(写真家)、石黒ひで(慶応大学教授)、石田雄(東大名誉教授)、市野宗彦(ミュージシャン)、彌永昌吉(数学者)、色川大吉(歴史家)、宇井純 (沖縄大学教授)、上野千鶴子(東大教授)、海老坂武(フランス文学者)、遠藤洋一(横田市議)、大橋正明(恵泉女学園大教授)、奥平康弘(憲法学者)、加藤周一(評論家)、加納実紀代(女性史研究家)、鎌田慧(作家)、木島始(詩人)、木下順二(劇作家)、倉本聰(脚本家)、黒田光太郎(名古屋大教授)、高史明(作家)、子安宣邦(大阪大名誉教授)、早乙女勝元(作家)、坂本義和(東大名誉教授)、坂元良江(TVプロデューサー)、下重曉子(作家)、高橋武智(翻訳家)、土本典昭(映画監督)、都留重人(経済学者)、鶴見和子(社会学者)、戸井十月(作家)、中岡哲朗(科学史研究家)、西田勝(日本文学者)、野田正彰(精神病理学者)、灰谷健次郎(児童文学者作家)、花崎皋平(哲学者)、林光(作曲家)、林京子(作家)、針生一郎(美術評論家)、日高六郎(社会学者)、福富節男(数学者)、松下竜一(作家)、松本三之介(政治学者)、丸山昇(中国文学者)、水島朝穂(政治学者)、無着成恭(僧侶)、武藤一羊(評論家)、吉武輝子(評論家)、吉岡忍(作家)、和田春樹(ロシア史学者)、和田誠(イラストレーター)。
海外からは、黄ル暎(韓国、作家)、ノーム・チョムスキー(アメリカ、言語学者)ら12ヵ国から60名。
2.
12/13集会・デモ1.
の共同声明の呼びかけ人・賛同人の有志――永六輔(作家)、大島孝一(キリスト者政治連盟委員長)、大津健一(日本キリスト教協議会総幹事)、小田実(作家)、小室等(音楽家)、佐高信(評論家)、澤地久枝(作家)、鶴見俊輔(哲学者)、中山千夏(作家)、なだいなだ(作家・精神科医)、野坂昭如(作家)、矢崎泰久(ジャーナリスト)、山口幸夫(原子力資料情報室共同代表・法政大学教授)――のよびかけで、今週の金曜日、12月13日の夜、イラク攻撃に反対する集会とデモが行なわれます。時間は13日(金)午後6時〜7時半、場所は渋谷公会堂(渋谷駅より徒歩5分。渋谷区役所脇。NHK放送センターの手前)で、集会終了後、8時からその前の広場を出発するデモも続きます。公会堂の定員は約2300名です。ここをあふれさせたいと思います。ぜひご参加ください。(事務局・問合せ先: 渋谷区代々木2-10-7F 古藤事務所気付「9・11声明」事務局 電話:03-3372-4904)3.
イラク攻撃開始の日のアメリカ大使館向け行動のよびかけ
イラクは国連査察の受け入れを表明しましたが、アメリカはなんとしてでもイラクへの大規模攻撃を強行しようとしており、そのきっかけをつくろうと必死です。年内、あるいは明年早々に、攻撃が行なわれる可能性は強まっています。
首都圏の市民団体の間では、もしアメリカによるイラク攻撃が開始されたならば、その報道があった日の午後6時半、アメリカ大使館前に集まって、なんらかの抗議の意思表示を行おうという呼びかけが出されています。大使館付近は厳重な警備が行なわれることが予想され、正門前に集まることが阻止されるかもしれませんが、可能な限り近いところで、何らかの行動が行なわれることになるでしょう。
図は、そのよびかけのチラシからの一部転載です。
■連絡先■ アメリカの戦争と日本の参戦を許さない!実行委員会(通称:新しい反安保実Z)
東京都千代田区三崎町3-1-18近江ビル4F 市民のひろば気付(電話:03−5275−5989/Fax:03−3234−4118
4.
