260. イラク攻撃 反対の共同声明、記者会見で発表。12月13日(金)に集会とデモ (2002/11/29 掲載)

 小田実さんらが呼びかけていたイラク攻撃反対の共同声明が、11月28日夜、東京・四谷の聖イグナチオ教会での記者会見で発表されました。会見には、呼びかけ人のうち、大島孝一(キリスト者政治連盟委員長)、小田実(作家)、佐高信(評論家)、澤地久枝(作家)、鶴見俊輔(哲学者)、中山千夏(作家)、なだいなだ(作家・精神科医)、矢崎泰久(ジャーナリスト)、山口幸夫(原子力資料情報室共同代表・法政大学教授)の9人が出席 (呼びかけ人は、あと、日本キリスト教協議会の大津健一総幹事)、それぞれ、イラク攻撃に反対であることと、今行動が必要であることなどについて発言しました。
  記者会見には、朝日、毎日、読売、東京、共同通信などのほか、赤旗、社会新報の記者など約20名ほどのが出席しました。
 声明の全文は以下のとおりで、これには695人の人びとが署名しています。


  2002
911声明

  誰がどう考えても、

  アメリカがイラクを先制攻撃するのは間違っている。私たち、日本、世界の市民は反対する。

  アメリカは国連からの孤立も辞さないし、核による無差別殺戮の可能性さえ断言している。

  日本はアメリカともイラクとも友好関係を保つ国である。

  日本は、その立場で、一方的にアメリカのイラク攻撃に加担してはならない。

  日本は、両国の間で仲介の労を惜しまず、あらゆる戦争行為をやめさせるようにせよ。

 

 署名者の中には、上野千鶴子(東京大学教授)、永六輔(作家)、加藤周一(評論家)、鹿野政直(歴史学者)、鎌田慧(作家)、木下順二(劇作家)、倉本聡(脚本家)、子安宣邦(大阪大学名誉教授)、坂本龍一(音楽家)、ノーム・チョムスキー(言語学者・アメリカ合州国)、野坂昭如(作家)、野田正彰(精神病理学者・ノンフィクション作家)、灰谷健次郎(児童文学者)、早川和男(神戸大学名誉教授)、日高六郎(評論家)、黄ル暎(ファン・ソギョン、作家・韓国)福富節男(数学者)、武藤一羊(評論家)、吉岡忍(作家)、和田誠(イラストレーター)さんらが含まれています。署名者全員の氏名は、本「 ニュース」欄の No.252 をご覧ください。

12月13日(金)夜、渋谷でイラク攻撃反対の集会とデモ

 12月13日(金)の午後6時から、声明の呼びかけ人が主催して、東京・渋谷公会堂で集会を開き、その終了後、同会場前からのデモ行進を計画しており、多くの市民が参加するよう呼びかけられました。 

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