255. 12月8日(日)の「殺すな!」集会の超美麗な案内はがき完成。ぜひご利用を!(02/11/08 掲載)
この図を見てください。一月のち、太平洋戦争開戦の日、12月8日(日)に、ベ平連など、旧ベトナム反戦市民運動参加者の有志が準備している12月8日(日)の集会の案内はがきです。一昨日、旧ベ平連関係者約900名ほどの方がたに、カンパの訴えとともに、このはがきをお送りしました。発送作業に当たったメンバーもびっくりした4色印刷の「超美麗」なはがきです。宛名面の下には、それぞれの方のメッセージなどを書き込む余白もついています。ぜひ、お知り合いにこのはがきを出してください。よろしく!
なお、この発送に同封した「カンパのお願い」と「DVD『殺すな!』のご案内」の文も以下に採録します。
みなさま、お元気ですか。 お願いがあって、お手紙をさしあげます。 今年のはじめ、「ベ平連」などかつてのベトナム反戦市民運動の参加者が二回にわたってベトナムを訪問しました。ホーチミン市にある戦争証跡博物館に日本のベトナム反戦市民運動の資料を贈ることを目的とした訪問でした。集めた資料をもとに一本のDVDも作成してもっていきました。戦争が終わって二七年が経過しており、ベトナムはたくましく建設と経済発展の道を歩んでいました。しかし、枯れ葉剤の被害者の苦痛はなお悲惨であるようです。またベトナム戦後27年の世界の現実についても共通の憂いを私たちは語りあってきました。 日本は侵略戦争を反省することが弱いという正当な批判をうけています。しかし、その日本でさえ、戦争が終わって二七年目の一九七二年、中国国民に対して「戦争を通じて重大な損害を与えたことについての責任を感じ、深く反省する」ことを表明しました。しかし、アメリカはベトナム国民にそのような反省を表明するどころか、アフガニスタンにつづいて、今またイラクに対する戦争を国民の支持のもと準備しています。どうしてこういうことになってしまったのか、あらためて深く考えてみる必要があります。 そこで、私たちはイラクとの戦争が迫っているこの年の一二月八日(日)に、世代をこえて平和を願う人びとによびかけ、ベトナム戦争とそれに抵抗した運動の意味するものを今一度ふりかえり、そこからあらためて今日のアメリカの戦争とそれに抵抗する人びとの考え、姿勢、運動のかたちについて考える集まりをよびかけることにしました。 すでに別紙のようなプログラムがまとまり、準備がはじまっています。そこでお願いがあるのです。まず当日是非ご参加下さるようにお願いします。今から一二月八日の予定に入れておいてくださいますように。(遠隔地で、参加がご無理と思われる方にも、私たちの考えをお知らせする一つの情報として、このお便りをお送りしました。ご了承ください。) 同封の案内のはがきも多数、用意してあります。東京近辺のお知り合いの方をお誘いくださいますよう。ご連絡くだされば、はがきをお送りいたします。 そして、集会を開催するための資金の援助もお願いいたします。やっと見つけたホール(定員三百人)ですが、会場費だけで一五万円もします。宣伝のためのチラシ印刷や発送の費用、参加パネリストへの交通費、その他を計算しますと、入場カンパだけではかなりの赤字を覚悟しなければなりません。同封の振替用紙を利用していただき、カンパ(一口二千円)をお寄せいただけませんでしょうか。一口でも二口でも、多いほうが歓迎ですが、お力を添えてくださいますよう、お願いいたします。
二〇〇二年一〇月 |
カンパの送り先は、郵便振替口座 00120-7-83204 旧ベ平連運動基金 宛てです。よろしく。
12月8日の集会では、講演の始まる前、11時30分からDVD『殺すな!――日本の市民はアメリカのベトナム侵略とどう闘ったか』を上映します。これは、ベトナムの戦争証跡博物館を訪ねる各国からの多くの人びとに、日本のベトナム反戦運動の様子を知らせるために、昨年暮から今年の初めにかけて、特別に作成した54分のドキュメンタリ・フィルム(カラー、一部モノクロ)で、ナレーションは日本語、英語、ベトナム語の3つの言語で入っています。
ナレーションは、運動参加者有志の討論をもとに、作家の吉岡忍さんが苦労して執筆されたもので、日本語の朗読は山根基世さんです。映像は、日本のマスコミ各社やプロ写真家からの好意による無料提供のほか、運動参加者から寄せられた多くの写真などをもとに、編集プロの四位雅文さんが大変な努力をされて編集されたものです。もちろん、制作に協力した人びとは、すべて手弁当のボランティアでした。
ベトナムで初公開したときには、同国のグエン・チ・ビン副大統領をはじめ、ベトナム戦争のかつての戦士だった人たちが涙を浮かべながら画面を見つめていました。ベトナムの国営テレビでも、何度も放映されました。 ただ、残念ながら、マスコミ各社や、多くのプロ・カメラマンから無料で映像使用権を認めてもらうために、このDVDは、商業的に利用・販売はしないということが条件になっています。そのため、広く宣伝して頒布することができません。無料の上映なら差し支えないため、今回は、午後1時からの講演に先立って、午前11時半から行われるDVD上映だけをご覧になるのなら、参加費無料としてあります。少数の会合などで映したことは少しありましたが、このような形で一般に広く呼びかけて公開、上映するのは、今回が初めてです。まだご覧になっていらっしゃらない方は、この際、ぜひ、早めに会場へおいでくださって、この苦心の作をご覧くださいますよう、お誘いいたします。 また、皆さんのグループで、これをご利用になりたいというご希望があれば、ご相談ください。DVDの装置がない方には、日本語版だけですが、VHSビデオにダビングしたものもあります。 DVD『殺すな』製作者一同
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