2003年1月18日に万単位のデモの計画「
12月3日夜、首都圏のいろいろな市民運動グループの参加者約50名が集まって、2003年の1月18日(金)にイラク攻撃反対の大きな集会とデモをやろうという準備会が開かれました。日比谷野外音楽堂および、日比谷野外小音楽堂などを中心に計画されています。
これは、ワシントン
DC、サンフランシスコなどで予定されているアメリカの大規模行動に連携するもので、アメリカではマーチン・ルーサー・Jr.記念日をはさむ15〜18日に各地で大きな行動が計画され、全世界でもともに行動するよう呼びかけが出されています。東京での計画の細かい点はこれから決められますが、午後
1時、小音楽堂でのコンサートから始まり、銀座へのデモ、ふたたび大音楽堂へ戻って反戦集会という予定です。現在、呼びかけ人、呼びかけ団体、賛同人などを募っているところで、賛同カンパの訴えも出ています。賛同カンパは一口
1,000円。郵便振替口座は、 00110-6-610773 口座名は「1.18集会」です。この運動の連絡先は、千代田区三崎町
2-21-6-302 市民連絡会(電話:03-3221-4668)ほかに、日本消費者連合(
03-3711-7766)、平和をつくり出す宗教者ネット(03-3461-9363)なども電話連絡先になっています。次回準備会は12月20日(金)夜の予定。5. ベトナム戦争証跡博物館の日本開催計画
ベトナムのホーチミン市には国立の「戦争証跡博物館」があり、ベトナム戦争の実態と、世界の反戦運動の模様が展示されています。今年の夏、相模原での米軍戦車搬出阻止闘争の30周年の集会に出席するため来日した同博物館のグエン・コック・フン館長から、この博物館の展示の一部を日本、とくに東京で展示する催しをぜひ実現してもらいたいという要望が出され、この春、同博物館に日本の反戦運動の資料などを贈呈するためにベトナムを訪問した旧ベトナム反戦運動参加者たちは、そのための準備をはじめています。まだ、その準備はほんの端緒についたばかりで、具体化はこれからの仕事です。まだ展示会場探しで苦労しています。来年の3月16日は、504人が虐殺されたソンミ事件の35周年にも当たります。今後、この計画の実現のためにぜひお力を添えてください。
この件のとりあえずの連絡先は、本集会事務局の吉川まで。
(2)三進交易株式会社(今年初め、旧ベトナム反戦市民運動参加者の
2回のベトナム訪問の世話をした旅行社、上の相模原のツアーも同社)では、そのほかにも、1月6日から3月いっぱい、毎週土曜日に出発する3泊5日の「ベトナム反戦・平和とロンハイビーチ」を企画し、参加を求めている。連絡は 三進交易株式会社 旅行事業部 〒104-0032 東京都中央区八丁堀2-1-9 第一カワナビル4階(
3)大阪の「市民の意見30・関西」(代表=小田実)でも、明年春、ベトナム訪問のツアーを考えていますので、関西方面の方は、そちらにご連絡ください。
B 外国に対するアメリカ合州国の直接軍事行動年表 (ベトナム戦争以後)
(*艦船・軍事演習等による威嚇行為、外国人への軍事訓練、外国基地における兵力移動を除く。
出典:ゾルタン・グロスマン「アヌりカ帝国主義対外干渉の100年」を基礎に若干の説明を挿入)
期間 |
被干渉国・地域 |
軍事行動の種類 |
具体的内容 |
1976〜92 |
アンゴラ(南アフリカ) |
指揮作戦行動 |
南ア軍事政権とともに反乱軍を支援。 |
1980 |
イラン(西アジア) |
空挺部隊派遣、核による脅迫 |
テヘランのアメリ力大使館人質の救出作戦を試み、失敗。 |
1981 |
リビア(北アフリカ) |
海軍ジェット機による攻撃 |
作戦行動によりリビア軍機2機を撃墜。 |
1981〜92 |
エルサルバドール(中米) |
指揮作戦行動、部隊派遣 |
内戦中極右軍事政権に顧問団を送り、大量の軍事援助を行なう。 |
1981〜90 |
ニカラグア(中米) |
指揮作戦行動、部隊派遣 |
CIA指導の反乱軍コントラを組織、港湾に機雷を敷設するなど内戦に徹底介入、サンディニスタ政権を崩壊に導く。 |
1982〜84 |
レバノン(西アジア) |
海軍・海兵隊派遣、空爆 |
レバノン右派ファランジスト勢力を支援、パレスチナ勢力を排除。イスラム地域に空爆、艦砲射撃。 |
1983〜84 |
グレナダ(カリブ海) |
部隊派遣、空爆 |
ビショップ親キューバ政権に対する軍部反乱を支援、同政権を倒し、国際的非難を浴びる。 |
1983〜89 |
ホンジュラス(中米) |
部隊派遣 |
エルサルバドール、ニカラグアとの国境に両国内戦介入のため基地を建設。 |
1984 |
イラン(西アジア) |
海軍ジェット機による攻撃 |
ペルシア湾上でイランのジェット機を誤認撃墜。 |
1986 |
リビア(北アフリカ) |
空爆 |
PA機爆破テロの報復として、カダフィ国家元首を狙った爆撃。 |
1986 |
