「ホクリアニュース」5月24日

ハワイ/プロテクト・ケオプカ・オハナ発信

コナ裁判所のロナルド・イバラ裁判官は、昨日、新しい証拠が発見されたため、 ネイティブハワイアンの埋葬地復元に関しての審議を再開する事を決めた。 5月16日(木)、ホクリア開発業者(1250オーシャンサイド・パートナーズ)が、 ホクリア敷地内のコンテナに保管されていた遺骨の入った箱を発見した。 この発見は、開発地内で発見されたすべての遺骨は埋め戻さなければならないと した2001年8月1日の裁定に違反する。

プロテクト・ケオプカ・オハナ(原告)は、2001年12月、2002年1月 及び2月に審議を求め、遺骨がすべて戻されていないことを主張してきた。 昨日、1250オーシャンサイド・パートナーズは8月1日の裁判所の命令に明らかに 違反していることを認めた。

現在、裁判は、開発敷地内での埋葬地破壊と冒涜に関する審議中なので、この終了時に この件に関する審議を再開することをイバラ裁判官が決めた。
イバラ裁判官は、新しく発見された遺骨の埋葬をいつ行うかに関しては遺族と 一般の人たちが関心をよせているので、原告側が責任をもって埋葬するように できないかと訊ねた。原告側は弁護士と州埋葬地委員のカイ・マーケルと協議し 、ハワイ島埋葬委員会の次の定期会合で、すべての直系子孫と文化的子孫の前で この件を相談することに決めた。
委員会とマーケル氏の援助で、子孫たちが埋葬計画を立て、2002年7月8日 までに埋葬することになった。
その間、遺骨のはいった箱はホクリア敷地内の「ハレ・イビ」という所に24時間 警備で保管され、その場所の鍵はマーケル氏が唯一保持するとした。 プロテクト・ケオプカ・オハナ代表のジム・メデイロスは、「この遺骨がやっと 陽の目を見ることができて喜んでいます、私たちが願っていることは祖先たちが安らかに 眠ることです。この遺骨が持ち去られ、発見されたこと自体とんでもないことで すが、安眠できる場所にふたたび戻すことでいくらかの償いができると思います。 開発業者に対しては裁判所で適切な時に適切なかたちで対応します」と語った。

以上

2002年5月29日
ハーモニクスライフセンター


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最終更新 2002/06/11