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「大泉市民の集い」の元メンバー、『ベトナム戦争とわたしたち』を刊行。(00/10/15)1968年から70年代前半に東京・練馬区を舞台に、朝霞の米軍野戦病院への反戦放送など、ユニークで活発な活動を展開していた「大泉市民の集い」が、1998年7月、創立30周年の記念の集まりを開いたことは、すでに、この「ニュース」欄の No.32 でお知らせしたが、このほど、この集まりに参加した旧「大泉市民の集い」のメンバーたちが寄稿した文集、『ベトナム戦争とわたしたち――大泉市民の集い 1968-1998-2000』が刊行された。B5版66ページの小冊子。
「発刊のことば」には、「本年は、ベトナムでのアメリカの敗北から二五周年にあたり、二〇世紀最後の年でもある。この文集に寄稿したすべての人が、一九九八年と二〇〇〇年という二つの年の間で感慨を文章にした。
この文集を手にしたベトナム戦争世代の人々がご自身とあの戦争の関わりについて思い起こすのに役立ててくださり、若い世代の皆さんが日本の戦争とともにこの戦争についても認識を育てて下さるのに活用して下されれば幸いです。」
とある。
文集には、このグループの中心メンバーだった和田春樹、清水知久、横田勲さんをはじめ、20人の人が原稿を寄せており、「旧ユーゴの戦争で見つけた『大泉市民の集い』」とか、「『戦争体験』としてのベトナム戦争」などが収められ、後半の第2部には、1998年8月に行われたベトナム訪問の日誌、感想などがまとめられている。このなかの、和田春樹さんの文章は、和田さんの了解を得て全文を「最近文献」の欄に掲載した。
申し込みは、東京都練馬区大泉学園町7-6-5 和田春樹方 「大泉市民の集い文集編集委員会」へ。電話は 03-3922-1219。定価は ¥700。 送料共で¥1,000。