ボリビア(南米) |
部隊派遣 |
コカイン生産地域へのボリビア軍の攻撃を支援。 |
1987〜87 |
イラン(西アジア) |
海軍出動、空爆 |
イラン・イラク戦争でイラク側を支援。 |
1988 |
イラン(西アジア) |
海軍イージス艦による攻撃 |
ペルシア湾上でイラン航空旅客機を誤認ミサイルで撃墜。死者290人。 |
1989 |
リビア(北アフリカ) |
海軍ジェット機による攻撃 |
リビア軍機2機を撃墜。 |
1989 |
フィリピン(東南アジア) |
フィリピン駐留空軍機出動 |
アキノ政権の軍部クーデタ鎮圧を支援。 |
1989 |
パナマ(中米) |
空爆、部隊派遣 |
海兵隊等2万7000人が侵攻、ノリエガ将軍をはじめ政府関係者を逮捕。空爆等による一般民衆死者2000人以上。 |
1990 |
リベリア(西アフリカ) |
部隊派遣 |
内戦中、外国人の国外退去を保護。 |
1990〜91 |
サウジアラビア/オマ−ン/カタール/バーレーン/アラブ首長国連邦/イスラエル(西アジア) |
部隊純遣、海軍出動 |
イラクのクウェート侵攻に対し多国籍軍を組織、その主力となりサウジアラビアをはじめとする各国に計54万人の兵力を集結、対イラク攻撃の出撃基地とする。 |
1990〜? |
イラク/クウェート(西アジア) |
部隊派遣、海軍出動、空爆 |
イラク、ヨルダンの全港湾を封鎖、イラク、クウェートへの空爆、および地上侵攻作戦による死者は20万人以上と推定される。劣化ウラン弾使用による犠牲者は今日も後を絶たない。一方、クウェートの王族は91年、王位に復帰 |
1992〜94 |
ソマリア(東アフリカ) |
部隊派遣、海軍出動、空爆 |
内戦中、国連軍の主力として謂モガジシオに進臥反乱勢力と交戦。 |
1992〜94 |
ユーゴスラビア (南ヨーロッパ) |
海軍出動 |
ユーゴ連邦(セルビア、モンテネグロ)に対するNATOの海上封鎖こ参加。 |
1993〜? |
ボスニア(南ヨーロッパ) |
空爆、ジェット機による攻撃 |
内戦中、NATOが定めた飛行禁止区域でのパトロール、セルビア軍機の撃墜、セルビア地上軍への爆撃。 |
1994〜97 |
ハイチ(カリブ海) |
部隊派遣、海軍出動 |
クーデタで生まれた軍事政権に対し海上封鎖。亡命していたアリスティド大統領を3年後政権に復帰させる。 |
1996〜97 |
ザイール(中央アフリカ) |
部隊派遣 |
ルワンダ内戦から逃れたフツ族難民キャンプを保護。同難民の一部はその後コンゴ内戦に参加。 |
1997 |
リベリア(西アフリカ) |
部隊派遣 |
内戦から避難する外国人保護のさい戦闘。 |
1997 |
アルバニア(南ヨーロッパ) |
部隊派遣 |
内戦から避難する外国人保護のさい戦闘。 |
1998 |
スーダン(東アフリカ) |
ミサイル攻撃 |
薬品化学工場を「テロリストによる神経ガス製造工場」と一方にみなし、ミサイルを撃ち込む。スーダン政府の抗議を無視。 |
1998 |
アフガニスタン(西アジア) |
ミサイル攻撃 |
タンザニアとケニアの米大使館へのテロ攻撃の報復として、80年代にCIAが創設した反ソピエトゲリラ訓練所を「イスラム原理主義者の拠点」として攻撃。 |
1998〜現在 |
イラク(西アジア) |
空爆、ミサイル攻撃 |
国連査察団による「イラクは大量破壊兵器査察に非協力」との報告を受け、4日間にわたり激しい空爆。以後、南部を中心に断続的に空爆を続行。 |
1999 |
ユーゴスラビア (南ヨーロッパ) |
空爆、ミサイル攻撃 |
コソボからの撤退をしぶるセルビア軍に対し、NATOによる激しい空爆。NATO軍はその後コソボを占領。 |
2001 |
マケドニア(南ヨーロッパ) |
部隊派遣 |
NATO軍が派兵、アルバニアア系反乱勢力を武装解除。 |
2001〜現在 |
アフガニスタン/パキスタン/トルコ(西アジア) |
空爆、部隊派遣、海軍出動 |
9・11テロの報復として、イスラム原理主義組織「アルカイダ」を標的とし、アフガン全土で作戦を展開。北部同盟勢力とともにタリバーン政府を倒し、カルザイ新政権を樹立。なお「アルカイダ」掃討作戦を続行中。 |
2002〜現在 |
フィリピン(東南アジア) |
部隊派遣 |
ミンダナオ酉部、バシラン諸島で反政府ゲリラ「アブ・サヤフ」掃討作戦を展開中。 |
そして今
【イラク周辺に展開する米英軍】→
C ベトナム戦争・ベトナム反戦運動の基本文献(現在入手できるもののみ)
1. ガブリエル・コルコ『ベトナム戦争全史』陸井三郎監訳 社会思想社
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1.
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DVD
『殺すな!――日本の市民はアメリカのベトナム侵略とどう闘ったか?』(
以上)