213. 忍野パーティ2002春のとりあえずのご報告(02/05/23掲載)

 恒例の「忍野パーティ2002年春」は、5月25〜26日、いつものように山梨県忍草村の吉田和加子さん宅庭で開催されました。当日は晴天で、富士もくっきり、夜は満月が輝きました。今回は参加者が30名を超える盛会。新しいメンバーでは、QPさんの息子さんの大学生一作さんや佐伯昌平さんの娘さん理香さんなど、次世代組を含め、2〜3月のベトナム訪問団に加わった山田佐世子さん(千葉県)、三進交易の羽根田新平さん、新妻東一さんら。 それぞれの方から、ベトナムやベ平連とのかかわりについて、思いのこもった自己紹介などが行なわれました。(左の写真、右端が山田佐世子さん)

 ベトナムの戦争証跡博物館のヴァン副館長から贈られた甕入りのベトナムの酒(不思議なもので、液体は入っておらず、上から水を注ぎ、10分以上待つと酒になり、長い曲がった細竹のストローを何本も突き刺して、みんなで同時に飲む。飲んで減った分だけ水を足すと、全部がまた酒になるという説明つき。竹の突き刺し方の浅さ、深さで酒の濃さも味も違う。かなり甘い )や各種ワインを飲んだり、次々と運ばれる参加者手作りの料理に手を出しながら、あちこちで談論風発。(右の写真:甕のベトナムの酒を飲む 右から戸井十月、吉岡忍、吉川勇一、佐伯昌平、佐野彰治のみなさん 撮影=遠藤洋一)

 この日、戦争証跡博物館に贈った日本のベトナム反戦運動の記録『殺すな』の最終改訂版がぎりぎりに完成し、 制作に当たった四位雅文さん(やはり忍野には初参加)が出来立ての版をもって駆けつけ、参加者に2回披露されました。最初の版より映像が整理され、完成度は完璧、見る人びとに強い感動を与えました。DVDはこれからやっと量産にかかり、制作のために資料を提供された方など協力者に送られることになります。

 そのほか、今年に入ってからの2回にわたるベトナム訪問について、東一邦さん、QPさん、吉川勇一さんから報告され、四位さんからは、苦労の多かったDVD作製にあたって考えていたことなどが紹介されました。(左の写真、右、四位雅文さん、左、戸井十月さん)

 庭の中央で燃え上がる大きな焚き火を囲む話の途中で「ちゃちゃ」が入ったり、反論があったり、いい雰囲気の中で、忍野パーティは深夜まで続きました。(右の写真、報告する東一邦さん)

 戦争証跡博物館から提案されている日本でのベトナムの児童画展開催についても相談され、これから、その実現のための努力が始まることになります。この件については、具体的なことが進展したらご報告いたします。

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