188. 福島菊次郎さんの写真展「福島菊次郎の世界」のご案内(02/01/24掲載)
ベ平連をはじめ、60年代以降の反戦運動や、三里塚、自衛隊などの写真を撮り続けてこられた写真家、福島菊次郎さんの写真展が以下のように開かれます。山口県にあった資料館は、福島さんの老齢のためもあって閉鎖になりました。福島さん からは、「今回は最後の貸し出し展で、久しぶりに上京します」とお便りをいただきました。ご参加を。
福島菊次郎の世界 ――報道写真家がひとり見届けた戦後――
2002年1月24日(木)−2月5日(火) |
案内のはがきより 福島菊次郎氏は1921年山口県下松市生まれで今年80才。1960年よりプロの報道写真家としてあらゆる現場に飛び、原爆、国家、軍隊、学生運動、公害などをテーマに、反権力の視点から、カメラを通してひとり日本の戦後と対峙してきました。発表された写真は、中央公論、文芸春秋、朝日ジャーナルなどの総合雑誌を中心に3,300点にもおよびます。
一方で、若い頃に修得した技術を生かして、さまざまな生き物たちをモチーフにした独創的な彫金作品を生み出し、その精緻でユニークな形は、日本のみならず、ヨーロッパでも高い評価を受けています。
気骨の写真と練達の彫金でたどる福島菊次郎氏の世界へ、どうぞ足をお運びください。