リズミカルなダリット(カースト最下層)の踊りが繰り広げられる。身体に色を塗った先住民の踊りが長々と続く。2004年1月、インドのムンバイで行われた世界社会フォーラムは、こうした踊り、デモ、演劇なども交え、6日間に渡って数々の論議を重ねた。参加者は130以上の国から10万人になり、分科会などの数は1200にのぼった。
多国籍企業主導によるグローバリゼーションは、北の金持ちをますます豊かにし、南の貧乏な人々をより貧しくする。水、共有地、種子、臓器、あらゆるものが売りものになっていく。世界社会フォーラムは、こうしたグローバル化を拒否し、もう一つの世界をめざすものだ。
開会式ではムンバイの花といわれたインドの女性作家、アルンダティ・ロイがイラク・レジスタンスをアピールし、英国労働党の国会議員、ジェレミー・コーエンが北と南、東と西の民衆連帯による新しい世界のありようを熱く説いた。
このビデオは、日本の主要メディアのほとんどが無視したこのフォーラムの会場で、さまざまなパフォーマンスを追いながら、アジアの女性労働者の実情、新自由主義の影響などの論議を記録したものだ。
ここには、まだ混沌としながらも新しい世界をめざす真摯な議論がある。地球の大多数を占める途上国の人々の切実な声がある。
カラー 28分
撮影 小山 帥人
協力 ATTAC、APWSL
制作 自由メディア工房
2004年4月制作
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