205. 第2次訪越団 についてのベトナム側報道(その1)(02/05/06掲載)

(1)ベトナム労働党機関紙『Nhan Dan(ニャンザン)』

ベトナムと日本の友好活動

 4月27日午後、ハノイ市「友好の家」でベトナム友好組織連合会会長ヴー・スアン・ホン氏は・べ平連(ベトナムに平和を!市民連合)運動の代表 K.陽太郎氏、Y.幸夫氏、N,和子女史、S.良江女史の4名(訳注)に友好連合会最高の賞である“諸民族間の平和友好”のメダルを贈呈した。以上の4名はアメリカのベトナム戦争に反対する運動で非常に積極的に活動し、日本とベトナム両国の友好団結の活動に優れた実績をあげた。
 べ平連は、アメリカのベトナム戦争に反対するため著名な小説家小田実氏の指導で65年から74年まで活動した日本人民の運動である。べ平連運動のリーダーと活動的メンバーは、ベトナム友好組織連合会の招待で小田実氏を団長とする19名が4月26日から5月2日までベトナムを訪問する。同団の訪問目的は、ベトナムの状況を視察し、現在の世界と地域の平和運動について意見交換し、21世紀の最初の年に平和のための協力活動について相談することにある。

(訳注)この記事は、姓と名とを間違えてこう記した。正しくは、「 小中陽太郎氏、山口幸夫氏、中西和子氏、坂元良江氏の4名」

(2)ベトナム労働党機関紙『Nhan Dan(ニャンザン)』 の英文ホームページ、4月29日

日本の平和活動家、メダルを受賞

 日本の「ベトナムに平和を( ベ平連)」運動の4人の活動家が、4月27日ハノイ市で行なわれた式典で、ベトナム友好団体連合会(VUFO)の最高の賞である“諸民族間の平和友好”のメダルを 受賞した。
 受賞者は、小中陽太郎、山口幸夫、中西和子、坂元の4氏で、これらの人びとは、世界のこの地域での平和運動の状況についての意見交換と、21世紀初頭における共同の行動の方法を議論するため、現在ベトナムを訪問中である。
 同式典で、VUFOのヴー・スアン・ホン会長は、ベトナムに対するアメリカの侵略に反対する運動をつくり出した日本の平和愛好人民を含む国際的な友人たちからの、 精魂を傾けた支持と援助を、ベトナム人民は決して忘れることはない、と語った。(VNA)

(3)『Viet Nam News』(国営英文日刊紙)4月30日号 (右の図の右側、上から二つめの記事)

日本の平和活動家たち、ベトナムとの連帯強化を求める

(ハノイ発)日本の「ベトナムに平和を」運動の活動家たちは、ベトナム人民との友好と連帯をさらに強化しようとしている、と昨日、グエン・チ・ビン副主席が語った。
 このことは世界の平和と安定、発展を目指す闘いを利することだろう、と副主席はベ平連運動の代表、小田実氏に語った。
 ビン女史は、アメリカによる戦争の期間に、「ベトナムに平和を」運動がベトナムを支持したことについて、同運動に感謝した。
 小田氏は、今回の訪問が、南ベトナム解放・国の統一の27周年記念日に出来たことは喜ばしい、と語り、日本とベトナムの人民の間で緒友好の絆が今後さらに発展することを望んでいるとのべた。(VNS)

(4)『SAIGON』(ベトナム語日刊紙)5月1日号 (左の図の左端上部の記事)

  ベトナム語なので、翻訳を依頼するまでの間、原文を以下に掲げておきます。

 

 

 



(5)『ベトナム国営テレビ』

 ベトナムの国営テレビの「VTV1」チャンネルは、4月30日午後11時からの全国向けニュース番組の中で、ベ平連の活動記録と同代表団のベトナム訪問について約10分間の特集番組を放映した。また、翌5月1日午後2時からも、その継続ニュースを放映した。
 また、4月末には、前回の訪越団が戦争証跡博物館に寄贈した日本のベトナム反戦市民運動の記録『殺すな』のDVD(57分)を2回にわたって全国に放映した。


 

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