153吉岡の『わが心の旅』

153.　吉岡忍さん出演の『わが心の旅』（ＮＨＫ，ＢＳ放送）、10月に放映予定　　（01/09/04掲載）

　今春以来、撮影がつづけられていた吉岡忍さんの『わが心の旅』の放映日程がきまりました。10月7日（日）午後10時から、ＮＨＫのＢＳ第2（11チャンネル）です。（「ニュース」 No.159 で訂正しましたが、放映日はその後、10月17日に変更になっています。）

　いずれ、この件については詳しくご紹介する予定ですが、とりあえず、この番組内容として製作プロダクション側が現在用意している紹介文（この文には、脱走兵の数など、誤りが多くあり、感心しませんが）を以下に転載しておきます。　　


	『ノンフィクション作家・吉岡忍さん。ベトナム戦争当時１９歳だった彼は「ベトナムに平和を！市民連合（べ平連）」の活動に参加し、べ平連が支援した米脱走兵１６人中、12人の脱走に手を貸した。あれから３３年が経過し、彼らとの事を拠り所に作家活動を続けてきた吉岡さんは、脱走に成功し、今もなお脱走先のスウェーデンに暮らし続ける黒人脱走兵（テリー・ホイットモア）と脱走に失敗し、日本で逮捕されてしまった白人脱走兵（ジェラルド・メイヤーズ）に再会、そして唯一行方が分からない朝鮮戦争孤児の脱走兵（キム・ジンスー）の手がかりを求め、今回アメリカを訪れた。　吉岡さんは、脱走兵たちが歩んできた、それぞれの人生や当時の家族たちの思いに触れ、自分自身の作家としての原点を再確認する為に旅をする』

（注）　上記の文で、「べ平連が支援した米脱走兵１６人中」という数字がありますが、ベ平連とジャテックが支援した米脱走兵は16人どころではありません。数十人、いや、100人に近いかもしれません。また、「唯一行方が分からない朝鮮戦争孤児の脱走兵（キム・ジンスー）」も違います。支援した数十人のうち、現在の消息がわかっているのは十数人にすぎず、大部分はわかっておりません。