APFSでは2月1日(日)を皮切りに、在留特別許可を求める17の非正規滞在の外国人家族と共に「100日間行動」(100 days action)を行っています。4月3日(金)には、「日本で学びたい。日本で暮らしたい。」をスローガンに、17家族を中心とした当事者とその支援者、約70名で銀座・有楽町の街をパレードしました。
パレードでは、子どもたちが日本で学び、成長していきたいこと、またその親達が日本で子どもたちを育てていきたいと願っていることが繰り返しアピールされました。40名弱の子どもたちがパレードに参加したことに意義があったと思います。子どもたちは、「日本で叶えたい夢」をプラカードに書いてきてくれました。「電車の運転士」「警察官」「カーレーサー」「先生」と、彼/彼女たちは日本で叶えたい夢を明確に持っており、堂々とプラカードを持ってパレードの先頭を歩く姿は街の人たちの目を一際ひいていました。また、親たちもギターの音色に合わせて「This
Land Is-」やAPFSのテーマソングを口ずさんだりしながら、思い思いに街中でアピールを行いました。
パレードの後は全員で法務省に出向き、スタッフ3名が代表して、仮放免の更新の継続と在留特別許可の再度慎重な審査を求める要望書を法務省に直接渡し、無事行動が終わりました。
当事者自身が、自ら声をあげ、日本の人たちに在留を認めてほしい旨を訴えることが重要であると考え、今回のパレードを企画しました。以前は問題を人任せにしてしまったり、恥ずかしがって何も言えなかった人が、今回のパレードでは問題を自らのものとして捉え、周りに発信をするようになっていました。
「日本で叶えたい夢」として、小学生2年の男の子が「家族と日本で暮らしたい」とプラカードに書いてきていたのが強く印象に残っています。このように小さい年齢でも、すでに非正規滞在の意味を理解していることがうかがわれます。そして、職業より何よりも、「家族と日本で暮らすこと」をこの子どもは訴えているのです。
100日間行動は、6月頭まで続きます。今後もご支援の程よろしくお願いします す。
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